【お題:深煎り入学式】じっくり入学式
入学式というものは、人生で何度か訪れるが、ある国では一風変わった入学式をやる学校があるらしい。
『延々小学校』という所で、六年間無料で通えるためか、毎年多くの子供達がこの学校に入学する。
子供達はこれから起こる学生生活に期待と不安を抱かせながら入学式を迎える。
普通だったら、校長先生の挨拶や生徒などの代表の言葉とか、お偉い人のおめでたい言葉などを述べ、大体1、2時間ぐらいで終わるのが一般的だ。
だが、ここの小学校は違う。
入学式が死ぬほど長いのだ。
どれくらい長いかと言うと、小学六年生になるまで行う。
当然式典なので授業はない。
ひたすら校長先生の話を聞くのみ。
ただし、帰宅はできる。
家に帰って、ご飯を食べて、寝て起きて、学校に向かい、校長先生の話を朝から放課後になるまで聞くのだ。
ちなみに入学式が終わると即卒業式が行われる。
これも六年間で、今度は教頭先生の話を聞かされるとの事。
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