【お題:隔週警察】特殊生物『ウィザー』
警察の働き方が見直されて、一週間働いたら翌週は休まないといけない決まりになった。
それにより充分に見廻りや事件を扱えない所が出てきた。
そこで警視庁は警官が不足している交番や署に『ウィザー』という特殊生物を派遣する事にした。
『ウィザー』とは、見た目は青と橙色のアメーバ状の生物で、悪事を働いている者の臭いを嗅ぎ取り、ネバネバした体液を放って相手を仕留めて食べるのだそう。
この前代未聞の生物に世間は不安の声を上げていたが、今までの比にならないくらい犯罪件数が下がった事で、彼らを新たな警察官として受け入れた。
ウィザーの活躍は海外からも注目され、あらゆる国が特殊生物を作って犯罪者を取り締まっていった。
銃弾や地雷でも死なない彼らは戦地でも大活躍し、長年続いていた紛争や戦争が終わった。
そして、全ての犯罪と争いが無くなり、世界は平和になった。
彼らを開発した博士以外、人類はいなくなった。
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