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私は剥製になりたい。
私は剥製になりたい。
綺麗なままであなたの近くにいたい。そう思うのはワガママだろうか?
若さとは罪で、そして業だ。
こんなにも人を、私を狂わせるのだから。
愛とは何だろうか。
嫌なところも受け入れられることだと言うけれど、それが正しいかどうかなんて結局当人たちの問題でしかない。
私にとって愛とは、「美しいままでいようと努めよう」と居続けられることだと思う。
だからこそ、このまま衰え醜くなっていく自分が怖いのだ。自分本位過ぎるだろうか?こんな私のことをあなたは認めてくれるだろうか?
言葉を紡ぎ出すことへの躊躇いが続いている。自分の中にある、自分自身でも形容しがたい感情を他者に掴まれるのが嫌なのだ。
私は常に美しくありたい。今この瞬間の綺麗な自分でいたい。流れゆく日々は残酷だ。細胞が、知能が、感情が衰えるのを感じてしまう。
死んでしまいたいわけじゃない。あなたのそばに居たいのだ。綺麗なままで、美しいままで。
あなたがよく言う「そのままのあなたがいちばん綺麗」だとか、本心かどうかなんて分からないから。それを信じられない自分のことが嫌になる。
嫌、嫌、嫌。
全て望めないのなら、せめて綺麗なまま、壊さないまま私を愛していて欲しい。外側だけでいいから。
私は剥製になりたい。
綺麗なままあなたと寄り添っていたい。
この気持ちは愛だと信じていたい。