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邦楽と悪魔の契約

こんにちは、紗月皐です。
「紗月皐の遠回し・主観評論」第3回です。

今回もテーマ自体は仰々しい感じですがゆるっといきます。
そうです、以前から巷で言われている「カノン進行を用いると一発屋になる」的なあれです。
今回取り上げるのはカノン進行ではなくそう、Just the Two of Us進行、いわゆる丸サ進行です。
昨今楽曲解説などで度々挙げられるので、音楽が好きな人は聞き馴染みがあるのではないでしょうか。今回は主観評論ですので、あくまで私視点からのお話になります。

さてそんな丸サ進行ですが、最近マジでめちゃくちゃ使われてますよね、マジで。2回言っちゃう。たまたまちらっと聴いた曲にも使われていてタイトル分からへん、みたいなことが多いので名前は出しません。多分調べていただいたらすぐ出てくると思います…。すみません…。

私自身音楽活動をおこなっている者として、

・丸サ進行
・四つ打ちダンス系サウンド
・電子アプローチ(シンセサウンド等)多用のアップテンポトラック
・アニメMV
・歌い手系女性ボーカル

の要素があるとバズりやがるな、と思っています。あくまで偏見です。

そんな私も、あくまで歌謡的・バンドサウンド的アプローチのアレンジイメージではありますが、丸サ進行を用いた楽曲を制作しました。一応リンク貼り付けようかな。

軽い気持ちで使ってみたのですが、まあ聴きやすいことこの上ない!
私の作る曲は得てしてメロディラインが取りにくい(致命的弱点やん)ものが多めなのですが、この曲はスッと入ってくる感じがあります。あくまで個人的な感想ですが。
名前は伏せますが、元々この曲を作るときにリスペクトしたバンドがありまして、それがまさにイメージ通り。天才かと思った、本当に。

とまあ作曲初心者時代の作品かつなかなか納得しない私でも素直に聴けるサウンドができるあたり本当に万能なんだなと感じてしまいます。マジで主観的すぎるな。

話は少し脇道に逸れますが、私がいわゆる邦ロックを最も聴き漁っていた高校時代は四つ打ちダンスロックが大バズりしていました。本当にメジャーシーンのバンドみんな四つ打ちやってた。ズタズタしてた。
これは大体10年くらい前の話なのですが、シーンにおけるブームの変化と不変的な部分が感じられて面白いですね。ボーカロイドが大衆にかなり認知されたことなども要因の一つなのかな、と勝手に考えています。ハチ・wowakaは偉大。敬称略失礼。

コロナ前後でアニメMVの頻出度も上がってますよね。面白いや。

そろそろ本題に戻りましょうか。
結局何が言いたいの?という話なんですが、バズりを想定できてしまう世の中が怖いのです。だから悪魔の契約というワードを用いました。
世の中は大SNS社会、ことサブカルチャーにおいてはSNSプロモーションの成功がその後を大きく左右するわけで、私が勝手に落胆したくないのです。

丸サ使ってアニメMVダンスポップチューン書いたら売れると思ってるやろ、筆者よ、お前に言うてんねん。
あくまでバズる(もちろん絶対的でも簡単な話でもないが)ためのツール、とっかかりとして用いることはもちろん得策だと思います。ただ仮にそれで成功し、その後ボロボロになりそうな未来は余裕をもって回避したいので、この甘すぎる誘惑に負けないように日々難解なメロディを書き続けよう。

そう思う今日この頃でした。

リンク先からSoundCloud音源聴いてね。大胆なセルフマーケティングでした。それでは!

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