
無印良品にありがちな落とし穴!自分はどんな効果を得たくて物を買うのか
無印良品の日用品を使うと、グレードアップしたような気がしませんか?
僕も、いつもは100円ショップで買っているような日用品を、あえて無印良品で買うことがあります。
そうした方が、品質や素材が良い気がして。
しかし、気づきました。
僕が無印良品を手にするのは、「品質や素材の良さ」ではありません。
「無印良品の良さが分からないと、良いものが分からない人である」という、謎の思い込みからでした。
呪縛というか、先入観というか。
テレビ番組の『芸能人格付けチェック』みたいに、「良い悪いが分かる人」をよそおいたいのかもしれません。
まあ、どんな日用品を使おうとも、僕は1人暮らしで、別に誰に見せるわけでもないのですが(笑)
とりあえず、なぜ「無印良品の良さが分からないと、良いものが分からない人である」の呪縛に気づいたかというと、無印良品の「綿100%のボディタオル」からです。
使用感に不満を感じているにもかかわらず、「これが良いものなんだから」と自分に言い聞かせていて。
結果的に、「安いナイロン100%のボディタオル」に買い替えることになるのですが...
おかげさまで、「自分が求めていることを大切にすること」につながったので、良い学びになりました。
今回は、そんな無印良品のボディタオルからの、素朴な気づきです。
無印良品のボディタオルでは体を洗った気がしなかった

購入したのは無印良品の「綿パイル ボディタオル」です。
素材:綿100%
サイズ:18 × 90 cm
価格:690円(税込み)
いつもなら、100円ショップやホームセンターで、安いナイロン100%のボディタオルを購入しています。
ですが今回は
「無印良品のを選べば、今までのよりパワーアップして、体を洗うのも快適になるでしょ」と思って。
「690円、高っ!」
まあでも、その分だけ品質が良いってことだよね。

そんな期待をこめつつ、いざ使ってみると、おどろき!
体を洗った気がしないではありませんか。
なんというか、ゴシゴシ感が無いのです。
「ホテルに宿泊したときの、添え付けの綿タオルで体を洗っている感覚」を思い出しました。
1日の汚れが落ち、スッキリした感覚を得られず、個人的に不完全燃焼です。
ボディーソープの泡立ちも、なんだか微妙に泡立ちません。
でも、買い換えることがなく、2週間ほど使い続けました。
今まで使用してきたボディタオルと比べると、値段もかなり高かったこともあるかもしれません。
「これが良いものなんだから、この良さを分からなければ」
「良さが分かる自分でありたい」
そんな思いが芽生えて、
「この優しい洗い心地が、肌にとってはいいんでしょ」と、自分に言い聞かせていたのです。
安いゴシゴシタオルに買い換えたら快適すぎた
「やっぱ、ゴシゴシしたい!」
僕は子どもの頃からずーっと、お風呂で体を洗うタオルのことを「ボディタオル」ではなく、「ゴシゴシタオル」と呼んでいました。
使い心地に納得しないまま使用していましたが、いよいよ買い換えることを決意。
無印良品と比べると、ずいぶんと安いナイロン100%のものを購入。

使ってみると、もう最高。
コレ!これを求めていたんだよ〜って言わんばかりに、「体を洗っている感」に包み込まれます。
爽快、快適です。
泡立ちもすばらしい。
「自分が求めていることが何なのか」が見つかれば良い
結局のところ、「自分が求めていることは何か」によって価値は変わるもので、物自体に良いも悪いもない。
たとえば、「みんなが良いと言っている映画を見たい」という欲求なら、みんなが良いと言っている映画が正解になる。
「良い映画で感動したい」という欲求を満たすために、「みんなが見た映画を見る」のは、「みんなが良いというなら、自分にとってもヒットするかも」という確率に賭けること。
自分が「無印良品の良さが分からないと、良いものが分からない人である」という呪縛を信じていた理由は、自分にとってもヒットする可能性を上げるため。
使用してみて、結果的に「自分の求めていることが何なのか」が見つかれば、それでOKだなと感じました。
みなさんは、どう思いますでしょうか?
また、商品レビューや、口コミの内容を、どれほど取り入れていますか?
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
