【要約】マンガ企画室真子のマーケティング入門のあらすじ【読んだ感想】
マーケティングを勉強したほうが良いって、どこそこで聞きますよね。
マーケティングってなんだか気になるけど、難しそうな本ばかりで読むのめんどくさいです。
マンガでサクッとマーケティングって何なのかを理解できる本が「マンガ企画室真子のマーケティング入門」です。
「マンガ企画室真子のマーケティング入門」は、2019年発行。
著者は、マーケティングコンサルティング会社ストラテジー&タクティクス社、代表取締役社長の佐藤義典さん。
本書は「マーケティング入門」をテーマにした本で、読めばビジネスの理解を後押ししてくれます。
この記事は、そんな「マンガ企画室真子のマーケティング入門」のあらすじと読んだ感想です。
ドリルを売るには穴を売れ!」のマンガ版です。
「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる。」と同じ内容です。
著者:佐藤義典
マンガ:汐田まくら
要約:マンガ企画室真子のマーケティング入門のあらすじ
潰れかけのイタリアンレストランの存続をかけて、主人公のうれたまちゃんはマーケティングを学びます。
うれたまちゃんが、レストランの経営を立て直していく物語です。
ベネフィットとは?
・お客様にとっての価値、嬉しさ、店に来る理由、ニーズのこと。
・ベネフィットは利用場面「使い方」を見ればわかる。
顧客ターゲットを1人に絞る
2つを狙うとどっちにも刺さらない。
・同じ20代でも価値、使い方は分かれる。
・1人の個別具体的なニーズから出発して、同じニーズを持つ人をくくる。
・お客様を絞るからこそ刺さる。
強みや差別化を明確にする
強みや差別化は、3パターン。
商品軸
・味、店の雰囲気や内装、トータルな高品質。
・富裕層狙いで客単価を上げて客数はあきらめる。
密着軸
・個別ニーズに合った気の利いた対応
・お客様の顔を覚えてリピーターになってもらう。客単価はまずまず。
手軽軸
・チェーン店。早い安い便利。
・一般客狙いで客単価を下げ客数を増やす。
差別化とは競合より高い「価値」すなわち「嬉しさ」を提供する、「嬉しさの競争」
たとえばアンケートで「他店じゃなく、この店に来る理由は?」って質問は、魔法の質問です。
経営を立て直すために考えた企画書
真子が実際にかんがえた企画がこちらです。
ベネフィット:元気になってもらう
・20代後半の有職女性:騒いで盛り上がり、仕事の悩みを忘れて元気に
・近隣マダム:友人と来て思う存分話をして、家事の愛馬の気分転換。
ターゲット:リピーター・ファン作り
・ランチ:20代後半の有職女性
・午後:近隣マダム
・ディナー:20代後半の有職女性グループ
強み・差別化:密着軸
・スタッフの明るくて陽気な対応
・居心地のいい空間、盛り上がれる雰囲気
・みんなで盛り上がれる楽しいメニュー
現実に落とし込む4つのP
企画書の内容を、実際の現実に落とし込むのが4つのP
この4つにすべて一貫性があって、はじめてお客様に「刺さる」
・売り物:Product
・売り方:Promotion
・売り場:Place
・売り値:Price
「想い」という一貫性の芯が企画を明確にする
企画の核になった「想い」
・「想い」がわかった瞬間に一貫性が出る。
・芯が通ってズレない、ブレない。
・お客様に「刺さる」。
「マンガ企画室真子のマーケティング入門」を読んだ感想
うれたまちゃんが可愛い
出典:マンガ企画室真子のマーケティング入門138Pより
うれたまちゃん(売多真子)がまっすぐに頑張ってて、しかも可愛い。
5年後の姿もチラッと出て、さいごは感動してウルっときました。
登場人物がみんな良い人だらけ
出典:マンガ企画室真子のマーケティング入門166Pより
うれたまちゃんの抜けていた穴を補ってくれる室長。
もしかしたら、真子が室長に惚れてしまうパターンもありえるんじゃね?って思うくらい。
室長、やりおる~。
社長もダンディでかっこよいです。
日本の社長って、えちごやみたいなイメージありませんか?
この物語で出てくる社長は、かっこよくてアメリカにいそうな社長。
最初はむちゃぶりするヒドイ社長かと思ったけど、めっちゃ良い人でした。
印象に残った名言
「知ってる」ことと「できる」ことは全く別
出典:マンガ企画室真子のマーケティング入門133Pより
うれたまちゃんがマーケティングの先生に指摘されたときの言葉です。
マーケティング意外のことでもあてはまる言葉で、普段わすれがちなことでハッとしました。
まとめ:マンガ企画室真子のマーケティング入門
経営の企画方針の作り方
・お客様の利用している「使い方」を見て「嬉しさ」を研究する。
・お客様にどうなって貰いたいかという「想い」を決める。
・顧客ターゲットを1人に絞る
・他店じゃなく、この店に来る理由を作る。
・「想い」がブレないように、売り方や売り物を決める。
以上。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
「マンガ企画室真子のマーケティング入門」を読むとあなたも、うれたまワールドに引き込まれると思います。
マンガでサクッと読めますので気になったら、じっさいに読んでみてください。
それでは、またー