多様な愛の表現に思考が拓く「ルーヴル美術館展 愛を描く」へ行った感想
えっ、それも愛の形なの?
人によって考え方はさまざまで、時にはギョッとするような考え方と出くわすことはないでしょうか。
先日、国立新美術館で開催されている『ルーヴル美術館展 愛を描く』を見に行きました。
そこで、愛にはさまざまな多様性があり、自分では思いもよらない欲求について、考えさせられました。
「愛は自分には関係ない」と思っている自分にも、得られるものがあったので、気になった方は『ルーヴル美術館展 愛を描く』を訪れてみてください。
ジャン=ブルーノ・ガッシーの《ディアナとエンデュミオン》
たとえば、《ディアナとエンデュミオン》という作品が展示されていました。
月と狩りの女神「ディアナ」が、美少年の羊飼い「エンデュミオン」への愛を表現している絵です。
神であるディアナと違って、人間のエンデュミオンは歳をとります。
エンデュミオンにずっと美しいままでいて欲しいディアナは、彼を永遠の眠りにつかせてしまいます。
そして、眠ったまま不変の美しさを保つ彼の元へ、夜な夜な寄り添うのです。
『ルーヴル美術館展 愛を描く』に行ってみよう
おとぎ話とはいえ、「美しいままでいてくれるなら、ずっと眠ったままでも構わない」という発想は、自分にはありませんでした。
あなたはどうでしょうか?
『ルーヴル美術館展 愛を描く』は東京では、2023年6月13日(火)まで。
2023年6月27日(火)からは京都で開催予定とのことです。
何百年も前から、さまざまな愛の形はあったのだなと、僕は絵を通して感じるきっかけになりました。
あなたもぜひ、気になったら足を運んでみてください。
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