【要約】新しい文章力の教室。文章力を上げる神本
・文章を思い通りスラスラ書けるようになりたい。
・言いたいことはあるのにうまく伝えられない。
・言い回しに悩んでなかなか書き終わらない。
書ける人が自然に身に付けている基本は何なのか、不思議ですよね。
そんな疑問を解決してくれる本「新しい文章力の教室」は、2015年発行。
著者はコミックナタリー初代編集長で、株式会社ナターシャ取締役の唐木元さんです。
この本を読むと毎月3,000本以上の記事を配信する、ニュース工場「ナタリー」の実績方法が得られます。
そんな「新しい文章力の教室」をわかりやすく要約します。
「新しい文章力の教室」の要約
文章を書く前に設計書を作る
悩まず書くために文章をプラモデル化して、使い方、組み立て順を決める。
・まずは書きたい話題を箇条書きで。
・箇条書きのパーツをどれくらい使うか。順番はどうするか決めていく。
パーツをどれから使うかの順番は、冒頭で結論が鉄則。
テーマをはっきり打ち出すために、テーマにあわない話題を切り捨てるときもある。
究極の目標「完読される文章」を目標に
改行やひらがなで黒い文章をほどよくグレーに、見た目の取っ付きやすくする。
文章のタイトルや書きだし順番
1.ヒト
2.コト
3.モノ
状況の順番
1.日付
2.会場
3.催し
事実をありのまま書く時も順番を並び替えて、見やすくを毎回忘れないように。
情報を並べて書くときに、レベルや概念を揃える。
たとえば
「私の好きな音楽ジャンルはロックやオルタナ、カートコバーンです。」
のようなジャンルとアーティスト、ごちゃ混ぜの文章を
「私の好きな音楽ジャンルはロックやオルタナ、グランジが好きです。
そして、アーティストはカートコバーンが好きです。」
という表現に、切り替えるというものです。
うっかりごちゃ混ぜで並べがちですよね。
削除する言葉
文章もダイエットして健康的な肉付きボディに。
連続したら削除するものは書いてる最中には見落としがちなので一呼吸おいて気を付けたい。
連続したら削除するもの
・では
・~して
・ので
特に「ので」の連続を削除。
文中で文の読み方について誘導したり補足説明したりする言葉(メタ言及)も削除します。
・周知のとおり
・ここで重要なのは
・私の知る限りでは
・繰り返しになるが
を削除。
全情報を羅列するか濁し言葉を削る。
・など
・といった
・ほか
・ら
文章ごと削除するものも
逆接でない「が」で終わる文章
たとえば
「ここ最近は自炊で家ご飯が続いたが、今週末は久々の外食だ。」
という文章の場合、「が」以降の
「今週末は久々の外食だ。」
だけでも意味が通じることがある。
同じく
・恐縮ですが
・お手数ですが
もこれにあたる。
言い換えるもの
読み手に優しくを最優先、具体的な言葉で文章を構成していく習慣を付ける。
文末表現
文末はダブらず散らせるようにする。
うっかり使ってしまうものを削除して言い換える
・あれ
・これ
伝聞表現は削除して、言い切る
・~とのこと
・~らしい
かっこや記号も削除して言い換える
・強調での【】や!
音読と読み返して修正
読者の負担を取り除いて、もっと伝わる丁寧な文章へ。
声に出して発音しずらいところや、息がつづかないところをチェック。
読み返してチェック
・「その企画は〇〇な企画です」という表現していないか
・「たり」は省略せずにセットで使っているか
・主語や時間表現の使い方
まとめ:「新しい文章力の教室」
ぼくは「新しい文章力の教室」を読んで、削除できる言葉や文章ばかり使っていることに気づきました。
あなたも削除できる言葉は見つかりましたか?
もっと詳しく知りたいときには、ぜひ実際に読んでみて下さい。
定期的に読み返して体に染み込ませたいバイブル本になるでしょう。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございます。
それでは、またー