【"ソフトバンク様 X IBM" 対談】わずか3ヶ月で "あのデモ"を作成した秘策に迫る
先日、入室者のiPhone画像から、AIが自動で「ヘルメットとマスクを両方つけているか」を確認するソフトバンク様の事例をご案内させていただきましたが、ご覧になっていただけましたでしょうか?
まだご覧いただけていない場合は、ぜひこちら↓からバックナンバーをご一読ください。
さて、本日は、この画像識別デモを"わずか3ヶ月"で完成させた IBMのGarageサービスについてソフトバンク様にお伺いしたいと思います。
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(IBM: 以下、「I」と略記)
「本日はありがとうございます。
今回のデモ作成にあたっては、漠然とした課題やちょっとしたアイデアを短時間に実装する、GarageのMVP(Minimum Viable Product)の開発手法をご利用いただきました。
まずは、こちらのサービスをご検討いただくことになったきっかけについてお聞かせいただけますか?」
(ソフトバンク様: 以下「S」と略記)
「弊社では、お客様に最先端のテクノロジーを体験いただくデモ・センターをご用意しております。デモ・センターの展示の1つとして、"画像識別AIのアプリケーションを短期間で作成できないか"とIBM様にご相談したところ、Garageの提案をいただきました。ご提案内容と実施期間をおうかがいしたところ、やりたいことと期間がマッチしていたのでお願いすることにしました。」
(I)「ありがとうございます。実際にGarageをご利用いただいて、いかがでしたか?」
(S)「"画像識別AIをやりたい"という漠然とした要望から、どのようなユースケースにするのかのアイディア出しと絞り込みを一緒になってできたことと、出てきたアイディアを的確に実現できたことがとてもよかったと思います。」
「また、当初は画像識別データの「集約→見える化→分析」に重きをおいて開発をいただいておりましたが、やはり"顧客体験型である方がインパクトがある"ということと、"「5G」x「クラウド」の事例が欲しい"という統括部長の要望もあり、iPhoneを使ったリアルタイム識別の要件を追加させていただきました。
途中で要件を追加したにもかかわらず、短期間で満足のいくリアルタイムの画像識別AI・ダッシュボードを作成いただき、デモ・センター内でも『とてもわかりやすい』と評判になりました。」
(I)「Garageでは、動く物をベースに、現場の声を取り入れる事で少しずつ開発・改善を重ねる手法を活用しております。"完成品ができるまでどんなものになるか見えてこない"ではなく、"少し作って、動かしてみて、お客様のフィードバックをいただく"ということを繰り返す中で、お客様の側でも"本当に何がしたいのか"が見えてくるという面もあるのかもしれませんね。」
(S)「今回の開発にあたって、工夫された点・意識されていた点などはありますか?」
(I)「技術的な観点で言うと、リアルタイム性と精度を両立させるため、クライアント側とサーバー側の両方で画像識別を行うハイブリッドなAIシステムを実装しました。
また、開発にあたっては、実際にソフトバンク様の東京本社内のデモ・センター(EBC)の現場を訪問し、雰囲気やデモ・スタッフのオペレーションを考慮したUIを実装するようにいたしました。」
(S)「お陰様で東京のデモ・センターに設置したリアルタイムの画像識別AIの設備については大変好評で、同様の設備を大阪の「5Gラボ大阪」にも設置をさせていただきました。」
(I)「少しでも多くのお客様にデモをご体験いただけるのは、嬉しいですね。」
(I)「最後に、今回のGarageサービスですが、どういった状況の方にお勧めしたいですか?」
(S)「やりたいことは うっすらとは決まっているものの、具体的になっていないお客様 / 机上だけではなく、実際に動くものを作ることまでやりたいお客様にお勧めですね。」
(I)「ソフトバンク様、本日はありがとうございました。」
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いかがでしたでしょうか。
「Garageサービスの詳細について話を聞いてみたい」「自社で利用できる分野がないか相談してみたい」と思われた方は、下記の宛先までご連絡をお願いいたします。
日本アイ・ビー・エム株式会社 デジタル・センター事業部 : 能塚 麻代
E-mail:e34215@jp.ibm.com
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