読み切る作品と途中離脱してしまう作品の違いを考えてみた【私の場合】
絵を描くタイプの読専人間の個人的なフィーリングの話です。
あくまで私の場合はこうだよ、という事で
全読み手がこう思っているわけではないのでよろしくお願いします。
それと、念のため申し上げておくと途中離脱してしまうからダメな作品だ、という意図は全くないです。
本当は全部読みたいけどやむをえず離脱してしまう原因はこんなだよ~、というメモみたいな感じなので軽めにとらえてもらえると嬉しいです。
因みに読んでいる作品の傾向としてはこんな感じです。
・刊行物からネット小説まで色々
・ジャンルはホラー、ファンタジー、ミステリが多め
・はまってる作品の二次創作小説(毎晩布団に入ってからpixivで数作品読んで寝ます)
本題
読み切る作品と途中離脱してしまう作品の違い…
ざっくり言うと私の場合は物語の内容云々よりも、文章に違和感があるかどうかというところが大きいです。
(いや内容ももちろん大事ですが。)
違和感が無い・少ない作品は最後まで拝読、逆に違和感がもりもりの作品は途中離脱、という事が多いです。
(違和感という表現が最適なのかは疑問ですが、ここでは違和感とします)
よくある違和感TOP5
これらがあると急に現実に引き戻されて読み進めることが難しくなりがちです。
「1」の誤字脱字はよほど数が多くなければそんなに気にならないのですが「2~5」はほぼ即離脱してしまいます。
堪え性がないので…
それぞれの例や解説など
1,誤字脱字
例/ 誤:でた → 正:でした
文脈によっては一瞬「???」となったりする事があります。
「ゴミでた」「ゴミでした」とか。
2,言葉の誤用
例/ 誤:逆鱗に触れる(げきおこ) → 正:琴線に触れる(トゥンク…)
正誤逆の場合ももちろんあるのですが、場面描写と表現が一致していないと脳がバグりがちになります。例のように意味が逆の事が書かれていたりするとなおさら。
例えば、感動の場面で「逆鱗に触れた」と書かれていると「え?おこなの?」あれ、読み違えたかな?とか行抜かして読んじゃったかな?
と数回読み直して確認するので、物語からはじき出されてしまう感じがあります。
3,視点がコロコロ入れ替わる
読んでいてめちゃくちゃ混乱します。
今誰視点?いつ入れ替わった?など把握する方に意識を取られるので、物語を楽しむ段階に中々入りにくいです。
が、視点が切り替わるごとに「※○○視点」と書かれている場合は気にならない事が多いです。
4,無理してる感みたいなのが伝わってくる
説明がとても難しいのですが、文学小説風(?)の文体に無理してる感をよく感じます。
明らかに普段使っていないであろう表現や言い回しをしているのに、辞書引いてないんだなというのがわかってしまうといいますか…
(絵でいう「資料みて描いてない」に似ている気がする)
なぜなら意味は通じるかも知れないけど、その表現はその場合には合ってないんじゃないかな~
と気になってしまう点が沢山あるのです。
例えば「小春日和」って「穏やかで温かい日」という表現で使われることが多いと思うんですけど、「晩秋~初冬の、春のように穏やかで温かい日」ですよね。春じゃない。
なので「桜が舞い散る小春日和」といった風に春の日の事を書かれていると「わかるけど…わかるけども…!」(モヤァ)となります。
5,改行や行間(余白)、句読点がほとんど無い
読みづらさMAXです。
多分SSRウルトラハイスペック人間じゃないとどこまで読んだか分からなくなります。
ついでに、逆に何スクロールもするような行間開きすぎの場合も敬遠してしまいます。
終わりに
こんなこと書いておいてアレですが、お前の日本語と絵は完璧なの?と聞かれたら答えは「いいえ」なんですよね…
でも気になる…難しい…
これからも学習しますね…
こういうのって絵描きに置き換えてみたら
「デッサン狂ってますよ」
とか言われるのと同じようなものなのかな~と思っているので直接書き手の方にお伝えすることは無いのですが、
絵描きが「どういう絵がよく見てもらえるかな?」と気になるのと同様に小説書きの方も「どうしたら最後まで読まれるのか?」が気になるという事を最近知ったので「こういう読専もいるよ」というのを書いてみました。
もし何かちょっとでも参考になれば幸いです。