産土旅という旅①
産土神とは、その者が生まれた土地の守護神を指し、その者を生まれる前から死んだ後まで守護する神。
他所に移住しても一生を通じ守護してくれると信じられている。
と言われている。
このような信仰もあるらしい。
なので、私はずっと生まれた土地にある氏神社の神様が、私の産土神だと思っていた。
こちらの考えも間違いではないらしい。
私の友人に面白い人がいて、その人の産土がどの場所にあるのかを見ることができる人がいる。
先日、彼女に産土を見てもらった。
そうしたら、高崎にある「山間のある場所」が私の産土のエネルギーだということがわかった。
私の生まれた場所からは、かなり遠い。
彼女曰く(今迄の鑑定では)、通常生まれた場所からそんなに遠くないらしいが、私の場合、だいぶ離れたところにその場所はあった。
なぜそんなに遠いところから、私が生まれるのをサポートしていたのだろうか。
ふとした疑問もあった。
そのエネルギーは、山から切り出され、何かの役に立つ木を育てるものだとのこと。
「育てて送り出し、また育てる」
そんなイメージなのだそうだ。
さらには、その場所のエネルギーと近いのが榛名神社だとわかった。
林業の方が今でも参拝に訪れる神社なのだそうだ。
「同じ関東、行けなくもない」と思いながら、いつか行こうと思っていると、産土がわかってから2週間後、ひょんな流れで参拝しに行くことになった。
かつて、こんなに急に旅を決めたことはなかったが、これは「産土のお礼参りをするときが来た」ということなのかもしれないなと、重い腰をあげた。
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