駐在vs海外移住
フランスにいる日本人にもいろいろあったけど、色んな人たちがいる。
特別な資格を持っててフランスで働いている人、レストランやパン屋など飲食関係で働いている人、日本企業の駐在員とその家族、フランス人のパートナーといるためフランスに来た人。
で、ここで話したいのは、駐在でやって来た人たちと、現地で働く人もしくはフランス人パートナーの為に来た人の間には、なんとなく溝みたいなものを感じる。ちなみに私は駐在妻3年→そのまま海外移住一年目。
この溝を特に感じたのは3年くらい前にパリに用事で行った時。
うどん屋さんに夫と娘と一緒に行ったら、斜め前の席に日本人の女性とその娘さんがいて、その子がハーフな見た目だったので、フランス人の旦那さんがいるんだと思う。
んで、その娘さんが私たちのテーブルにめっちゃ来るわけですが、その女性は全く知らんぷり。
無視するわけにもいかず、その娘さんととお話しする私たち。
その女性は娘に注意することもなく、私達と関わりたく無いのかその人はずっとスマホ見ていました。まあその人がただやばい人なんかもしれないけど、もし私たちが日仏家庭だったらもしかしたら違ったのかもしれないと思ったのです。
日仏家庭はじめ、こっちに移住した人って基本的その人だけの力で生きていくけど、駐在ってかなり会社が色々カバーしてくれる。パリにいる駐在のご家庭は、病院も日本語使えるところ行くらしいし、やっぱり駐在員の家庭は現地の人から見たら、あいつらは金銭的にも精神的にも苦労していなくて良いよな、みたいに思う人もいるのかなーと。
ただ駐在員も格差があって、私たちはパリではなく地方の駐在。もちろん、駐在員時代にアパートの家賃や車の提供などカバーしてくれることはたくさんあってそこは本当に有り難かった。でも、病院は普通に自分たちでフランスの現地のところで行って、フランス語で対応するし、娘の学校も自分たちで探し、電話で見学予約→見学、申し込みまで私がやりました。さすがにビザ関連のことはフランス語以前にそもそもよくわからないからエージェントが入ってくれましたが、そのほかの日常に関しては自分たちでサバイバル😂
でも、世の中の方は、駐在員とその家族は色々恩恵受けているという認知があると思うので、周りから、「あなたは駐在員の家族だから、別に大してフランス語も話さなくて良いし、ただお家にいれば良いんだから楽よね」的な反応をされることもあります。また、手続き関係で苦労した話とかちょっと込み入った話?をする際に、夫に対して話して、そばにいる私がなんか言おうとすると、お前には話していない的な感じで発言被せてきてスルーされたり。(もしかしたらたまたま被っただけかもだが)え、駐在員の家族って相槌もうっちゃいけないんすか?🤪
一方で、日本にいる人たちから見ると、海外に住んでいるわけだから、現地の国の言葉話せて当たり前よね、もうフランス語ペラペラなんでしょ?的な感じで来られるわけ。
いやあ、、辛いよ、駐在に帯同する民は。
私は現在、夫が現地の契約に切り替えたため、海外移住になりもはや駐妻でもなくなりました。そして今の大学院卒業後の9月から現地就職予定ですが、現状を詳しく知らない人からは「駐妻さんは楽でしょ」的な発言をいまだに受けることがあります。言い返すほどのことでもないから、スルー。あと、SNS等で、駐妻さんはフランス語わからないでしょ的な感じで、聞いてもないのに、唐突にフランス語の知識?、フランス語ではこう言うんですよ、的なことを急に説明してくる人もいます。※もちろん親切心でアドバイスをくれる人もいるけど、私のあったケースは完全にフランスが始めたばかりの人をちょっと小馬鹿にした感じのものでした😅
まあこんな感じで駐在に帯同する民は、目の敵にされがち。でも帯同した人達にもそれぞれ色々な背景があるわけで。日本人同士で変な争いせずお互い助け合うことが重要なのではと思います🌱