サトシアイランド Denys氏(コアメンバーの一人)インタビュー by Marek Stiller (2022/07/27) 和訳
(00:18) Marek
はじめまして、今日はよろしくお願いします。
これは世界の果てのどこかにある本物の島で、サトシアイランドの暗号通貨で支払いができます。島の場所はバヌアツですね?オーストラリアとニュージーランドの近くです。
この島は何なのか、なぜバヌアツにしようと思ったのですか?
Denys
いい質問ですね。すべては自分にとって個人的に適切な場所、適切なタイミングでこうなったんです。私はいつもクリプトの分野で思想的リーダーたち、業界全体を助けるために何ができるか、一般への普及だけでなく、この業界を愛し、情熱を持つ人々自身を助けるための豊富なアイデアを持っている人たちに囲まれてきました。
私たちがよく話し合ったのは、経済がデジタル化され、その都市の物理的な資産がNFTで表された独自の都市があったらどんなに素晴らしいだろうということでした。それがこのアイデアの始まりです。このアイデアを単なる夢物語ではなく、実現するために必要なことを簡潔にまとめ、徐々にチームを編成し、あらゆる関係者と連絡を取り合い、実際に実現するために必要なすべての管轄区域を見極めることを始めました。
バヌアツは私たちが実際にアプローチした中で、どこよりもブロックチェーン技術を広く理解している、非常に興味深い管轄区域のひとつでした。彼らはまた、ブロックチェーン技術に好奇心を持っていました。ですからバヌアツへのアプローチは実はとても簡単で、最初から理にかなっていたのです。もちろん、バヌアツのプライベートアイランドを入手できたのは、運の要素もあったのですが。
しかし全体像としては、政府がブロックチェーン技術に好奇心を持っており、このトピックについて彼らと議論するのは非常に簡単なことだったのです。そして彼らの好奇心をさらに高め、サトシアイランドがバヌアツを地図に載せるようなメガプロジェクトになりうることを示しました。先ほどあなたが言ったようにバヌアツはあまり知られていない国ですが、私はオーストラリア出身で、私たちオーストラリア人にとっては一般的な観光地です。
バヌアツには美しいブルーホールや白砂のビーチがあり、一年中良い気候に恵まれています。しかし観光地としては、バヌアツはあまり多くの地域の人には知られていません。ですからバヌアツを地図に載せることは、ハイテクなクリプト産業の観点からだけでなく、素敵な人々に満ち溢れるこの国を助け、観光を通じて国の経済を助け、革新や技術などが好きな人々を惹きつけるという、私たちがワクワクするもう一つの要素でした。
(04:07) Marek
次は経済的な質問などをしてみたいと思います。
このベンチャーでのあなたの役割は何ですか?
あなたのバックグラウンドは何ですか?
Denys
私のバックグラウンドは常に物事の運用サイドにあります。私自身、たくさんの技術ソフトウェアプロジェクトやスタートアップ企業を立ち上げました。若い頃から家業のカフェやレストランでのホスピタリティの経験も豊富です。ですからオペレーション・システムやそのようなものに対する幅広い理解を持っています。
サトシアイランドで私が担当しているのは、基本的に物事を確実に実現するためのロジスティクスです。サトシアイランドそのものは設計図とも言えます。未来の社会がどのようにブロックチェーンの中で非中央集権的に生活し、環境に配慮していくことができるかの設計図です。サトシアイランドは持続可能なスマートシティで、デジタル通貨で動く最初の経済となるからです。
(05:29) Marek
このような島がどのようにして生まれたのか、どのように始まったのでしょうか?
Denys
最初に話したように、個人投資家、この分野のオピニオンリーダーやインフルエンサーのグループがあり、私もその一員でした。私がこの業界について学び始めたとき、業界最高の思想的リーダーたちの中に身を置きたかったのです。そうすればこのテーマに関する最高の情報量と学びを吸収できると思ったのです。私にとっては暗号技術やデジタル通貨、ブロックチェーン技術など、クリプトの業界そのものが素晴らしいものなんです。それが普通の人にもたらす自由。透明性と不変性によって設計された方法です。
私はこの考えに強く突き動かされ、私自身がビジネスやプロジェクトに関わるときはいつも、その中に深く潜り込み、学ぶべきことはすべて学びたいと思うようになりました。インフルエンサーやビデオなど、数え切れないほど見て、あらゆる情報を学び、吸収してきました。
そして幸運にも、サトシアイランドのロジスティクスオペレーションマネージャーというポジションを任されることになったのです。
Marek
何か新しいアイデアが生まれたということなんですね。
あなたにとってこれはある種の挑戦で、全力で取り組んでいるんですね。
Denys
100%です!大きなものを目指して努力しなければ意味がありません。自分の壁の中、コンフォートゾーンの中にいるのが好きな人もいますが、私にはそれどころか、これがメガプロジェクトであることが、これまでにないことをやるというモチベーションになるし、業界でこの偉大な地位を獲得する最初のプロジェクトとして、歴史の一部になろうというモチベーションになります。
壮大なプロジェクトであり、私たちはそれに対して何の不安もありません。非常にチャレンジングなことであることは承知しています。この道を切り開くのは私たち自身であることも分かっています。そして、その過程で間違いを犯すこともわかっています。しかし自分たちの他にも勇気ある人々が駆り立てられていることも知っています。私たちには、私たちをバックアップし、一緒に成功へと導いてくれる巨大なコミュニティがあるのです。
(08:12) Marek
バヌアツ政府との関係は?
なぜNFTとして販売しようと思ったのですか?
Denys
私が知る限り、私たちは世界で唯一、国の首相からお墨付きをもらったクリプト・プロジェクトです。これはすごいことです。私自身にとっても、サトシアイランド・チームにとっても、これは驚くべきことでした。私たちが作っているもの、その青写真、物理的なプロダクトはNFTという素晴らしい技術で表現できるという確信があったので、もちろん政府と非常に緊密に協力したいと思ってはいました。
NFTの業界では、不動産が常に大きな役割を果たすこともわかっていました。そしてNFTによる物理的な資産の表現を最初に始めたのは私たちだと確かめたかったのです。NFTが会員制やJPEG、アートなど、美しいものをリアルに表現するブームになる前に、私たちはこれを始めたのです。
NFT技術の真価は物理的な資産と所有権にあると感じていました。ですから最初から、私たちが構築している都市、このプライベートアイランド、この島を分割した2100ブロックの土地を含むすべての資産をNFTにしたいと思いました。所有者は土地NFTと引き換えで、360㎡の土地、不動産のブロックを取得します。この1ブロックをさらに10個に細分化しました。
その理由は、クリプトのコミュニティ全体を必ず含めたかったからです。もちろん、誰もがプライベートアイランドの土地のブロックを買う余裕があるわけではありません。安くはありません。しかしこの土地のブロックをさらに細分化すれば、その1つなら購入できる人もサトシアイランドのコミュニティの一員になれると考えました。そして大きな反響がありました。私たちが始めてから、物理的な資産を細分化する同じような動きを始めたプロジェクトが他にも出てきたと思います。この代替不可能なトークンとブロックチェーン技術が実際に普及することは、もはや明らかです。
(11:13) Marek
いいですね。
2100ブロックの土地の権利があるとのことですが、そのプラットフォームで何ができるようになるのですか?1ブロックは360㎡ですね?
Denys
私たちはジェームズ・ローという未来派建築家とパートナーシップを組みました。彼はサステナビリティ(持続可能性)に大きな関心を持っています。彼は、未来の世代が持続可能で長持ちするような方法で建物を建てられるようにしたいと考えており、私たちにとって非常に興味深いものでした。なぜなら、結局は私たち自身が未来を築いているのですから。私たちがこの美しい地球という惑星にできるだけ長く滞在できるように、最も持続可能で環境に配慮した方法で建築するのを試してみてはどうだろうか?
そこでジェームス・ロー・サイバーテクチャー社のジェームス・ローが、サトシアイランドのために特別にゴージャスなハイテク・モジュール建築システムを考案しました。基本的にオフサイトの工場で作られ、外観はとてもクールで洗練されています。それはアップグレード可能だったり、追加するガジェットがあったりと、私たちが使っているラップトップやカメラ、携帯電話などの技術を思い起こさせます。このモジュール建築はそれらに似ていて非常に汎用性があり、1ユニットから始めることができます。1ユニットは40㎡です。私たちが行ったリサーチでは、島の建築に使うこのモジュール単体は、実はヨーロッパのワンフロアタイプのアパートより少し大きいです。
Marek
OK、では1人分ですね。
Denys
300㎡も実際には結構な土地なので、1ユニットでもカップルでもかなり快適に暮らせると思います。また複数のモジュールを使ってレゴのように組み立てることができるので、自分だけのユニークなスタイルの家を作ることもできます。他にも沢山の土地を所有して、前庭やデッキを作るなど、島に美しく楽しい空間を作ることができます。
(13:58) Marek
自分の土地にモジュラーハウスを建てるには、どのくらいの費用がかかりますか?また税金や電気代、水道代、その他のサービスなどの費用はかからないのでしょうか?
Denys
家の価格は$60,000~$90,000となります。
電気代に関しては、もちろんすべて再生可能エネルギーなので、インフラはすべて会社が面倒を見てくれます。実際に人が住める島なので既にインフラは整っています。島には伝統的なスタイルのゴージャスなヴィラが5棟あります。すべて太陽光発電でまかなわれており、天然水の供給、インターネット、電気、冷蔵庫など、この島で生きていくために必要なものはすべて揃っています。
ですから、私たちはすでに開発されたこのインフラを単純に利用するのです。それらはテスト済みです。そして土地が買われ、モジュールが設置されるにつれて、人口に基づいてそれを拡張していきます。
モジュールの$60,000〜$90,000という価格には全てが含まれています。
全てとは配送、設置、全てのユーティリティへの接続、基本的なベッドやラウンジなどの家具もセットでついてきます。ですからすぐに引っ越すのはとても簡単です。モジュール全体が香港の工場で組み立てられ、完全に完成した状態で出荷され、そのままコンテナ船に積み込みます。島に到着したらクレーンで設置場所に移動し、全てのユーティリティを接続すれば、半日もかからずに、すぐに入居できる状態になります。
年末には最初のサトシアイランドの島民が到着し、来年にはさらに多くの島民が移住できるようになる予定です。
光熱費についてはオーナーに負担をかけることはありません。全て再生可能エネルギーで賄う予定です。リサイクルや廃材の再利用など、できる限りのことをするつもりです。私たちはコミュニティと一緒に持続可能で長続きするライフスタイルを実践していきます。
NFTやウォレットのセキュリティ対策
(16:34) Marek
つまり一回限りの投資で、あとは家を楽しむだけですね。
Denys
その通り、確かにユニークな企画です。他のものとは比べようがないんです。しかし私たちが不動産プロジェクトであることは明らかで、あなたは独占的な権利を持つ土地のブロックを買っているのです。そしてその権利、所有権は、このNFTの所有権によって付与されるライセンスによって表されます。そしてこれが私たちが最終的に移行するデジタルの世界なのです。あらゆる物理的な資産がNFTによって表わされるようになると、私たちは確信しています。つまり署名した紙切れが役所のどこかに保管されているのではなく、あなたのウォレットの中にあるNFTが、その独占的な土地のブロックを所有する権利をあなたに与えるのです。所有権の種類は異なりますが、まったく同じです。あなたがそれを所有しているという所有権です。
なお、私たちの業界はまだ初期段階にあるため、セキュリティ面についてはまだ解決できていない部分があります。サトシアイランドはそのことを考えました。通常のNFTとは違い、この不動産や土地に貯蓄をつぎ込む人がいるかもしれないので、可能な限り最高のセキュリティ・ソリューションを提供することが重要でした。
私たちは、これを「アドバンスドNFTセキュリティ」と呼んでいます。
もし、誰かがあなたのウォレットをハッキングして、すべてのコインを取り出そうとしたらどうなるか?
実際には、あなたのサトシアイランド土地NFTを取り出すことはできません。「Trustee (受託者)」という2FA(2段階認証)のようなものを導入しています。つまり取引が行われる前に、別のウォレットであるTrusteeがその取引を承認しなければなりません。ですから他のコインやJPEGを失うことはあっても、土地NFTを失うことはありません。
さらにハッキングではなく、ウォレットのキーフレーズを紛失してしまった場合や本人が死亡した場合、「Beneficiary (受益者)」という別のものを導入しています。このBeneficiaryは、一定期間ウォレットが使用されていない場合、その土地NFTは自動的にあなたが別に指定したBeneficiaryウォレットアドレスに転送されます。
繰り返しますが、私たちはそれが真の投資であることを理解しています。
土地のように何年にもわたる長期的な投資です。不動産は安全にお金を貯めるには最適な方法です。このような本当に素晴らしいセキュリティ機能を導入することで人々を守り、すでに家を建てている人などが家を失うことがないようにしています。
Marek
つまりこの投資を永遠に、言わばエンドレスに存続させようということですね?投資すると決めた人が自分のお金は安全で大丈夫だと確信することができますね。
Denys
その通りです。セキュリティに関して、業界全体が私たちをこの分野のリーダーとして見てくれることを望んでいます。私たちの業界にとってセキュリティが重大な問題であることは明らかです。私たち全員がこの問題に取り組むことで向上していくことでしょう。
(20:15) Marek
では別の質問ですが、
この島の法律は誰が作っているのでしょうか?
サトシアイランドで暮らすためのルールはすでにあるのでしょうか?それとも、これはある種の実験でしょうか?
Denys
そうです。未知数だからこそ、コミュニティがどうなっていくのか、自由を与えられてどう行動していくのか、非常に楽しみですよね?
法律に関しては、この慣習法がバヌアツの法律となることに議論の余地はないでしょう。私たちはバヌアツの法律には全てそのまま従わなければなりません。バヌアツの規制の範囲内にいるからです。しかし私たちはブロックチェーンの非中央集権型都市なので、自由の要素を取り入れ、政府とは言いませんが、都市をどのように運営するかを自分たちで判断することができます。
どうなるかはわかりませんが、私たちのコミュニティの多くは素晴らしい論理を背景に持っていると思います。ですから街の運営方法について、非常に論理的な方法を考え出すでしょうし、それは難しい決定にはならないでしょう。島のインフラ、教育システム、ホスピタリティ、リテール、エンターテイメントなど、さまざまな要素を考慮した上でシンプルな決断を下すことになるでしょう。コミュニティはとても賢明で、この自由の要素を受け入れてくれると私たちは考えています。そして真のブロックチェーン民主主義の例として、世界全体に向けて模範を示していくことでしょう。
サトシアイランド DAO について
(22:02) Marek
ブロックチェーン民主主義… DAOがサトシアイランドの民主主義システムの一部となるらしいとツイッターかどこかのページで見ました。
Denys
まさにその通りです。ブロックチェーンについてはっきりさせておきましょう。これはコミュニティのプロジェクトですよね?ブロックチェーンはその象徴です。みんなを1つにまとめ、みんなに存在し、みんなに与えるものなんです。
ビットコインは、インターネットに接続できる環境であれば世界中のどこにいても、全ての人にチャンスを与えるものですよね?だから私たちはこの財団を設立しました。この財団のために懸命に働き、4年以上にわたって取り組んできました。そして私たちが行ったことはすべて、コミュニティがこのプロジェクトを引き継いで正しく運営していくために、この財団を構築することでした。私たちはこうして一緒に作り上げていくのです。将来的には、私たちが財団設立のための仕事を終えたと感じたら、プロジェクト全体をDAOに引き継ぐつもりです。 そして彼らが引き継ぎいで成長し、繁栄し続けるのです。
(23:35) Marek
島全体の環境にも気を配っていますね。だから
島にはソーラーパネルや電気自動車が設置され、ガソリンなどはないそうですが、環境負荷ゼロを目指すことは実現可能だと思いますか?
Denys
それは美しく素晴らしいアイデアです。島の緑は見るだけで素晴らしく、自然散策、鳥の鳴き声、素晴らしいです。バヌアツ全体が美しく、緑に溢れています。そして、私たちはバヌアツだけでなく、世界全体がクリーンで安全に保たれるようにしたいのです。なぜなら目を見開いた人なら、みんながやっていることが見えます。特定の誰かを指さすことはできません。私たちみんなが自分の生活をもう少し持続可能にする必要があるのです。
私たちは、本当に環境負荷ゼロを目指すつもりです。そして島の人たち全員を教育していくつもりです。この惑星をこれまでと同じように美しく残すために、私たちが一緒にできることを、地元の人たちに伝えていきます。
(24:57) Marek
未来的な技術を環境にやさしい技術として活用するのは素晴らしいことです。
私はこの島に3ヶ月ほど滞在したいと思っているのですが、退屈しないでしょうか?家を建てる以外に何かできることはないでしょうか?今現在はどうですか?
Denys
サトシアイランドの街でも、他の普通の街で見られるようなエンターテイメントを見つけることができます。釣りのツアーもあります。あなたを沖合に連れて行って釣りを教えてくれます。バヌアツのゴージャスな白砂のシャンパンビーチにも案内します。
私たちは、あなたが住む場所に縛り付けるつもりはありません。あなたにバヌアツのすべて、その美しいブルーホールや素晴らしい現地の人々を体験してほしいのです。ですから、沢山のエンターテインメントや色々なことを体験してもらいたいし、沢山のことを学んでもらいたいと思っています。
それから私たちはこの業界にいるので、私たちのテクノロジーやデジタル通貨、安全対策などに関する教育を提供することにも重点を置くつもりです。
それと、今すぐにでもお伝えしたいことがあります。私は幸運にも、この島で2カ月ほど過ごすことができましたが、シュノーケリングが素晴らしいです。海の中は別世界です。だから飽きることなく何時間でもシュノーケリングをしていられます。
Marek
水中ではどんな生き物を見たことがありますか?どんな魚とか?
Denys
なんと、リーフシャーク、ゴージャスなクマノミ、バラクーダ、ウミヘビを見たことがあります。とても好奇心が強くて、みんなが自分を振り返っているような気がします。"お前は何者だ?" ってね。本当に素晴らしい経験でした。バヌアツ全般について言えることですが、世界でも有数のダイビングスポットがあります。
Marek
でも、安全なんでしょうか? グーグルマップで見たんですが、シャーク・ベイとか、コーラル・シーとかいう場所があるんです。名前だけなのか、それとも..
Denys
シャーク・ベイという場所はありますが、絶対に安全ですよ。名前だけです。そういう危険な生物は、暖かすぎる海は好まないので離れた沖にいます。 だから簡単に岸からサトシアイランドまで安全に泳ぐことができます。噛まれたりしませんよ。
(27:54) Marek
でも誰かが怪我をしてしまったら、島に住む人たちの医療はどうするのですか?
Denys
島には間違いなく民間の医療施設と、24時間365日体制の民間セキュリティあります。さらに地元の病院に多額の資金を投入し、コミュニティの水準に見合う病院を作るつもりです。それはとてもエキサイティングなことです。なぜなら、私たちはコミュニティの標準的な病院を作るために投資しているのですが、それは同時に、近隣や地元の人々に高水準の医療施設を提供することにもつながるからです。
ですから、その点には十分に配慮しています。より深刻な事態には迅速な対応チームがあり、それほど深刻でない事態には、島内に通常の医療センターが点在します。
(29.03) Marek
バヌアツの観光ビジネスについて調べてみたのですが、パンデミックによって大きく変わってしまったようです。観光客が減って、地元の人たちは仕事もお金も何もかも失ってしまったと嘆いていますね。
そこでサトシアイランドのプロジェクトはどのように役立つと思いますか?あらゆる職場を広げることができるでしょうか?
Denys
Covidは全世界で恐ろしいものでした。私自身はオーストラリア出身で政府の支援やある程度の収入もあり、まだチャンスはありました。残念ながらバヌアツの貧しい人たちには何もありませんでした。彼らが頼っていた観光業は壊滅的で、他に何のチャンスもなかったのです。
サトシアイランドは、地元のコミュニティに提供する雇用機会について非常にエキサイティングに考えています。最初から、この島での仕事は誰よりもまず地元の人たちに提供することを自分たちのコミュニティに対してはっきりと伝えていました。そしてそのことに何の問題もなく、彼らも私たちと同様に少しでもお返しができることに非常に興奮しています。私たちや私たちのコミュニティにいる多くの人はとても幸運でしたが、これらの人々はそうではありませんでした。
エスピリト・サントからポート・ヴィラまでの全ての人に提供できる雇用の量を考えると、彼らのためにもこのプロジェクトを立ち上げるのが待ちきれません。観光に頼らず季節にも左右されない、素敵な勉強ができる仕事です。私たちのコミュニティが繁栄し、発展し、創造する限り、それは永遠に続きます。そしてバヌアツを地図に載せて、バヌアツのサトシアイランドとテクノロジーを世界中の人に知ってもらうことが目標です。
(31:08) Marek
島にはどんなサービスがあるのでしょうか?
レンタサイクルやカフェ、レストラン、その他どのようなサービスを考えていますか?
Denys
実際、島はかなり大きいのでそれは重要なことですね。私たちは環境に配慮しているので、島での移動手段はもちろん電気やバッテリーで動くものになります。最初のうちは、ゴルフカート型の車両を用意し、コミュニティで共有することになるでしょうし、電動スクーターや電動自転車も移動手段として使用します。素敵なカフェやお気に入りのレストラン、エンターテイメント、ナイトクラブなど、通常の都市にあるようなものは全てこの島にもあります。
コミュニティの中で、「私は経験豊富なレストラン経営者です」と手を上げる人もいるはずです。そして他の人たちも、お互いに支え合って、島に素晴らしい5つ星のビジネスを生み出していくでしょう。
(32:23) Marek
いいですね。特に全体のアイデアを作り、それをまとめているあなたが言うことですから。
次に、島での物流や交通手段についてお聞きします。
島へのアクセスは?
Denys
サトシアイランドというと、ちょっと誤解があるんです。みんな離島みたいなものだから行けないと思っているようで。そんなことはないんですよ。島は陸地からとても近く、実はメインのショッピングタウンから1時間程度で行けるんです。だからといって毎日片道1時間かけて買い物に行く必要はありませんよ。島内には食品流通施設を持ち、私たちの農場で地元の労働者を雇用して素晴らしいオーガニック食品を生産してもらい、そこで採れた新鮮な野菜を調達します。この施設ではすべての食材をコンテナで注文し、欠品が出ないようにする予定です。将来的には、ドローンによる配達や自律走行車による島内の移動などの技術が導入される予定です。
先程もお話したようにメインタウンとルーガンビル空港からはわずか1時間です。その空港に行くにはのボーイング737でポートヴィラに入ればいいだけです。ポートヴィラからルーガンビル空港まではローカル便で約30分かかります。なぜならルーガンビルはもう1つの国際空港ですが、Covid以来、彼らはまだロジスティックの状況を修正中だからです。状況が回復すればルーガンビル空港への直行便になります。
実は、737がルーガンビルに直接着陸できるように滑走路を増やす案が可決されました。もちろん、それは将来のサトシアイランドの住民にとっても、地元の人々にとっても、より多くの観光客が戻ってくることになり、大きなメリットになるはずです。
私たちはそれを楽しみにしています。バヌアツに、そして地元の人たちに、より多くの観光客を呼び込むことで貢献できると、とてもポジティブに考えています。島へのアクセスを可能にするNFTがあれば、サトシアイランドを訪問するためにクリプトに参入している必要はありません。この業界がどんなものなのか、ぜひ学びに来てください。
(34:53) Marek
コミュニティがどのように拡がっているかを見てもらうためにオープンにしているんですね。
バヌアツでの生活はどうですか?というのも実は数十万人の人々がいる国なんです。普段の天気はどうですか?この地域では地震や洪水、サイクロンがあると聞きます。それ対する備えはありますか?モジュラーハウスにもそのための備えがあるのでしょうか?
Denys
その通りです。それが、私たちがこのモジュール建築を思いついた主な理由の1つです。なぜなら私たちが住む環境に合わせて構築しているからです。
5年から10年に一度、熱帯性暴風雨に襲われるかもしれません。火山活動が少しあるので、あちこちで揺れることもあります。これらのモジュール式の建物は、これら全てに耐えるように設計されています。これらはシャーシのように組み立てられているため、少しの揺れや地震があっても一緒に動くので、窓が割れたり壊れたりするような問題はありません。
また、バヌアツでは何百年も前から使われている建築技術で地面に固定されており、カテゴリー5の暴風雨の中でも地元の人々には有効でした。これらの柱がモジュラーを地面に固定し、空気力学的に非常に優れた形状をしているため、かなりの強風でも安全です。
繰り返しになりますが、このような建築(モジュール)を選んだ理由の1つは、もちろんコミュニティの安全を確保するためです。私たちはこのような状況を理解した上で建築を行っています。それら(サイクロンや地震など)は頻繁ではありませんが、発生します。コミュニティの安全を確保し、それについて教育することも必要です。実際には、気象局は遠く離れた場所からでも嵐が来るのを見ることができるので、誰もが安全に過ごせるように沢山の警告サインがあります。
1つの例として、直近のカテゴリー5のサイクロン「ハロルド」は、バヌアツの多くの土地を破壊しましたが、私たちは非常に幸運なことに、ガレージの1つで屋根を失っただけでした。このことからも、この島がとても恵まれた場所にあることがわかります。少し奥まったところにあるので、主な自然災害の要素から守られているのです。人々はすぐに回復し、お互いに助け合い、今までと同じように繁栄しています。
Marek
そうですね、おそらくこの先何年も悪いことは起こらないでしょうが、あなたがその問題に気を配り、島にセキュリティ機能を提供したことは素晴らしいことです。何もないよりはいいですよね?口で言うだけで見ているだけよりは、準備しておくほうがいいですから。
Denys
理解することは重要です。私が理解しているのは移住先の状況と、これらのことは非常にまれだということです。普段はほとんど気温27度の良い天気に恵まれています。一年中日焼けするでしょう。シャツを着る気にもならないでしょう。本当に素晴らしいライフスタイルです。
そのライフスタイルはレジャーのようで怠惰に聞こえますが、混同しないでください。これは澄んだ心なんです。そこで新鮮な空気と美しい太陽、そして素晴らしい自然を満喫した人たちは、世界を救う素晴らしいアイデアを生み出し、あらゆる産業やビジネスに役立つ素晴らしい技術を発明することができると私は確信しています。
Marek
もちろん、人ごみの多い街よりも島で暮らす方がよさそうですね。街ではみんな走っているような感じで、島でやっとくつろぐことができます。
Denys
そうですね。個人的には離れて充電し、自然と一体になろうすることは大切だと思います。しかし、ここは恒久的な場所になるかもしれません。
1年中、あるいは1年のうちの6か月間をここで暮らすことを妨げるものは何もありません。そしていつも充電しておけば、現実の生活でコンクリート・ジャングルに戻っても、よりうまく対処することができるようになります。そしてそれはあなたの心の健康や健康な体、そういったものに反映されるでしょう。
(39:46) Marek
もし1年のうち2週間だけ島に滞在することにした場合、残りの期間に友人や予約のクライアントなど、誰かに貸すことはできるのでしょうか?
Denys
他の都市で購入する他の不動産と全く同じように機能します。あなたのアパートや家を、あなたから借りたい人に貸すことができます。もちろんサトシアイランドはこれらのすべてのシステムを構築することができます。実質的にはAirbnbのようなものです。これがサトシアイランドの通貨を保有することがエキサイティングな、もう一つの理由です。つまり、物理的な経済を動かす初のデジタル通貨の1つになるわけですから、すごいことになるでしょうね。
サトシアイランドの通貨のユーティリティ
Marek
ユーティリティはかなり大きいですよね?
Denys
デジタル性は非常に大きく、将来の不動産の貸し借りまたはリースの受け入れ、および将来の土地の購入に関してはすべて、サトシアイランドの通貨が使用されます。もちろん島での食べ物や娯楽の購入もサトシアイランドの通貨が使われます。
そして忘れてはならないのは、この通貨は印刷されておらず、2100万枚が流通する予定だということです。私たちは、サトシを必要なだけ通貨を出し続けるようなインフレのポジションにはなりません。それは約2100万ドル程度に設定され、それ以上はありません。私の考えでは、デジタル経済の真の力を示すことになると思います。
(41.27) Marek
なるほど、確かにいろいろありますね。どうやってこれらすべてを処理できるんですか?
チームの規模はどれくらいですか?誰があなたと一緒に働いているのですか?その人たちは誰で、何を担当していますか?
Denys
コアチームは5人だけですが、この特別なチームで非常にエキサイティングなことは、私たち一人ひとりがチームリーダーであり、CEOやCOOといったヒエラルキーとはあえて距離を置いています。各自がチームリーダーとして互いにアイデア出し合います。
私たちは常に懸念事項や疑問点をすべてテーブルの上に出し、チーム全体が常に助けてくれています。そして私の背後には、私を支え、私が落ち込んでいるときには助け、アイデアがないときにはアドバイスをしてくれる人たちの膨大なネットワークがあります。これが素晴らしい点です。この業界に早くから入った多くの人々は、これが人々の力であり、コミュニティの力であることを分かっていると思います。これはまさにチームの運営方法でもあります。
ですから私は必ず成功すると確信していますが、それは私たちが人生で多くのことを成し遂げたからではありません。ジェームズ・ローは偉大な建築家であり、持続可能なスマートシティを構築してきました。ダニエルはバヌアツのあらゆる法律や規則に精通した素晴らしい知識を持っています。そしてベンは、あなたとコミュニケーションをとってくれる素晴らしい話し相手です。そしてデニス、私はチームの中で一番ルックスがいいだけです。いや、違いますが(笑)
私たちはコミュニティ全体に本当に助けられています。私たちは5~50人のチームではなく、グローバルなネットワークをもつチームなので、それが成功する方法です。
(43.28) Marek
いいですね。多くのアドバイザーがあなたを助けてくれることでしょう。
マーケティングについて話をしましょう。
あなたは方はテンセットと協力することにしましたね?彼らはローンチパッドとして、またマーケティングパートナーとして、あなた方をサポートしています。私のコミュニティには、すでにTGLPのサブスクリプションを購入した人がたくさんいるので、きっと何が起こるのか、どんな感じなのか興味があると思います。
なぜテンセットと一緒に仕事をすることにしたのですか?
また、満足していますか?どのように見ていますか?
Denys
答えは簡単です。最初にテンセットと接触を持った時、私たちは他の多くのローンチパッドとも話したことがありましたし、当然のことながら他の多くのプロジェクトともネットワークを築いてきました。
彼ら(テンセット)は情熱を見せてくれました。私たちのビジョンに対する情熱を示してくれたのです。その情熱は、既に彼らが自分たちのプロジェクトを運営しているところからきているのだと思います。彼らのプロジェクトは非常に成功していることがわかります。
彼らがCoingeckoのローンチパッドトークンのトップになったのは、驚くべき結果だと思います。しかし彼らが本当にしたこと、本当に私たちを感動させたのは、私たちのプロジェクトに対して彼らが示した情熱です。
彼らは私たちと同じくらい、いや、それ以上に情熱的で、「あなた方のためにこんなことができる」「あんなこともできる」という感じで、テンセットと提携するのは当然のことでした。というのもテンセットは口先だけではなく実際の行動によって、私たちが必要とすることを本当にサポートしてくれるとわかっていたからです。 そしてテンセットとのパートナシップに非常に興奮しています。私たちは共にクリプトの世界に歴史を刻んでいけると信じています。
(45:00) Marek
いいですね。
島のトークンの購入はどのように進められるのでしょうか?
また、自分の土地を購入するためにの正確な日程や期限など今わかっていることをもっと詳しく教えてください。
Denys
テンセットが数日前に8月の日程を発表しました。8月8日頃からサトシアイランド土地とトークンのセールを開始することを検討しているとのことでした。私たちは皆、その結果を見るのを心待ちにしています。コミュニティーのメンバーも、私たちが作るこの歴史に参加できることに興奮しています。
サトシアイランドのマーケットプレイスやメタバースについて
Denys
この先、サトシアイランドの土地は、テンセットのTGLP参加者でない方や、テンセットが行っている他のパブリックセールに参加できなかった方も、サトシアイランド・マーケットプレイスに来れば購入できるようになります。そしてもちろん、サトシの通貨を使って、サトシアイランドのマーケットプレイスで土地NFTを購入することもできます。
これらはすべて同時にリリースされるわけではありません。このプロジェクトの開発を進めながら、モジュールを作りながら、ゆっくりとリリースしていくつもりです。そしてこのプロジェクトが順調に進んで形になっていくのを確認したら、この素晴らしいコミュニティに参加できるようになります。
利用可能なメタバースもあります。バヌアツは私たちのコミュニティの一部の地域からは少し遠いことは理解しています。何らかの理由でできない場合は…
Marek
特に中央ヨーロッパからは26時間かかります。
Denys
ええ、その通りです。中央ヨーロッパ、アメリカ東海岸、ちょっと遠すぎますね。でも心配しないでください。私たちはあなたのことも考えて、メタバースに私たちの土地のミラーバージョンを作りました。あなたは自分の土地のブロックを実際に見ることができるようになります。そのメタバースに飛び込んで、走り回り、自分の土地のブロックの場所を正確に見ることができるのです。そうやって関わっていくうちに、いつか現実の世界でも何とか訪れることができるようになるはずです。
(46:22) Marek
とても未来的ですね。特にプロットなどを買う余裕がないけれど、どんな感じか正確に知りたい人にとっては。それは複製をコピーするようなものでしょうか?本物の島と1対1で。
Denys
その通りです。コミュニティ全体を巻き込むことが重要でした。コミュニティ全体と言ったのは、クリプトのコミュニティ全体を巻き込むことです。
メタバースとその仕組みは誰もが知っていますが、私たちは島で起こることが私たちのメタバースで正確に再現されるという点で少し異なっていて、とてもエキサイティングです。というのもあなたが言ったように、もし参加できなくても、実際にそこにいるような気分になり、自分のコミュニティと一緒に過ごすことができるからです。
そして島で素晴らしいイベントやブロックチェーン会議、NFT会議を開催するという企業の大きな計画を忘れないでください。そしてメタバースは、何かの理由であなたがチケットを手に入れることができなかった場合や、あなたがこれらの素晴らしいブロックチェーン会議のためにサトシアイランドに行くことができなかった場合にも同様に役立ちます。心配はいりません。
メタバースでライブストリーミングします。web3が私たちのプロジェクトで大きな役割を果たし、大きな役割を果たすことをあなた方は知っています。そして、コミュニティはそれを気に入ってくれると思っています。
(48:25) Marek
良いですね。その考えは好きです。今日最後の質問になると思います。
他に何か話したいことはありますか?
Denys
私はこのプロジェクトにとても情熱を持っているので、何日でも話すことができますよ。
Marek
それは素晴らしいことだと思います。
Denys
まだまだ話したいことは沢山ありますが、ぜひ皆さん、サトシアイランドとテンセットをフォローし、私たちのソーシャルメディア・チャンネルに飛び込んできてください。チームの近況を見てください。私たちにアドバイスをしてください。どんなサポートでも結構です。
新しいコミュニティのメンバーも、最初からついてきてくれているメンバーも、これは壮大な旅であり、あなたなしでは成し遂げられないと思ってください。皆さん、本当にありがとうございました。私たちをお招きいただき、ありがとうございます。
テンセットを通してサトシアイランドの一員になっていただき、とても嬉しく思っています。そして新しい人たちと出会い、新しい旅を創造することにとても興奮しています。
Marek
いつかお伺いして、島の様子や旅の様子を視聴者にお見せできればと思います。
Denys
間違いないですね。 ちょっとした旅だとおっしゃいましたが..
Marek
特に長い旅は好きです。
Denys
大歓迎です。いつ来るか教えていただければ、すぐに部屋を用意しますよ。
Marek
皆さん、私がサトシアイランドに行くべきか、行くべきでないか、
そしてその理由をこのビデオの下にあるコメント欄で教えてください。
(完)
インタビュー動画
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◆サトシアイランド公式サイト https://www.satoshi-island.com/index