ノック…ヌックの大ファン。好きよ、ヌック!!
引っ越し対応中(?)の私。良い機会だから、居候を解消し自分で住もうかな、なんて考えたりもした。来月6月から住めそうな所をちょっと探したりもしたけれど、結局「そんなに焦って探さなくていいよ」「仕事が落ち着いたらのがいいんじゃない」「新しいお家気になってるでしょ」などと言って頂き、特に最後のコメントに「は…はい。その通りで…」と頭を掻いたりしていた。
「気付けばもう一年と…ずっと、お世話になってすいません。これからも宜しくお願いします」と改めてお話した所、家主である、パートナー父親は「それより、いつも料理したり色々お家の事もしてくれてありがとうね。助かってるよ」と言ってくださった。このタイミングで、そういう言葉を掛けてくれるところが、出来た大人だなぁ、と思う。(偉そう)
彼は、いつも家賃の振り込みをした後(カナダでよく使われている銀行間のオンライン振込)「お金、確認しました。ありがとう」と口頭で伝えてくれる。そういうコメントはこれまでどんな大家さんからも言われた事無かったので、毎回どんな反応をしたらいいか困る。とりあえず、「こちらこそありがとう」と伝えているが、正解はなんだろうか。
とにかく、いい大家さんに恵まれ、このお家で一番「我が家」を味わっている私。幸せ者である。
***
マリエコンドウさんの後に、
実は地下の物置(コンドミニアムには大抵地下に倉庫がある)にあった、靴とキッチン周りのものを整理。靴…それは魔界…(うそ)
ちなみに、付き合ったばかりの頃になんかの話の流れで「靴、好きなんだよね」とパートナーに話したことがあったのだが、パートナー母も靴好きらしく、彼はかなり動揺していた。「あー…クローゼットに箱が並んでる感じ?」あー、なるほどねー、彼女そういう感じの靴好きなのね~。
「ちなみに今、何足持っているか頭の中で数えられる?どんな色や形か覚えてる?」と謎のテストも出されたりした。ちょっと秘密にした部分もあったが(したんか~い)ちゃんと「履いている」事が分かると安心した様子を見せていた。
今回、約一年ぶりに再会した靴たち。中には2年ほど前に買ったグリッターキラキラのヒールもあった。「これ…すごいね。何処に履いて行くの?」と聞かれ「これは、クリスマスパーティーに最適なんだよ♡かわいいでしょ」と返すと「今年も多分ないけどね…クリスマスパーティー」と言われ、しゅん。けれどそのペアはお気に入りなのでキープし、他のを少し、寄付にまわした。
***
ところで「俺、カナダにはスーツケース一個で来たんだよ」と話すパートナー。
「あ、同じ!奇遇だね。私もスーツケース一個(と、ボストン一個とバックパック一個)で来たよ!」と返した。そう、始まりからすでに多かった。
そんな彼も、かれこれこの建物には4年ほど住んでいるそうで「あああー面倒くさいー荷物が多いー」と嘆いている。人はどうして、荷物が増えてしまうのか。
***
そして、金曜日の昨日、ついに新しいお家に初めて行って来た。とても楽しみにしていた。まず、この日に行くよ~という「予定」が出来たことが嬉しかった。予定はワクチン以来。
昨日の昼頃はなんとミゾレ?雪?がちらついていた。すごい。トロントの底力。先日までノースリーブ&ビーサン陽気だったのに。昼過ぎに出掛けたがTシャツ一枚で出てしまい、ひんやりを感じた5月末。車で良かった。
鍵を受け取って、いざ!エントランスのドアには青いリボンテープでラッピングがしてあり可愛かった。
我々は外観以外は初めて目にするので(以前、車で通りかかった事はあった)大興奮で色々見て回った。その姿はまさにトトロの冒頭のめいとさつき。
そうして一通り見た後にワイワイ言いながらリビングルームに戻ると、パートナーの父はリビングのTV前ソファに座って、マックのポテトを食べていた。大人の余裕。すごい。恐らく、シャンパンとかが絵になったのだと思うがその光景がかなりシュールだった。
モデルルームの家具等をそのまま買い取った為、インテリアがあり、今日はそれを少し動かしたりした。
各部屋のインテリアは、レゴ好きの幼稚園児の上の子&オムツを履いている下の子というお部屋。うちの小学生は「君の部屋にはベビーベッドが置いてあるから」と言われていたが、今日行ったら本当にかわいいベビー部屋だった。白と水色とゴールドを基調にした室内。小物が全部かわいくてうっとり。部屋の浴室もノブや蛇口が全部ゴールド+白。
近くに赤ちゃんがいる家庭があるそうで、ベッドは引き渡すことが決まっている。チェンジングテーブルもある。そうそう、カナダのおむつ替え台は横向き。赤ちゃんと対面で向き合う日本のオムツ交換台のイメージと違い、こちらで見るものは、赤ちゃんは横。横に寝かしたまま、腰の辺りに立ち横のままオムツを替える。たまにモールとかのお手洗いでスペースがあんまなくて、迎え合えずに横向きで取り換えたことがある方もいるかもしれない。横、個人的には苦手。慣れたけれど、対面の方がやりやすいと思う。
今日は、そのベビーベッドを解体し玄関付近に動かしたりした。ベビーベッドを解体する彼と私。解体って、組み立てる前に解体を先に経験するとは…
***
さて、題名の「ヌック」
ノックと言えば、千本ノック…などで知られる野球のノック(トップ画像は野球にしようかとも迷った)ドアをコンコンのノックもある。
コンコン「イエース」と言えば、メーテル様だが
ノックノックジョークというのはご存じだろうか。これは、子どもが好きななぞなぞみたいなダジャレ?である。日本の子どももそういうの好きだが、北米の子どもたちもそういうのが好きだ。
こんなやつ。
(https://parade.com/944054/parade/knock-knock-jokes/より拝借)
私「Knock, knock. コンコン」
あなた「Who's there? だあれ?」
私「Tank タンク」
あなた「Tank who? タンク フー?(Thank youっぽいサウンド)」
私「You're welcome. どういたしまして」
という、会話形式のダジャレ?謎解き?である。誰かが「Knock knock」と言い出したら、「Who's there?」と聞かなくてはいけないしばりがある。これは、もう決まりである。そして、名乗られたら「名乗られた名前+Who?」を返す。それも決まり。その後は、笑うか笑わないかはあなた次第。
他のはこんな感じ。
(https://www.pinterest.com/pin/knock-knock-jokes-in-2021--56295064081923788/より拝借)
あと、関係ないけれど思い出したが、以前にうちの小学生から「May, 1足す1は?」と聞かれたことがあった。
この、小学生が好きな遊びをご存じだそうか。私も小さい頃友達とよく
1+1=
で、「11」とか「ワンワン」とか「田んぼの田」とか「窓(田の形から)」とかくだらない回答を言う合戦のやつである。
それを、ここカナダで小学生に同じ問題を出され(ほー、これは全世界共通だったのか…)と思ったりした。ちなみに、こうしためんどくさいタイプの絡まれ方をした時には、ちょっと神妙な顔をして「え…答え、知らないの…?」と返すのがオススメである。そうすると彼らは「は!し、知ってるし!」みたいに去って行くのだ。
ハッ!また話が反れてしまった!!!ノックの話。
***
そう、話したかったのはwindow nook。ノックと言いつつ、アメリカン英語ではnukと発音するようなのでヌック、ナック、と言う方が近いかもしれない。とここまで書いて、日本語では何というんだろう?と気になって調べてみたら、日本語では「ヌック」と呼ばれているようだ。
あ、じゃあタイトル変えなきゃ。ノックなんて誰も言ってなかった。チーン。でも折角ここまでノックノックの話もしちゃったし。そのままにします。
その、ヌック。窓際のちょっとした座れるスペース。
(http://cdn.home-designing.com/wp-content/uploads/2016/12/white-simple-bookcase-wedged-nook-corner.jpgより拝借)
(https://onekindesign.com/2016/06/03/window-nook-framing-spectacular-views/より拝借)
(https://blog.jennasuedesign.com/2018/11/diy-window-bench-seat-reading-nook/より拝借)
あーーー♡かわいい。ヌック、可愛くないですか?可愛い!可愛い!!
新しいお家のお写真を見せて貰った時に、2つのベッドルームにはヌックがあった。「あああ!ヌック!!かわいい!私、これ大好き!」と一人興奮。そして昨日、初めて訪れたお家でも一人「あああ!本物!可愛すぎる!!!可愛いっ!座っていい?」と大興奮。
あんまり私が興奮するもんだから、そのベビー部屋(のちの小学生のお部屋)を「こっちに換えたい?でもこっちの部屋のが狭いし、クローゼットも狭いよ。どうする?」と聞いてくれ、居候の私、とても迷う。
ヌックを取るか、広さを取るか。結局、二人いるので広いほうを頂くことに。
でも、ヌックが可愛すぎるので、時々小学生のお部屋にお邪魔しちゃおうと思っている。今日もまた昼頃訪れたら、日差しがポカポカで最高だった。ヌック。永遠の憧れ。憧れは憧れのまま大事に取っておこう。いつかヌックのある生活を送れますように。