「対治」と「同治」
熱が出た時に_
冷えピタを貼ったり氷枕で熱を下げようとするのが「対治」
体を温めることで汗をかいて熱を逃すのが「同治」
「生きるヒント 2: いまの自分を信じるための12章」という本でこの二つの言葉を知りました。
これらは仏教の教えで、煩悩や決断への向き合い方や克服の仕方なんだそう。
辛くて悲しい時に_
元気出して!頑張れ!と励ますことが「対治」
何も言わずに一緒に涙を流して寄り添うことが「同治」
…
「対治」って一見、いいようにも聞こえるけど
物事に抗うことで余計にエネルギーを消費してしまうかもしれない
人生にはどうしようもなく苦しくて立ち上がれない時があると思う
自分のために励ましてくれるの周りの人の言葉も全て受け止められなくて
空虚に思える時もあると思う
人生は選択の連続
選択を間違えて後悔することもある
人生は意外と上手くいかない
でも上手くいくべきでもないと思う
だからこそ
流れに逆らうことなく身を委ねて、今を全て受け入れる「同治」の態度こそ
この上なく命が有難く思えて、安心することができるんじゃないかな
自分にも人にも
「同治」の態度で寄り添える人でありたいな