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テレワークとリモートワーク 違いは?
ちょいちょい耳にするけれど、同じ意味なのか違うのか気になる言葉なので、ちょっと考えてみました。
私は次のように結論しましたが、みなさまはいかがでしょう。
●テレワーク
もともと同じ場所(オフィス)で働いていた人々が離れて(自宅などで)働くこと
●リモートワーク
もともと遠くにいる人々が繋がって働くこと
「離れている」と「繋がっている」のどちらに意味上の軸足をおくかがポイントです。
どちらも基本的な意味は同じようなものです。
テレ(離れて)ワーク(働く)
リモート(遠くで)ワーク(働く)
基本の意味が同じでも微妙な違いがあるからこそ別の言葉で表現されているわけです。
どのような場面で使われるかを考えると区別できそうです。
●会社で働くと三蜜になるので、自宅で働く
→テレワーク
●大企業などが働き方改革の一環として自宅での就労をすすめている
→テレワーク
●フリーランスのクリエイターたちが一つのプロジェクトを遂行する
→リモートワーク
●IT企業やベンチャー企業が取り入れている就労形態の一つ
→リモートワーク
テレワークは働き方改革の一つ
テレワークは厚生労働省による定義があります。
「情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」
テレワークは働き方改革を推進するうえで、勧められる働き方のタイプです。
従業員のメリット
●育児・介護と両立しやすい
●通勤時間がなくなるのでワーク・ライフバランスがよくなる
会社のメリット
●事務所運営の経費節減
●人材を確保しやすい
エンジニアの求人などでは100%テレワークを謳っているものも。
一方、リモートワークには定義はありません。
ということはリモートワークのほうが大きい意味で、テレワークも含めてリモートワークというのかもしれません。その可能性はありますね。
私はリモートワークのほうが以前から使われている言葉で、テレワークは去年から急浮上してきた言葉だと思っていましたが、逆だったようです。
テレワークのほうが古くからある言葉で、リモートワークはベンチャー企業などで使われたのが始まりだそうです。
ベンチャー企業が言いたかったことは、
「自分たちはオフィスにしばられずに自由に仕事するよ」
かっこいいです。
私はフリーランス歴が長いので、リモートワーク派です。
どこで働こうと自由だけど、繋がっていられることが大事なのだ思っています。
今後テレワークは定着していくでしょうね。
通勤混雑が解消されるのは心から歓迎ですし、親が家にいれば子どもたちにとって良い環境になっていくのではないでしょうか。