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タダサナとシャバサナの質をどのポーズにも、どんな時にも

音楽かけっぱなしのヴィンヤサクラスも、マットがギッチギチに敷き詰められた熱気溢れるクラスも(時世柄、もうそんな日は来ないのだろうけどね)、静かに取り組むクラスも、コツコツ地味に積み重ねていくクラスも、プライベートもセミプライベートも、オンラインも、バイリンガルヨガも、TTも、それぞれに良さがあってどれも好き。

ヴィンヤサと、例えばアラインメトベースのハタヨガと、あとリストラティブヨガ、「ガラリと違いますけど、どう教え分けているんですか?」と聞かれることがある。

私としては、それらは全て同一線上にあるから不思議な感じがする。何を教えても根っこの所で大事にしたい事や伝えたい事は一緒だから、どんな名前のクラスだろうがあまり変わらないし迷わない(かと言って何でもいいかっていうとそうじゃなくて、“キレイになるヨーガ”とか“Detoxなんちゃら”とかのクラスにはしないしできない)

またこれもよく誤解されることだけれど、運動量的に、またはレベル的に必ずしもヴィンヤサがキツイあるいは難しくて、ハタヨガがやさしいということはない。
ヴィンヤサは動きが激しくて、ハタヨガが万人向けというわけでもない。何をもって「やさしい・難しい」とするのか、それは人の見方によって変わるのかも知れないが、

ヴィンヤサヨガは単なるフローのエクササイズではないし、
アラインメトベースのハタヨガはプロップスでがんじがらめに縛られるようなものでもない。
そしてリストラティブは単に寝っ転がってるだけのリラックスクラスではない。

リストラティブの“何もしない”ことを積極的にするのは案外難しく、「リラックスしてください」「力を抜いて委ねてください」がどういうことだかさっぱり分からない人は多い。完全に脱力して何もしないことをフルに経験してもらうためには、指導者が気を配るべきことが沢山あり、実はかなりの指導スキルが要求される難しいヨガだと思っている。

少し話は逸れるかもしれないけど、私の先生Cyndi Leeは“タダーサナの中にシャバーサナを、シャバーサナの中にタダーサナを見つけなさい”と言っていた。

安定の中に軽さを、柔らかさの中に強さを。
いつも対極にあるもののバランスを考えている。
強さと頑なさはちょっと違う。
優しさや ゆとり とルーズも違う。
Not too tight, Not too loose.
それは教えるどのポーズにも、どのクラスにも言えること。

「ヴィンヤサはこう」、「ハタヨガはこう」とあまり固定概念的な観点でカテゴライズしたくないし、できないんじゃないかと思うけど(そこがヨガの難しいところで、指導者によって千差万別だから)、じゃああなたのヨガは何なの?と聞かれたら「なんですかねー、、まぁ受けてみて下さい」と言うしかないのかも。

大人数のクラスの活気は良い。そして少人数のクラスの隅々まで目が行き届く感じと、流れる空気もまた良い。オンラインの、何にも邪魔されないリラクシーな感じもね。

“Find Tadasana and Savasana in every yoga, every pose and in everyday!”
どんなヨガにも、どんなポーズにも、そしてどんな日々の中にもタダーサナとシャバーサナを!

#ちゃんとヨガ
#easyとsimpleはちがう
#アラインメントは正義じゃないし
#正解なんてそのへんに転がってない
#身体をツールに探求し続けるのだ
#ヨガヲタ
#日々是好日
#ヨガティーチャーのひとりごと

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