神棚の祀り方
今回は、神棚のことを書いてゆきたいと思います。
神棚はあるけど、これで大丈夫?と聞かれることもあるし、とある時に神棚のことで歩けなくなった方を知ったり、体調不全や家族内、仕事上の問題などもご相談いただいたことがあるので。
まず、第一に「神棚を置いて神様をお祀りしたらしっかりと行うこと」です。
これはもう、第一条件です。
ファッションや流行ではないので、しっかりと考え、教えをもらってお祀りしてください。
仕事の関係や一家繁栄を願ってお稲荷さまをお迎えして、祀り損ねて大変なことになったのも耳にしております。
そんなことで、霊的な何かが起きるわけ・・・と思うかもしれませんが、とても大切なことです。
しかし、昨今の住宅事情を考えると、この通りにできないというのはありえることです。
その時には、神棚にお迎えした神様に「このような状況でお迎えをしましたが、誠心誠意お祀り申し上げますので、よろしくお願いします」と一言お伝えするのが好ましいのだと思います。
神棚の位置
居間等の南向き、または東向きの明るい場所が好ましいとされます。
掃除の行き届いた高い場所が良いものです。
神棚のないご家庭の場合、当分の間、掃除の行き届いた棚や戸棚の上にお札をお祭りしても良いとされています。
お札の祀り方
宮形の大きい場合(宮形とはお神札を納めるお宮を模した入れ物のことです)は。
中央に神宮大麻、向かって右に氏神さまのお札、向かって左に崇敬する神社のお札となります。
宮形の小さい場合は。
1番手前に神宮大麻、その後ろに氏神さまのお札、次に崇敬する神社のお札を重ねてお祀りします。
棚の上に置かれる場合には宮形の小さい場合に合わせると良いかもしれません。
日々のお祀り
神様には毎日「朝食前(人間側)」に洗米(ご飯でも可)、塩、水をお供えします。
膳は神棚の中央におきますが、膳の中の配置は中央に米、塩は向かって右、水は向かって左に整えてお供えします。
三方か折敷に乗せてお供えをします。
その他として、珍しいもの、季節のもの、当来物をお供えしても良いでしょう。
お祭りの日には御神酒、野菜、果物、魚などもお供えします。
そして意外と知られていないのは、「家の主人が朝の挨拶ではご挨拶をする」ということです。
奥さまがお迎えしたとしても、主人がおいでの場合はご一緒になさられると良いでしょう。
まずはここまで・・・