トレーディングの”損切り”を応用すると、日々のマインドセットが変わるかも?
<前編>トレーディングの”損切り”、人生にも応用できるかな?
「損切り」というパワーワード、聞いたことがありますか?
私は今でもこのワードを聞くと、背筋がピンと伸びて、自分を試されている感覚になります。
先日、私が運営するオンラインコミュニティ【ボン・ボヤージュ】で、バレリーナのLENAさんとトークショーをしていた時につい口走ってしまった一言。
バレリーナを目指したり、サッカー選手を目指したりした時、才能がないと気づいたら、損切りするべきかどうか。
子どもの習い事、自分が頑張っている何かがうまくいかなかった時、どのタイミングで損切りする?
金融界でトレーダーが「損切り」をすること、それは負けているトレーディングの被害を最小限にとどめること。
例えばカジノに行く前に、今日は100万円しか賭けないぞ!と決める。
2時間ブラックジャックをして、100万円負けてしまった。悔しい、このまま帰るなんてありえない!もう少し頑張れば損を取り戻せるかもしれない、だからこの損を取り返すまで頑張ろう。
そして帰る頃には300万円の損失。
これは「損切り」に失敗した人の典型。
100万円しか賭けないと決めた自分の決心を守れなかった。
欲に負けた、トレーダーとしては失格、決断の遅さと心の弱さが原因。
「損切り」は本当に辛く苦しく、でも自分の決心に従えるかの心の勝負。
株も為替も金利も、仮想通貨でも同じこと。プロのトレーダーのメンタルが試される瞬間。
私が扱う額はが3000億円のこともあったし、短期債なら兆を超えるトレードも扱いました。
ええい!!!おりゃーーー!!って叫びながら損切りします。
辛かった〜!!損切りした夜は自己嫌悪で真っ青になっていました。
切腹と呼ぶ人もいるけど、ちょっとね😅
でもこれを読んでいる皆さんは、プロのトレーダーではないでしょう?
それでも「損切り」を人生で生かすことができます。
正解かは別として、例をあげてみますね。
例えばNetflixで韓国ドラマを見始めて、展開が遅くつまらない。
でも最後まで見る?違うものに変える?これは違うものを見始める人が多そう。
じゃあこれが映画館だったら?
1800円を払って、チケットを買った映画。
30分見たけど寝そうなほどつまらない、見なければよかったと思い始めている。
私はここで「損切り」しよう!と思って席を立ちます。
だってそこであと2時間がまんするほど忍耐強くないし、せっかちだし、暇でもないから。
もったいないから最後まで見る、はありえないかな。
もちろんここから面白くなるかも?と判断したならステイ。そこは相場の読み次第。
合コンだったら?
全然タイプの相手がいない、でもお付き合いだし二次会に行くか。。。
いや、これはさっさと「損切り」して次へGOです。
仕事の付き合いはどう?
あの人にはお世話になったから、あまりメリットはないけど時間を取ろう。
忘年会行ってもプラスにはならないんだよね。これは機会損失。
気合いを入れて大きくて派手なレンジローバーを買ったぞ!
でもいざ家族で乗ると、乗りづらい。。。駐車場も停めにくい。
東京だとなかなか難しいな、でもせっかく買ったし、数年は乗るか。
こういうケース、悩みますよね。
でも結果的にみたら、きっと早めの「損切り」がいいかも。
起業してこのビジネス上手く行くと思ったのに、なかなか芽が出ない。
従業員の給与を払い、事務所の家賃もあるし、経費も嵩む。
よく考えると原価も高い、差別化もできない、顧客もつかない。
でも最低10年は頑張るって決めたんだ、半年で諦めないぞ!
状況にもよるけど、「損切り」または方向転換した方がいいケースもある。
じゃあこれが子供のことだったら?
あるんですよ、子育てをしていても「損切り」するタイミングが。
そして「損切り」の反対は「利食い」。
後半ではもっともっと、私たちの生活に当てはめて分析しますね。
☆私が船長を務めるコミュニティではもっともっと色々話します。
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