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世界で初めて全身麻酔の手術を行ったのは日本人!華岡青洲の悲痛な挑戦とは

今や麻酔なしの手術など考えられないが、かつてはそれが当たり前であった。激痛にのたうち回りながら、外科手術を受ける患者たち。病室からは、耳をつんざくような叫び声が聞こえるのが、常であった。

なんとかして、手術を受ける患者の負担を減らすことはできないものだろうか――。そう考えた江戸時代末期に活躍した、医師の華岡青洲である。青洲は独自の方法で、麻酔薬を開発。動物実験で何度も試みて、なんとか成功率を高めていく。

しかし、いくら動物実験で成果があったとしても、人間相手にはどうなるかわからない。とはいえ、人体実験を行うわけにもいかず、青洲はいきづまる。そんなとき、その危険すぎる試みに、手を挙げた人物がいた。その人物とは――。

東洋経済オンラインで記事にしてもらったので、ぜひ読んでいただければと思う。どれほどの苦痛と不安があったことだろうか。想像だにできないが、それでも青洲は前に進まなければならなかった。

そんな日本史の知られざる悲劇の物語を収めたのが『泣ける日本史』(文響社)である。ただ、悲しいだけの物語ではない。それでもなお、たくましく生きようとしたり、生きた証を残そうとしたりした、19人の歴史人物たちによる、共感の偉人伝である。


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