地域の高校生にイノベーション教育を
武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース
クリエイティブリーダーシップ特論第2回 2020年5月25日
一般社団法人i.club代表理事 / 東京大学 i.school アシスタント・ディレクター
小川悠さん にお話を伺った。
イノベーションと聞くとどんなイメージを抱くだろうか。理系、テクノロジー…等
小野さんの考えるイノベーションとは?
簡単に言うと技術革新に限らず「未来を作るアイデア」のことをいう。
では、未来を作るアイデアとは何か?
今までの価値観、行動、習慣を新しい価値観、行動、習慣に変えていくことがアイデアだという。
事例紹介
今まで辛い苦しい除雪作業をどうにか楽しくできないかということで、除雪+エキササイズ(運動)=ジョセササイズで楽しく運動するという除雪が新しい価値に変わった事例を紹介して頂いた。
協会もあるようです!
小野さんのイノベーションとは正確に
人々の価値観、行動、習慣が変化するアイデアを出し普及させ、未来を作ること。
これからの時代に必要な力
好きなことで生きていく!→好きなことで生きていくために必要な力とは何か。
「自分の旗を立てられる力」
自分の旗をたてる為には。
1 自分の旗を持つ力=自分の好きから生まれる問いをたてられること。
2 誰もたてていない場所に旗をたてる力=自分がイノベーションを創造できること
Qどうしたら自分の好きから生まれる問いをたてられるのか
A地域を舞台にイノベーションに挑む
なぜか?
地域に出て、自分は何が好きか何が得意なのか知ることが、好きなことで生きていくための最初の一歩となる。
どうやって未来を変えるアイデアを出すか?
アイデアは空からは降ってこない。自分にはセンスや才能がないのにできるわけない。
大丈夫ですアイデアは答えじゃない。やり方を知っているかどうかだ(と、わかるゲームをして下さいました)イチローも言っている。「僕は天才ではない。なぜかというと自分がどうしてヒットを打てるか説明できるからです」と。
つまり未来をつくるアイデアを生み出すための作法を学ぶこと、そして挑むことがイノベーション教育だと小野さんは言う。
小野さんはこれからの時代に必要な力、高校生が自信がない理由①「イノベーションの作法を学んだことがない」②イノベーションに挑む舞台がない。この2つの課題を解決する為に
①イノベーションに挑むための教材作り
②イノベーションに挑む舞台づくりを提供する。
提供プログラムの2つの柱
①地元でイノベーションに挑む
②旅先でイノベーションに挑む
最後に感想
地域の若者離れについて触れていた。私も地域から出た身として、中にいる人はそれが普通という感覚でなかなか深刻に思っていなかったりするからこそ、地元でイノベーションに取り組むだけではなく、外部の(旅先)でイノベーションに取り組むことで外から見る新鮮な目で地元に客観的に考えられる機会になるのはとてもいいなと思った。実際、私も東京にきてから地元の産業(工芸)のことに目覚めて考えるようになったと思う。
自分の旗をたてるために地元でチャレンジ!!とても素敵なお話でした。
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