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「礼」について考えてみる【巻之拾壱 武士道の7つの徳から過去を振り返る その2 】

こんばんは!COLOURFUL WORKER(とはなんぞや?は追々…)の滝澤摩耶(たきざわまや)です(*´▽`*)

昨日は、6月の仕込み仕事ラスト、梅しごとをしました!
例年梅漬けを作っているのですが、今年は減塩梅干しに挑戦してみることに。あと、梅シロップと、注文をいただいた梅漬けを仕込み。笑
これでまた、1年間のごはんのお供が無事に準備開始できて、ホッと一息です(*´-`)=3(このあと2週間くらいは皆のお世話が続く。笑

さてさて今回は、前回の巻之拾『「仁」について考えてみる』からの続編です!
簡単におさらいをすると、武士道における「仁」とは”他者への優しさ”を持ち備えている人である、ということ。常に相対する人の立場や状況を気にかけて行動すること。相手と立場や状況が違って方向性や考え方に相違が発生したときに、それをどうやって補うか、すり合わせて軌道修正をかけるか、ということがとてもとても大切である、という考えをお話ししました。
この”補う”や”すり合わせる”を実践するために、併せて考えることが重要と私が考えているのが「礼」です。

「礼」とは

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「礼」は、嘆き悲しむ人と一緒に嘆き、喜ぶ人と一緒に喜ぶことができる”想像力・共感力”。
相手の立場に立ち、相手の状況や感情の動きを察し、それに寄り添うということができるのが”礼”の心を備えている人。
現代社会の出来事で置き換えて逆の例を挙げると、例えばお客様が求めていることを把握できず見当違いの提案してしまうであったり、プロジェクトチームの中で他のメンバーがどう考えているか、自分にどう動いてほしいと思われているかなどを考えず自分本位に行動し、それが結果チーム全体の輪を乱してしまう…。そういう人は「礼」のない人。
要は常に”もし私が相手の立場だったら…”と、自分を置き換え、そうなった時どう行動して貰えたら嬉しいのか、助かるのか?という発想で行動すること。これが”礼”です。

…できているような、いないような…(;‘▽‘)

周りにいませんか?職制や待遇の差異によって、相手への態度があからさまに変わるような人。
礼が備わっていれば、例えば自分よりも立場が低い人に対して高圧的な態度を取るようなことは起きず(高圧的な態度取られたら誰だって嫌なはず)皆に等しく接することができるわけです。
多分、これはクリアできている。良くも悪くもフラットで表裏がないので...(°▽°)<良くも悪くも、ね。笑)

自分自身が経験したことであれば、その経験を元に同じ立場になった相手にとって良いと思われる方法を選択できるけど、まだ経験したことがないことであったり、そもそも物事の基準、価値観が合致していない他者に対して共感できるか?(していいのか?)と考えると、、
これも仁と同じく全方向に達成するのは難しい気がする…。

「仁」に引き続き、この「礼」を過去の私に照らし合わせたときどうだったかというと、、、
対上司  ・・・礼のない私
対部下's・・・礼のある私(であろうと努めていた。笑)

・・・(; ・`‗・´)ぐぬ。。やっぱり対上司はマイナス行動。笑
後者は恐らく、これまで自分が歩いてきた道で”こういう苦労したな”とか、”こういう風に感じたな”という経験に基づいて想像ができて、そういう思いを他者にさせてはならぬ!と先回りのヒントがあって(それが役に立っていたのか、苦労をさせていなかったかどうか結果はともかく←コラ)、逆に前者は、上司のその立場を経験していないから想像力が追い付かない&価値観相違の溝を埋める努力ができてなかったのかな、と分析…(;'-')

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そう、経験したことがないものはないんだから結局想像力を駆使するしかないわけで、その想像力を働かせようと相手に対して思えるかどうか?それが結局、相手と築いてきた関係性に依ってしまっている気がする。。だって、人間だもの!(;>□<)笑
かといって、人間やし無理!!と言い切ってしまっては、新渡戸さんの教えが台無しになります…

正直、全方向に、これを実践しようと思うと、一人だけがこれを心得ていればいいのではなく全員、柱となる基準(今回で言うと「武士道」)を共有してなきゃいけないと思う。
その同じ土台にいる、という絆のもとに、お互い他者に対しての尊重や敬意という感情が根付くのではなかろうかと。
そう考えたときに…じゃあきっと一緒にいた部下の皆さん達は
”たきざわ、一人でやらすとキケン!!”という共通認識の土台のもと、皆が結束して支え合ってあのチームワークが生まれてたんじゃ!?(;゚Д゚)きゃー
皆、本当にありがとう…(((>人<)))感謝

組織を一枚岩にするのに必要なこと

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結局、組織における武士道的な”同じ土台”になるものは経営理念だったり、建学の精神なんだろうなと思いました。
あとはそれをどうやって”同じ土台にいるんだ!”という意識づけするまでに到達できるか?
これは別にトップだけが意識すればいいのではなく、同じ業務担当者同士、同じグループ同士、という日々一緒に過ごす人たちとそれぞれがきちんと意識し、すり合わせを重ねながら構築すべきものかなと。
ともに苦労し、語り合い、相手を知る、共有する時間を沢山持って、相手を知ろうと日々過ごしていれば、何かをものすごく頑張ろうとしなくても”仁”と”礼”に寄り添っていくんんだ、と私は結論づけました(*‘-‘)b

仁と礼だけじゃなくて、武士道のほかの5要素もとても伝えたい。でも時間切れなのでまた次の機会に…(気になる人がいればの話。笑
とりあえず「今なら元上司とうまくやれますか?」と聞かれ、「武士道を一緒にお勉強した後なら、イケるかもしれません!」と元気よくお返事をしながら

巻之拾壱【完】 巻之拾二へ続く

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