【街は私の美術館】秘密にしたい代々木上原のリトル中東〜後半〜
ふらっと散歩していて巡り会ったお店。
友達におすすめされて見つけたお店。
Instagramで話題のお店。
世の中に何万、もしかしたら、何億個とあるお店の中で、なんでこのお店が輝いて見えるのかな。
それは、きっとそのお店独自のこだわりがあるから。
空間づくりだったり、料理に込められた思いだったり。
その全てが芸術だと思う。
美術館には昔の絵とか、銅像とかが飾られているけど、小さなレストランやカフェに溢れる街は、私にとっての美術館。
そんなたくさんのアートの中でも、特に何か語りかけてくるもの。
それが、作品の創出者であるオーナーさんのこだわり。
【街は私の美術館】シリーズでは、私がinspireされた、そんな最近の特別なお店をお届けします。
今回は第2話。
リトル中東の冒険の続き。
あのおいしいピタが忘れられなくて。
あれからまだ1週間。
でも、ふと見ると、私の前にはまた
LA PITA DE MAISON CINQUANTECINQ
の文字が。
今回は、女友達4人で月一の夜の女子会。
おしゃれなカクテルと、おいしいご飯で、就活や授業の疲れを取ろうって毎月楽しみにしている日。
またいい香りに包まれながら、今日は3階まで登る。
2階のカウンター席とはまた違って、テーブル席が3つほど。
壁でうまく仕切られていて、それぞれが個室みたいになっている。
綺麗にセッティングされた見覚えのある青いお皿と、三角コーナー。
間接照明とキャンドルだけの薄暗く、ほんわかと明るい、心地の良い空間。
将来は私もこんな空間をつくりたいなって。
今日のカクテルは「カボスのジンソーダ割」。
4人で話していると、話題が尽きなくて。
あっという間にアペタイザーのザアタル風味のフライドポテトが!
ザアタルは、中東の方で使われるハーブのミックスみたい。
カリッと素揚げされたじゃがいも・ザタアル・フムスの奏でるハーモニーがただただ最高すぎる。
普段あまりフライドポテトは頼まないのだけど、このフライドポテトだったら毎回頼みたい。
そのあとは、この間も頼んだファラフェルのピタサンド。
チキンのピタサンドを頼んだ友達とお互いにどちらの方がおいしいか、言い争いながら食べる、それも幸せのうち。
毎月毎月訪れたい。
もっといろんな人に知ってほしいけど、秘密にもしておきたい。
そんな複雑な気持ちになってしまう小さなお料理屋さん。
今まで、中東料理にはチャレンジしたことがないけれど、今度はファラフェルとピタ作りに挑戦してみたいな。