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ゆめかうつつか市松か ~まぼろし博覧会に行ってきたよ~

 皆様、ご機嫌麗しゅう!
 2024年9月某日、わたくしは日頃のわずらわしさに疲れ、静岡は伊東市富戸にございます「まぼろし博覧会」に赴きました。

 まぼろし博覧会とは? 
 静岡県伊東市に所在する私設テーマパークです。敷地面積は甲子園球場や東京ドームのグラウンドと同じほどとても広く、YouTubeやX等でその名前を耳にした方も多いのではないのでしょうか。

 何を隠そう不肖わたくし、かねてより市松人形VTuberの市松寿ゞ謡(いちまつ すずか)さんを敬愛しております。寿ゞ謡さんはVTuber活動はもちろんのこと、作詞作曲から「GO GOME」や「夜詛」といったゲーム制作を手がけるなど、マルチな方面で活躍をされている市松人形さんです。

市松寿ゞ謡さんのYouTubeチャンネル⇩

イチ推し曲 「ウタカタカルタ」⇩

 筆者は4年ほど前から寿ゞ謡さんのこちら⇩の旅行記動画を偏愛しており、今回ご縁をいただいて現地に行く運びとなりました。聖地巡礼ですね。
 6分弱ととても見やすい動画ですのでぜひご覧くださいませ。次々と飛び出す独特な語彙が本当に大好きなのです。

 以下、本編です。
 13年くらい前のデジカメで撮った写真が紛れていますので、不思議な画質が紛れ込んでいることをお含みおきください。【】の文章は旅行記動画内の引用になります。また、筆者はサブカル・アングラ方面にまったく明るくないということを頭の片隅に置いていただけますと幸いです。

 館長のセーラちゃんから熱烈なお出迎えを受け(お名刺もいただきました!)、入り口の門をくぐります。夢にまで見た旅路です。夢の通い路とでも言いましょうか。

こんなベッピン見たことない!

 有名な美少女神社やアヘ顔の恐竜さんの横を通り過ぎ受付に進みます。まだお金を払っていないのにもうすでにお客さんを楽しませてくれます。 

YouTubeのサムネでよく見る門!

 まずは昭和の昭和の時代通り抜けゾーンに入ります。

夏は暑い

 そう、夏は暑いのです。当時の昭和を再現するため、館内は冷暖房を完備してないとかなんとか。
 あいにくのお天気でしたが、雨のおかげで館内の気温が下がり、9月の下旬にしてはむしろ涼しくて快適でした。夏日に訪れていたらいったいどうなってしまっていたのでしょうか。あまり考えないようにしましょう。

1955年のベストセラー。辛うじて「君の名は」の文字が読めます。

 学生運動の様子を再現したブースから平成のアニメまで、各年代をポップかつアングラに彩ってきたカルチャーを再現したゾーンでした。とにかくカルチャーの強烈な「パワー」を濃密に閉じこめた空間にやられてしまいました。

なんとなく遊び方が予想できるモンローゲーム

 昭和から平成を駆け抜けると、半屋外に出ます。このあたりになると、小さな段差があったり、雨で足元が不安定になる箇所があるので、ヒールのきつい靴は避けた方が得策かもしれません。

アカン みんなこっち見てはるわ
【多くの短冊が吊るされたこの空間は、欲にまみれた煩悩の吹き溜まりと言えましょう】
この辺りで信じられないくらい道に迷う

 館内はほぼ一方通行になっていたのですが、持ち前の恐ろしき方向音痴を発揮し、大仏殿にたどり着くまで館内を三周しました。チケットを購入した際に館内図を頂いたのですが、何をどうしても同じところに出てきてしまうのです。不思議ですね。夕暮時なら泣いていたかもしれません。

【出ました!金ぴか聖徳太子です】

 なんとか大仏殿にたどり着きます。写真だと伝わりづらくなっておりますが、みなさまの想像をより大きいですよこの聖徳太子さん。限界までのけぞってなんとか写真に収めました。個人的にはこのゾーンが一番好きかもしれません。

 今回ご紹介したところは、まぼろし博覧会の氷山の一角にもなっていません。こちらに掲載するのは少々はばかられる展示も多々ございましたので、安全牌に逃げました。わたくしは弱い人間です。
 まぼろし博覧会は生きた施設で、絶えず増築を繰り返しています。わたくしが訪れたときも、なにやら奥の方でブースを拡張されているようでした。今しか見れないまぼろし博覧会を観に、ぜひ伊東市までお越しくださいませ。わたくしもそう遠くない未来、必ず再訪いたします。わたくしのようにアングラに詳しくなくても、情報量の多い空間に身を置いてみたい方にぴったりなスポットだと思います。実際に行って、独特な空気を体感してみることを強くおすすめいたします。

【どっひゃ~~~~!(ドンデンドンデンドンデン)】

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