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忘れること

流産手術から一週間がたちました。
実家に戻って身体は回復に向けて進んでいて、気持ちもそれに付いてきてると思ってるのに、ふとした瞬間にあの時に戻されて、行ったり来たりしています。

主人がつけてくれた名前は摩耶ちゃんでした。
プロポーズが摩耶山だったからだそうで、これならいつでも思い出せるね。
私たちの子はお星じゃなくてお山になりました。

今でもまだ
『もし。。。』
を考えて苦しい毎日です。
今はまだ、つわりがしんどいんやろなぁ。

考えても意味もないのに。

流産の後は妊娠しやすいとか、
間あけずに妊活再開した方が次の流産のリスクは低いとか、
根拠のない希望はいっぱいあるのに、
漠然と不安が覆いかぶさってくる。

今度の診察で子宮が戻ってきてたら、
やっぱりちゃんと水子供養に行こう。
私たちの手元には何も残らなかったけど、
きっとそこに行けば会える気がするから。

忘れるって辛い。
思い出すのも辛い。

だから私は今日をがむしゃらに生きるしかない。
忘れたフリをして、平気なフリをしながらしか生きていけない。
そしてたまに立ち止まっては泣いて、忘れてない事に安心して、空を見上げてはどんな顔やったんか想像したりして、でも何も浮かんでこなくてまた悲しくなって。。
私たちの子はあまりに小さすぎたばっかりに、存在が大きすぎた。

思い出せることは何もないけど忘れない。

これだけを心に留めておこうと思う。

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