ディスペクターたちを紐解く夜①『ディスペクター概論』(デュエルマスターズ解説)
こんばんはそしてお久しぶりです。
終身名誉ディスタスこと冥さんです。嘘です。
さて皆さま、健全なディスペクトライフを送っていますでしょうか?
今回は、王来篇にて突如襲来し、超獣世界を激変させたディスペクターという存在がいったい何者で、どのようなディスペクターが存在するのかについて紹介していこうと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
ディスペクター、その正体
さて、皆さまは『そもそもディスペクターとはどんな存在なのか』ご存知でしょうか。
彼らの正体は端的に説明すると『過去のクリーチャーたちが強制的に合体させられた姿』です。
そのため『体内に過去のクリーチャーの魂が閉じ込められて』おり、また『二つの命を持ち、一度倒されても復活する』のです。
ディスペクターは、後述する合成方法や能力の傾向から大きく5つの所属に分ける事ができます。
そして彼らの配下には、『ディスタス』と呼ばれる存在がいます。
ディスペクターとは違い、過去のクリーチャー1体が素材として使用されています。
ちなみにディスタスらの体内に魂が封じられているかどうかは不明です。(今回の記事の趣旨から外れるため、この辺りの詳細は次回以降解説します)
ディスペクターの能力
ディスペクターの持つ固有の能力、それが『EXライフ』です。
これは先述した『二つの命を持ち、一度倒されても復活する』という性質を表現したものです。
ゲーム上では『シールドを追加し、一度だけそのシールドを身代わりに除去を免れる』能力となっています。
また、ディスタスの持つディスペクターとの連動能力として『ササゲール』があります。
ディスタスの『その身を捧げ、ディスペクターに仕える』性質を表現したもので、ゲーム上では『自身を破壊し、ディスペクターのコストを軽減する』能力です。
ディスペクターの所属と傾向
ここからは、ディスペクターの合成方法と能力の傾向を解説していきます。
大雑把に『連結』『混成』『電融』『縫合』『接続』の5種類と、それら全てを併せ持つ五龍神のディスペクターが存在します。
今回は、五龍神のディスペクターを除く5つのグループに焦点を当てて解説していきます。
【連結】
合体方法:ジッパーにより繋がっている
文明:闇・光・火
能力の傾向:シールド(特にEXライフ)が移動する事による能力の発動
王:『聖魔連結王 ドルファディロム』『聖魔連結王 バロディアス』
はじめに紹介するのは『連結』のディスペクター。
アルファディオスとドルバロムのディスペクターであるドルファディロムのような、シールドに干渉する事で強力な能力を発揮するカードが数多く存在します。
また、ジッパーで連結されている事による『強引に合成された』ような見た目も特徴です。
カッコいいです。
【混成】
合体方法:モザイク状の繋ぎ目を持つ
文明:光・火・水
能力の傾向:呪文にまつわる能力
王:『禁時混成王 ドキンダンテ』
続いて紹介するのは『混成』のディスペクター。
ドキンダムXとミラダンテXIIのディスペクターであるドキンダンテを中心に、呪文を唱えたり軽減したりするクリーチャーが揃っています。
クリーチャー同士がモザイク状に混ざり合っており、『科学的な合成』といった雰囲気が強いです。
カッコいいです。
【電融】
合体方法:電流や電磁石、機械で繋がる
文明:火・水・自然
能力の傾向:他クリーチャーとの連動
王:『禁断竜王 Vol-Val-8』『竜界電融N・EXT』『勝災電融王 ギュカウツ・マグル』
次に紹介するのは『電融』のディスペクター。
ボルバルザークとVV-8のディスペクターであるVol -Val-8を筆頭に、展開した小型クリーチャーを有効活用して戦う傾向にあります。
また彼らの特徴として、合体元のクリーチャーに競技シーンで活躍したカードが非常に多く、現実世界で殿堂(制限)またはプレミアム殿堂(禁止)となったカードも多く存在することが挙げられます。
5種類の合成方法の中でもっとも『機械的な合成』のような雰囲気が強いです。
カッコいいです。
【縫合】
合体方法:糸や包帯で縫ったり縛ったりする
文明:水・自然・闇
能力の傾向:自分のリソースを増やし、相手のリソースを減らす
王:『終末縫合王 ミカドレオ』『邪帝縫合王 ザ=デッドルナ』
続けて紹介するのは『縫合』のディスペクター。
神帝とライオネルのディスペクターであるミカドレオを軸とし、お互いの手札やマナ、山札に干渉する能力を多く持っています。
糸などにより強い部分を組み合わされ『洗練された合成獣』といった印象を受けます。
カッコいいです。
【接続】
合体方法:鉄板で繋ぎ、ビス止めされている
文明:自然・闇・光
能力傾向:マナや墓地からクリーチャーを出す
王:『零獄接続王 ロマノグリラ0世』
最後に紹介するのは『接続』のディスペクター。
ロマノフとシャングリラのディスペクターであるロマノグリラを中心に、マナや墓地のクリーチャーを展開、物量を利用して戦うクリーチャーが多く存在します。
ただし、限られたリソースをマナや墓地に送って共用する関係上、この『接続』ディスペクターに限ってはひとつのデッキにまとめて入れれば強いとは限りません。
そのためデッキを組む際は注意が必要です。
見た目としては鉄板にビスという固定法から『禍々しい兵器』のような雰囲気を醸し出しています。
カッコいいです。
ディスペクターと龍魂珠
ディスペクターについて語る上で欠かせないのが、『龍魂珠』(ルビ『アントマ・タンゲント』、本記事の見出し画像)というクリーチャーです。
なにしろこのクリーチャーは、ディスタスであると同時にディスペクターを生み出した張本人なのです。
ディスペクターが生み出された目的は、龍魂珠が彼らを兵士として、駒として自身の計画に利用すること。
その辺りをなんとなく知っておくと、ディスペクターに対する見方や感じ方がほんの少し変わるかもしれません。
終わりに
さて、今回の記事での解説は以上にさせていただきたいと思います。
今後についてですが、王来MAX篇の開始までに『ディスペクターを紐解く夜②「ディスペクター実践」』と称し、より実践的なディスペクター・ディスタス知識についての記事を作成していきます。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
お相手は私、冥さんでした。