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DMデッキ研究番外編 〜デュエパーティー編①〜
はじめに
こんにちはまたはこんばんは。ここ最近記事の投稿もせず友人と遊び惚けていた冥さんです。
さて今回は、デュエルマスターズの新たなレギュレーションこと『デュエパーティー』のデッキやカードについて、私なりにではありますが考察を深めていくと共に、デュエパーティーという舞台で輝けるカードやデッキについて考え、紹介していきたいと思います。
ちなみにこの記事、シリーズ第1回目にも関わらず番外編というタイトルですが、そこは気にしてはいけません。
そもそも、デュエパーティーとは?
では、本題に入る前に『そもそもデュエパーティーってなんだ?』『私でも遊べるのか?』という疑問について、解答していきたいと思います。
デュエパーティーとは、簡単に言うと多人数戦専用フォーマットです。
多くの場合3〜4人でプレイされ、他プレイヤーとの駆け引きをカジュアルに楽しむフォーマットとなっています。
そして、使用するデッキは専用のものとなります。
専用デッキは以下のように、通常構築とは違う形になります。
・デッキを組む際にパートナーとなるクリーチャーを1体決めます。パートナーはコスト5以上のクリーチャーであればなんでも選択可能です。
・パートナーと違う文明をひとつでも持つカードは採用できません。ただし無色のみ例外で、パートナーの文明に関係なく採用可能です。
・デッキの枚数はパートナーを含めて60枚に固定となり、同じ名前のカードは1枚しか採用できない、いわゆるハイランダーでの構築となります。
・推奨フォーマットはオリジナルとなっており、超次元ゾーンや超GRゾーン、予め場に置くカードが使えません。ただし、この部分については一緒にプレイする仲間全員の了承を得られれば変更しても大丈夫だと思われます。
これらの性質、そして多人数戦であり『複数人の敵がいる』という性質を理解した上で、デュエパーティーで強力に働くカードについて考えていきたいと思います。
ただ、いわゆる『結論デッキ』を目標にするのではなく、あくまで相手をアッと驚かせ、ワイワイ楽しむ事ができるようなデッキを目標にしています。
強力なパートナーを見つける
ここでは、パートナーとして強力なカードについて考えていきたいと思います。
当たり前ですが、パートナーが強い方がデッキ全体も強くなりやすいです。
ちなみに私個人の意見として、デュエパーティーを始めてプレイする方に最もおすすめのパートナーは『聖魔連結王 ドルファディロム』または『禁時混成王 ドキンダンテXXII』です。
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詳しい理由は後述しますが、この2枚の扱いやすさはある程度保証できます。
そのため、これ以上文章を読むのも面倒だ、という方がいればとりあえずこのカードたちをパートナーに始めてみても良いかもしれません。
それでは、ここからは何故このカードたちが強いのか、その理由を交えながらひとつずつポイントを整理していきましょう。
多くの色を持つ
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まず1つ目の強さの条件は、『多くの色を持つ』ことです。
デュエパーティーにおいては、採用出来る文明はパートナーの文明に依存します。
すなわち、パートナーをきちんと選ぶことで採用出来るカードの選択肢を広めることが可能です。
(詳しくは改めて後述しますが)デュエマの文明はそれぞれ得意な事が異なります。
そのため文明を散らすことで、デッキの中に様々な動きを搭載することができます。
とはいえ、色数の少ないデッキにも事故率が低いという長所があり、ハイランダーでの構築を強いられる都合上、一概に優越をつける事はできません。
そのため、最初のうちは2~3色のデッキで大体のバランスを掴むのがお勧めです。
踏み倒しまたはコスト軽減
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2つ目に、効果で場に出せる、または召喚コストを軽減できるカードたちです。
パートナーは毎回手札にあるように持てるため、常に場に出せるカードになります。
その為、少ないコストで出すことが出来れば早い段階から自分のやりたい事を押し通す事ができます。
また、この例とは少し外れるものの、メインデッキにコストを軽減できるカードが多く入っている場合であれば、これと近い動きは可能です。
システムクリーチャー
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3つ目に『(全体に影響する)システムクリーチャーである』事。
相手が複数人いるデュエパーティーでは、相手クリーチャー単体を除去するカードは一方的にアドバンテージを損失することになるため、あまり強くはありません(ただし後述するが、全く不要なわけではない)。
その為、除去されなければ効果を発揮し続け、リソース確保や妨害を行い続けるシステムクリーチャーが活かしやすくなります。
また、継続的にメタ効果を発揮し続けたり、毎ターン除去や手札破壊を行えるようなカードもこれに含まれます。
特に例に挙げた『強奪者 テラフォーム』のような相手プレイヤー、もしくは全てのプレイヤーに反応するようなものは更にその価値を増します。
強力な採用候補を見つける
さて、パートナーが決まったら次はその周りを固めるメインデッキを作成していきます。
相手が複数人いる他、デッキに採用出来る文明が縛られるためカードの価値が変わってきます。
その前提で、デュエパーティーという場で強い(或いは強そうな)カードを見ていきましょう。
マナ加速
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デュエパーティーは、複数人で遊ぶゲームであることから(集中攻撃を受けない限りは)長期戦になりやすいため、大型のクリーチャーが使いやすくなります。
その為、マナを増やし、1ターンでも早く大型クリーチャーを盤面に送り込めるカードは単純に強力です。
自然文明はさることながら、他文明も各種チャージャーなどでマナを伸ばすことは可能です。
追加効果のある除去
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デュエパーティーでは、当たり前ですが複数人の相手プレイヤーがいます。
その為、誰か1人だけに除去や手札破壊を使った場合のアドバンテージの在り方が少し変化します。
具体的には、
・除去を撃ったプレイヤー→手札1枚とそのターン使えるマナを失う。また、そのターン本来出来るはずだった行動を放棄していることからテンポも失っている。
・除去を撃たれたプレイヤー→除去されたカードとそのカードを場に出した1ターンを失う。
・どちらでもないプレイヤー→何も失わず、全体としては(実質的に)得をしている。
このように、ただ除去を撃つだけでは損をしてしまうようになっています。
しかし、除去札がなければ相手の脅威を退けられずそのまま負けてしまいます。
他のプレイヤーに除去の役目を押し付けられれば良いのですが、他のプレイヤーも損はしたくない為除去してくれるとは限りません。
その為、除去札を撃つことで発生するロスを可能な限り減らす事の出来る、除去+αの役割を持ったカードが強力になります。
汎用的な無色カード
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デュエパーティーのルールでは、無色カードはどんなデッキにも入れる事が可能です。
そのため、汎用性の高い無色カードは必然的に価値が増します。
ただし、無色カードはデッキの事故率を上げるカードにもなってしまう事があります。
そのため、理由なく採用するのは避けた方が無難かもしれません。
全員に干渉出来るカード
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プレイヤー1人に干渉するカードより、プレイヤー全員に干渉するカード(もしくは相手全員に干渉するカード)の方が強力な事が多いです。
単体除去を積む場合は前述の通りなんらかの追加効果を持つカードを積む事が多いのですが、盤面全体を触れるカードは『他のプレイヤーへの妨害』が追加効果となるイメージです。
また、継続的な除去や手札破壊を全体に対して行えるカードも強力な傾向にあります。
詳しくは次項にて。
全員にプレッシャーをかけるカード
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こちらは多人数戦ならではの要素である、ヘイトをコントロールするカードのうち、全員まとめて妨害をしつつ自らのヘイトを増大させるカードになります。
除去されなければ打点になったり、盤面に圧をかけたりし続ける一方、除去をすると自分も大きく損をしたり、他のプレイヤーが得をしてしまったりするため、除去するかどうかの選択が難しくなります。
ただし、これは他のシステムカードにも言える事なのですが、あまりにも厄介と判断された場合には全員から集中攻撃を受け、負けてしまう可能性も充分にあるため注意は必要です。
相手のクリーチャーを出す・変換する
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相手のクリーチャーを出すカードは通常ならデメリットにしかなりませんが、デュエパーティーでは一味違います。
例えば、弱いクリーチャーしか持っていない(またはそもそもリソースの乏しい)プレイヤーを能力の対象にする事で、デメリットを打ち消す使い方が考えられます。
更にそれだけではなく、敢えて強いクリーチャーを出させる使い方もあります。
そうする事で、『強いクリーチャーが場にいる』→『優先して倒さなければならない危険なプレイヤー』という図式を作り上げる事が出来ます。
残りのプレイヤーが1人を袋叩きにするよう仕向け、ゲームを自分の思い通りにコントロールできてしまう可能性すらあるのです。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
デュエパーティーと通常のデュエマの違いや、輝けるカードの違い伝わったでしょうか。
ほんの少しでも読者の皆様に伝わったならば、嬉しく思います。
それでは、最後にデュエパーティーを楽しむ上で絶対事項となるであろう大切な事を、私から皆様に伝えて締めとしたいと思います。
『デュエパーティーの勝者は最も強い者ではない。最も楽しんだ者であるべきだ。』
1人でも多くのプレイヤーが、デュエパーティーを心から楽しめることを願って。