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Pの幕開け/始めよう、デュエパーティー【茶番】
※はじめのはじめに/注意
こちらのnote記事には以下の要素が含まれております。嫌な方はブラウザバック推奨です。
・あまりにも露骨なパロディ
・会話調で進むグダグダ進行
・特撮ネタの数々
・無駄に長い蛇足
それでも構わないよと言う方は…
ゆっくりしていってね!
登場人物紹介
・右野 穣太郎 (みぎの じょうたろう)
常に帽子を手放さない私立探偵。
デュエマとは一体なんなのか、という大きな謎を追っている。
自称『史上最高にイカしたデュエマ探偵』だが、デュエマ探偵が何をする職業なのかは本人もよく分かってない。
シンプルなビートダウンが好き。
・フリップ(ふりっぷ)
知識欲に溢れた変人で穣太郎の助手。
常軌を逸したデュエマオタクであり、あらゆるカードのデータを網羅している…が、実際のところ筆者の知識を超える事はないためそんなに詳しくはない。
なお、フリップは本のページを捲る動作からつけられたあだ名で、本名は磯崎 怜符斗(いそざき れふと)。
めちゃくちゃ頭がいいのに普段はダーツデリートばかり使う。そして穣太郎に負ける。
・山田 デュエパ郎 (やまだ でゅえぱろう)
デュエマが大好きな小学生。
普通のデュエマは知ってるけどデュエパーティーについては1ミリも知らないため、調べてもらうために穣太郎の元にやってきた。
好きなデッキはソリティアデッキ全般。
最近は改名を考えている。
・山田 EDH郎(やまだ いーでぃーえいちろう)
デュエパ郎の父親で穣太郎の旧友。
デュエマに詳しく、デュエパーティーのルールについても知っているが、デュエパ郎にはルールを教えず穣太郎の元に送り出した。
改名は考えたことがない。
おまけに出番も台詞もない。
・多人数川 剛志 (たにすがわ つよし)
デュエパ郎の親友でDMP。
デュエパーティーを始めてからというもの、異性にモテ始めたのみならず家庭環境も学業成績も向上し、沢山の親友が出来ておまけに宝クジまで当たった。
色々と無理があると感じた読者の方もいるかもしれないが、筆者もそう思う。
こちらは今回、一切出番がない。
この企画が好評だったら続編で出番がもらえるかもしれない。
プロローグ
山田少年は激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の親友を除かねばならぬと決意した。
山田少年にはデュエパーティーがわからぬ。
山田少年は、普通の小学生である。
友人間で大会を開き、パックを剥いて出たカードたちと遊んで暮してきた。
けれどもデュエマに関する事での敗北に関しては人一倍敏感であった。
きょう昼頃山田少年は家を出発し、野を越えず山も越えず、1キロほど離れた此の探偵事務所にやってきた。
フ「それで?君は一体なんの依頼でここにきたんだい?カード情報の検索?それともデュエマで勝つ方法?或いはデッキの組み方にカードの捜索、大会の受付に…」
穣「その辺にしとけフリップ、小さな依頼人さんを怖がらせちゃいけねえ。さて、今日はなんの用事だ?坊主」
山「あの…僕、デュエパーティーを始めようと思うんです。でも…1ミリもルールが分からないしデッキも持ってないし…」
フ「…なるほど、つまりデュエパーティーについてのデータが欲しいってわけだね?確かにそれならウチの得意分野だ」
穣「そういう事なら任せとけ、俺とフリップがバッチリ教えてやるよ…その代わり、依頼料は期待させてもらうけどな」
フ「にしても、ウチに久しぶりの依頼かぁ…ゾクゾクするね、穣太郎」
穣「久しぶり言うな」
覚えろR/ルールは単純
山「じゃあまず…そもそもデュエパーティーってどうやって遊ぶものなんですか?」
穣「いいだろう、俺が教えてやる…1から、いや…ゼロから」
山「余計なとこに喧嘩を売らないでくださいよ?」
穣「…あー、とにかく…デュエパーティーってのはだな」
フ「その必要はないよ穣太郎、ほら」
フ「とりあえず、軽く検索してきた」
山「急に公式サイトが出てきたな…なんだ?タ○ラ○ミーの企業案件か?」
穣「あのなぁフリップ、俺の見せ場を…」
フ「…とにかく、これを見ながら確認していこうか。ただ、あくまでβ版であり、現時点での推奨ルールに過ぎないのは注意が必要だね。」
フ「デュエパーティーとは、デュエルマスターズ初の公式多人数戦フォーマットだね。プレイヤーが複数人いる状態でプレイされるのが特徴だ。」
山「いつもみたいな1対1じゃなくて、友達みんなで遊べるってことか!」
フ「まぁそうだね、ただ使うデッキが少し特殊で…デッキの枚数は60枚、しかも同じ名前のカードは1枚しか使用できない。しかもパートナーによってデッキの文明が縛られるんだ」
山「パートナーって?」
フ「パートナーとは、いわば君の相棒として扱うクリーチャーだね。基本的にパートナーゾーンに存在して、コストを払えばいつでも出せる。そして、ここからが重要なんだけど、パートナーはコスト5以上のクリーチャーじゃないといけない上に、パートナーと異なる文明を持つカードはデッキに入れられないんだ」
穣(これ、俺要らないんじゃね?)
山「なるほど…」
相棒のP/選べパートナー
フ「じゃあ早速、デッキを組んでみようか。」
山「そうだね…あっ、パートナーってどんなクリーチャーを選べばいいの?」
フ「パートナーか…そうだね、強いパートナーを何枚か検索してみよう…《強奪者 テラフォーム》《雷龍 ヴァリヴァリウス》《星龍 パーフェクト・アース》…」
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穣「落ち着けフリップ、いきなりそんなガチガチに強いパートナー勧めても仕方ないだろ?この記事はまだデュエパーティーをやった事のない方に『とりあえずやってみよう!』って思わせるのが最優先だ。最初は変に考えなくても、1枚だけ余ってるレアカードをとりあえず使ってみるとかでいいんだよ。ほら、なんかないか?」
山「メタいっすね穣太郎さん…うーん…そうだ、これがあった。」
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フ「ふむ、《聖魔連結王 ドルファディロム》か…良いカードじゃないか。さしずめパックを買ったときに1枚だけ出てきてしまった…といったところかな?」
穣「よし、そんなら今日はコイツをパートナーにしたデッキを組んでいこうぜ」
初動と中継ぎとフィニッシャー
フ「今回パートナーに選んだのは《ドルファディロム》、つまり火光闇の3色のデッキを組めばいいわけだが…デッキには色々な役割のカードを詰める必要がある」
穣「章題の世代交代については触れない方針なんだな、了解」
フ「まず初動、これは手札やマナを整える軽量カードだな。デッキが60枚あるなら12枚前後入れるのがお勧めだ」
穣「ここは主にマナ加速カードが入れられることが多いな。自然文明が入らなければ各種チャージャーや《ビスティック・マーズ》のような系統のマナ加速、ディスペクターを主軸に据えたデッキなら『ササゲール』を持つクリーチャーなんかでも構わない」
山「だとすると…こんな感じかな?」
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フ「初めてにしては上出来じゃないか?他にも色々候補になるカードはあるから、後で公式のカード検索を使ってみてくれ。」
山「あんた何?公式の人?」
穣「なんで上から目線なんだ、フリップ…」
フ「まぁいいや、そうしたら次は中継ぎだね。増やしたマナから更に次に繋げるカードだったり、フィニッシャーが出るまでやられないように使うカードだ。枚数は…正直お好みだな」
穣「デッキによって色々あるが…今回は火の除去や闇の手札破壊、光のタップやシールド追加なんかを軸にすると面白そうだな」
山「よし、やってみる」
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フ「いい感じだ。色々な種類の妨害を分けて投入しているのも良さそうだな」
穣「このデッキにも入っているが、相手の動きを大きく制限する、いわゆるロッククリーチャーには注意が必要だな。入っていることがわかると警戒されやすいし、他のプレイヤーと協力したくてもロッククリーチャーが邪魔で他のプレイヤーが動けない…なんて事が起こりうる」
フ「次はフィニッシャー、ゲームを決めるカードだ。耐性を持ったアタッカーやプレイヤーを速やかに倒せるようなカードなんかだな。枚数はデッキ次第で変わるが、今回のようなコントロール寄りのデッキなら10枚もいればおおよそ足りるだろう。」
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山「よし、完成したぞ!」
穣「なるほど、少しフィニッシャーが少ない気もするがカードチョイスはいいな」
フ「今回はパートナーがそのままフィニッシャーになるからね。おそらくこれで充分回るだろう…けど、まだ終わりじゃないよ」
山「なんでですか?必要なカードは全部入れましたけど…」
フ「それはだね…このリストをもう一度よく見て欲しい」
山「よくわかりませんけど…このデッキにまだ何か問題が…?」
穣「分かってねーなお兄さん…さて、久しぶりに行くかフリップ。デッキ構築を苦手とする初心者に、俺たちが永遠に投げかけ続けるあの言葉…」
フ「あぁ、アレだな?行くぞ…」
穣&フ「さぁ、お前のデッキ枚数を数えろ!」
穣「久々に決まったな…!」
フ「あぁ穣太郎、自然なパロディの導入だ」
山「デッキ…?そりゃきっちり40枚揃って…」
穣「普通のデュエマならこれで良いんだが、これはデュエパーティーだ。それを踏まえて、なにか気づく事はないか?」
山「気づく事?…そうか、60枚か!」
穣「ご名答!まさにその通り、普段の感覚でデュエパーティーのデッキを組むと枚数が合わなくなる事が多いんだよな」
フ「しかも今回はまだ自分の動きに必要なカードを入れただけ…実際に遊ぶなら除去札や受け札、メタカードなんかも必要だからね」
山「なるほど…やってみるよ」
穣「入れたいカードが多くなった場合、ここまで入れたカードの中から近い役割のカードを抜いてもいい。とにかく大事なのは60枚に納めること、そしてバランスを崩さないことだ」
俺「相手クリーチャーをまとめて除去するカードを入れたり、異なるカードタイプの除去札を入れておくと妨害カードで止められにくくなって強いよ」
穣「誰だ今の」
フ「受け札を入れるならS・トリガー以外のカードも入れておくといいよ。例えば…ニンジャ・ストライクとかG・ストライクなんかだね」
山「よし…できた!」
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フ「うん、調整の余地はまだありそうだけど…いいリストに仕上がったんじゃないかな?」
穣「ま、ここからは遊んでみて調整すればいいだろう…よく頑張ったな」
山「えへへ…おじさん達のお陰だよ、ありがとう」
穣「お兄さん、な?」
エピローグ
山「今日はありがとう、おかげさまで僕もデュエパーティーを始められる…名前に恥じない人間になれそうだよ」
穣「名前か…そーいや、俺たちはお前の名前、聞いてなかったな、教えてくれ」
山「デュエパ郎です」
穣「え?」
山「デュエパ郎 僕の名前は………
僕の名前はデュエパ郎です」
フ「分かりにくいネタを混ぜるな…」
穣「そんなの今更だろ?」
山「改めまして、僕は山田 デュエパ郎です。」
フ(随分と変わった名前だねぇ……)
穣「山田…?もしかして君は…EDH郎の親戚かい?」
山「EDH郎は父ですが…父の知り合いなんですか?」
穣「知り合い…というより、よくデュエマをした友人さ、もう何年も前だけどな」
フ「へぇ…君みたいな人間にもいたんだね、友達」
穣「…俺に対しての扱い酷くないか?」
フ「まぁとにかく…だ。デュエパーティー、楽しんでおいで。」
穣「デュエパーティーに明確なゴールはない。同席しているプレイヤーが楽しめれば、それは全員の勝利と言い換えてもいいだろう。さあ行ってこい、デュエパーティーは君たちを待っている」
山「なるほど…ありがとう、それじゃ!」
穣「おう!またな!」
穣「全く…嵐のような奴だった…」
フ「楽しかったけどね…そういえば、なんか忘れているような…」
穣「忘れてる?………あっ」
フ「お?何か気付いたのかい、穣太郎?」
穣「依頼料…貰い損ねた…」
フ「あっ」
おわりに
こんな記事読んでる暇があるなら下の方のタグから先人たちの記事でも読んでこい。
もしくは適当にデッキ組んで仲間集めてデュエパーティー始めろ。
改めまして、ここまでお読みいただきありがとうございました。
あなたもデュエパーティー、始めてみませんか?
それでは、またどこかで。