DMデッキ研究録特別編 〜邪王来混沌三眼鬼〜【コラボ回】
こんにちはまたはこんばんは。
鬼なんかよりも母が怖い男、冥さんです。
さて今回は、私の好きなカードであり、かつ非常に強力な切り札でもある『邪王来混沌三眼鬼』とそのデッキを特集していきたいと思います。
また今回は、きよちゃんこと清さんとの対決記事…要するに、コラボ企画回になります。
清さんの方でも記事が上がっているので、良ければ見に行っていただけると幸いです。
それでは参りましょう。
今回のカード
『邪王来混沌三眼鬼』は、『王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX』にて登場したカードです。
火文明単色5コストという軽量カードながら、
スター進化クリーチャーであるため事実上の除去体制を持っています。
更に、クリーチャーの攻撃を強制する能力も強力で相手の盤面を崩壊させることが可能です。
しかしなんと言っても強力なのが最後の能力で、毎ターン最初の攻撃に反応する踏み倒し能力。
進化クリーチャーとタマシード1枚ずつという縛りがあるとはいえコストを支払わずに2枚、しかも相手の攻撃中にも出せるのが非常に強力です。
この性能を上手く活かして立ち回る事を目標にデッキを組んでいきます。
このカードの長所・短所
それでは次に、このカードを使う上での長所と短所を考えていきます。
長所
・相手の攻撃に反応してカードを展開できるため、ビートダウンでありながら他のビートダウンに強い。
・デッキの構造上受け札を多く積めるため更に対ビートダウンに強くなる。
・(最も一般的な赤黒型の場合)『禁断英雄 モモキングダムX』という盤面リセット手段を自然に組み込む事ができ、攻防両方に強く使える。
・除去されにくいタマシードと、それを進化元にし即座に打点になるスター進化クリーチャーが構築のほとんどを占めるため除去に強い。
・相手の盤面を崩しながら攻撃をリソースに変換できる。このお陰でコントロール対面でもそれなりに戦える。
・めちゃくちゃ安い。この後紹介するサンプルレシピなら5,000円くらいで完成する。
短所
・微妙な打点不足が発生しやすい。攻撃可能なクリーチャーが基本的にWブレイカーであるため、殴り切るのが少し大変。
・コントロール対面は立ち回り次第では多少戦えるとはいえ不利。特に序盤に手札破壊されると一気に厳しくなる。
・メタカードに弱い。特に『とこしえの超人』や『審判の守り 手輝』の影響をモロに受ける。ただし除去さえできれば問題ない。
・山札の減りが早く、あまり長期戦を続けるとこちらがピンチになる。
ここまで色々言ってきましたが、重要なのはどんなデッキを組むかになります。
上記の長所・短所とどう向き合い、どの部分を補うまたは伸ばすかは人それぞれですからね。
それでは、前置きが長くなりましたがある意味ここからが本編、具体的なデッキリストと照らし合わせながらどんなカードと組み合わせるのが良いか見ていきましょう。
デッキ構築 〜サンプルリスト〜
こちらがサンプルリストになります。
今回は1番オーソドックスな赤黒型をチョイスしてみました。
見ての通り受けの硬さが特徴になっており、デッキのおおよそ半分がS・トリガーを所持しています。
それではここからは、採用カードを個別に解説していきます。
進化クリーチャー
まずは進化クリーチャーです。
邪王来混沌三眼鬼の効果で出せるコスト5以下かつレクスターズの優先度が高いです。
邪王来混沌三眼鬼
このデッキの切り札です。
敵味方問わず攻撃を強制する効果と、攻撃に反応してタマシードと進化クリーチャーを踏み倒す能力を持ちます。
その為、相手の攻撃に反応して盤面を展開しつつ除去やリソース確保を行う、新感覚のビートダウンを味わう事が可能です。
このクリーチャーから踏み倒せるカードを多めにデッキに入れて、盤面を展開しやすいように構築を固めていきましょう。
ただし、強制効果で山札が減っていく点だけには注意。
禁断英雄 モモキングダムX
このデッキでは全体除去を持つフィニッシャーとしての運用が主になります。
3打点を持っているため他の進化クリーチャーで2点→このクリーチャーで3点→横のクリーチャーでダイレクトといった感じでスムーズにゲームを決められるようになります。
総じて性能は高いものの、動き出すまでに時間がかかる弱点があるため、上手くお膳立てしながら動いていきたいところ。
EVE-鬼MAX
このカードの特徴は、なんといっても『鬼S-MAX進化』にあります。
場のカードを3枚犠牲にする事でこのクリーチャーを守り、敗北回避まで行えます。
このクリーチャーの効果は『カード』であればOKなので、クリーチャーでもタマシードでも構いませんし、なんなら進化クリーチャーの下のカードでも大丈夫です。
これを応用して先程の『モモキングダムX』の下のカードの枚数を調整し、何度も除去能力を発動できるのがこのクリーチャーの強みになります。
センメツ邪鬼〈ソルフェニ.鬼〉
このクリーチャーはこのデッキのサブアタッカーを担う存在です。
小型を纏めて除去する能力と、毎ターン手札交換を行う能力を併せ持つ強力なクリーチャーです。
ドロー能力が強制である事にさえ注意すれば小回りの効くアタッカーとして活躍してくれます。
ナミノリ童子〈サーフ.鬼〉
出た時にバトルを行う事ができる進化クリーチャーです。
単純に打点として強力な他、条件付きでS・トリガーになる能力も強力で、カウンタープランに大いに貢献してくれます。
単体でまずまずの除去範囲を持っているので安心感もあります。
ドケイダイモス〈グレイブ.star〉
先ほどの『ナミノリ童子』と同じく条件付きでS・トリガーになる進化クリーチャーです。
除去範囲こそ『ナミノリ童子』に劣るものの、自分のターン中に出してパワー勝ちを狙う、スレイヤーを活かして殴り返しに使うなど器用に立ち回れる点が魅力です。
サンプルレシピでは色バランスの兼ね合いもあってこのカードを多めに採用しましたが、この辺りは好みが分かれるところかと思います。
タマシード
ここからは、このデッキで進化元の役割を担うタマシードたちを紹介していきます。
あまり制限はありませんが、除去能力やS・トリガーを持っているとデッキと噛み合いが良く採用しやすいです。
ストリエ雷鬼の巻
出した際に手札交換を行うタマシードで、一般的にはレクスターズデッキの初動カードとして扱われています。
このデッキでも当然初動として運用しますが、同じくらい重要な役割があります。
それは、任意のカードを山札下に仕込む事。
そして、わずか1コストでレクスターズを場に出す事です。
前者は『邪王来混沌三眼鬼』と、後者は『禁断英雄 モモキングダムX』とそれぞれ噛み合いが良く、このデッキと非常に相性がいいカードとなっています。
ドラヴィ圧鬼の巻
火文明のS・トリガー持ち軽量タマシードです。
採用理由はこれだけで充分もなのですが、相手の溜めたり刻んだりするプレイを『邪王来混沌三眼鬼』が出る前から咎めたり、シンカパワーで盤面を取りやすくしたりとなにかと器用な1枚となっています。
ゼータ滅鬼の巻
闇文明のS・トリガー持ち軽量タマシードです。
こちらも微妙にパワーが上の相手を突破したり、小型のメタクリーチャーを破壊したりとこれまでのカードたちとはまた違う強みを持っています。
ただし、単体で除去トリガーとして使うには少々物足りない性能なのは事実なので過信しすぎないように。
ロマネス仙鬼の封
S・トリガー持ちのタマシードでありつつ、強力な除去効果を持っているのが特徴のカードです。
手撃ちも視野に入れられるコストで、邪魔なブロッカー等の除去にも向いています。
かつてはかなり環境に刺さっていたそうですが、今刺さるのかはあまり環境を追えていない私にはよくわかりません。
そういう点からも、環境を読んで枚数を調整するのがおすすめです。
シラズ死鬼の封
このカードの特徴はなんといっても蘇生能力にあります。
蘇生により『禁断英雄 モモキングダムX』のカウントを一気に進める事ができるのが魅力です。
ただしこのデッキはあまり墓地肥やしが得意ではないので、蘇生できたらラッキーくらいの感覚でいいかと思います。
バロム魔神の封
相手の手札とクリーチャーの両方をまとめて破壊できる可能性を持つカードです。
コストが少し重い為、基本的には『邪王来混沌三眼鬼』からの踏み倒しで運用することになります。
シンカパワーも地味ながら強力で、このデッキの打点不足問題を解消する事ができます。
改造案・採用候補
ここからは採用候補カードを羅列しながら簡単に解説していきます。
進化クリーチャー
進化クリーチャーの候補としてはかなり多くのカードが挙げられます。
小型の進化クリーチャーに寄せて前のめりに攻めたり、逆に大型を積んでロングゲームに強くしたりと様々な事ができます。
『邪王来混沌三眼鬼』の効果で出せない不純物を増やしすぎなければ基本的にどれを入れても強いです。
タマシード
タマシードの採用候補も多いです。
自分の動きを加速するのも相手の妨害を行うのも戦術としては強力なので、その辺りのバランスはお好みで調整してみてください。
ただ、タマシードが多くなりすぎるとクリーチャーが引けなくなって展開が大変なので程々に。逆もまた然りです。
その他
進化クリーチャーでもタマシードでもないカードを入れる事もあります。
候補カードは他にもありますが、あまり入れすぎるとノイズになるので控えめに。
環境や相手のデッキを読んで使う事が求められてきます。
その他改造案(文明の追加)
ここではより大幅な改造案として、デッキの文明を変更する際の候補カードを解説していきます。
火と闇に+1色、または闇を抜いて火+1色であれば比較的無理なく組めるのでオススメです。
それでは見ていきましょう。
光文明
光文明を入れるメリットは防御力の更なる向上にあります。
トリガービート気質のあるこのデッキにおいてはシールド追加がよく噛み合う為使いやすくなっています。
自然文明
自然文明入りの強みはリソースを確保しやすくなる事にあります。
その上で除去や展開札、扱いやすい進化クリーチャーも確保できているので、比較的組み合わせやすいです。
水文明
水文明にはタマシードやクリーチャーを大量に並べる事とシナジーのあるカードが多い為、『邪王来混沌三眼鬼』との噛み合いがよくなっています。
その反面少々扱いが難しくなる事があるため今回紹介する中では少し玄人向けかもしれません。
その他改造案(特殊)
忘れがちなのですが、『邪王来混沌三眼鬼』は最近出てきた進化元にならないタマシードも出せます。
『邪王来混沌三眼鬼』のデッキは、進化クリーチャーが沢山入るデッキになりがちなので、これらを入れて強いかは分かりません。
というか私もまだ試せていません。
ちなみに過去の進化クリーチャーも出すことが出来ますが、あまり噛み合いの良いものがなかったので説明は省きます。
おわりに
さて、いかがでしたでしょうか。
1枚のカードからこれだけ構築を広げられるのも、デュエル・マスターズの魅力のひとつだと思います。
これからも見習いファンデッカーとして少しずつ情報を更新していきますので、その際はよろしくお願いします。
それでは、今回の記事は以上になります。
読者の皆さま、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
また、今回コラボして頂いた清さん、この場を借りてお礼を言わせてください。
本当に、ありがとうございました。
繰り返しになりますが、良ければ清さんの方の記事も見に行っていただけると幸いです。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
コラボ相手:清さん(きよちゃん)
Twitter: @kiyo_kyu_miri
note: @kiyo_padpjepw4dg