インプット アウトプット

最近 急激に寒くなってきて、半袖Tシャツにフリースジャンパーという
矛盾感じる服装で寝てます、小百合です。
いかがお過ごしでしょうか。

このひと月ほど、昔の友人と
リモートで何か出来ないかと持ちかけて
その人の歌を練習しています。

が!!!

…まぁ聞いて下さいましよ。

自分の声について、何故こんな声なのか、いつも、もうずっと
コンプレックスに感じていた。

先日 娘が私の声を真似して歌ってくれたが、
めちゃくちゃ似ていて
めちゃくちゃ ぺったんこの声だった。薄い…。

「ママはね、ノドの上の方で歌ってんのよ。」

笑ってしまったが、後にちょっと凹んだ。

その旨を書いて 少しグチったら、なんか全然関係ないような文章と
写真と
電話が かかってきた。

実に10数年ぶりに まともに聞くその人の声は、あまり変わっておらず、さすが妖怪だと ぼんやり感心した。
(人だっつってんのにw)

(注 何年か前にも、電話した事あったし、そう言えば会ったこともあったわ(笑)
けど、お互い信じられない程の人見知りが発動して、記憶に残るほど 喋っていないw
運転していた私はともかく、シャイすぎるだろ妖怪www)

何故か「だから〜」から始まる話(笑)

その人の、ウチら周りで大人気だった曲にまつわる思い出話。
制作過程の話。聞いた事なかった話。
思いが募って 短時間で出来上がったとか。

その歌から そんなエピソードは想像出来なかったな、っていうような話。

うっすらと、登場人物の位置関係、想いの純粋さ、
明るい曲調の割に 切ない内容。
全身全霊の、想い、愛情、恋心。
ぐらいは読み取っていたけども。

そして、その人自身のコンプレックスの話。
感受性の話。
先生に言われた事。
作った歌詞を、何度も何度も突き返された話。

「そもそも 突っ返されない事なんて ないんだけどね」

あぁ。やんわりと。

優し過ぎて、やんわり過ぎるけど、これは 怒られてんだな。
怒る…ちょっと違う。

喝を入れられたんだ。

そんな次元でつまづいてる場合じゃねぇだろって。

いつまでそんなトコに居んだよって。

たどり着きたい場所は、もっとずっと遠くなのに。

まだまだ 全然 やれる事 やれてないじゃん。

赤ちゃんか、私は。

ずっと遠くに かすかに見えてる背中。

私、よく出会ったな…。

よく、繋がり続けてくれてるなぁ。

ずっと遠くに、何人もの背中。

ファンだから、というミーハーな気持ちは置いといて

話を聞いてみたい人たち。

実際には、実現しないだろうから、その人たちが放つものから
探って 掘り当てるしかない。
正に宝の山。
贅沢に 浸りきってる場合じゃねぇぞ。

これから また新たに想像妄想読み取る力、持てるもの 総動員してインプット

それを、自分というフィルターを通して

声を磨いて、腹から 奥から 作り出して アウトプット

優しくて繊細なその人の世界を、私が歌うことで

何倍にも膨らまして表現せねば。

歌い手は、俳優であれ。

解釈は、何通りにも。

ストーリーは、小説書けるほど。

すごいんだから この人。

「じゃ、帰るんで」

かかってきた時よりも数段、あっさり唐突に、切れた電話。

笑ってしまった。

深刻になる前に、止めてくれたな?

でも私、あなたよりずっと 図太いから、大丈夫よ。

ちゃんと 返すから。倍返しだこの野郎(笑)

…ありがとです。

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