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これからの中小企業のSNS活用

私が小学校の頃パソコンが普及し始め、個人でもパソコンを持ち、HPを作成するようになりました。それから約20年。多くの企業がHPを持つことがいわゆる「普通」となったものの、企業によってホームページの内容は大きく異なっています。ここでの中小企業とは、従業員数が150名以下の会社をイメージしていただきたいです。

そもそもホームページを開設する理由

企業はホームページを持つのは以下のような理由があると考えられます。

❶取引先や金融機関への信頼性の確保

❷集客目的/商品の周知、宣伝

❸採用戦略

先ほどの述べたように今やホームページがあることが普通ともいえる時代であるため、ないことがマイナスに働く可能性もあり、作成している企業が多い。知らない名前を聞いたとき、多くの人はスマートフォンを持っているわけですからその場で調べるでしょう。とはいえ、企業の中にはのホームページは頻繁な更新はせず、当初の作成から変わらないホームページも多くなっています。もちろん、業種にもよりますし、飲食店やホテル、いわゆる一般のお客さんがいる企業に関してはともなく、製造業等の企業はホームページを使った戦略が有効とも限りません。それぞれがもつ技術や専門性の高い器具等について掲載しているものの、そこから顧客が来ることを想定してない場合もあります。

中小企業こそSNSを活用すべき

「うちはホームページを準備しているから大丈夫」とはなりません。ホームページにアクセスするには、まず企業名を知ること、そしてその企業に興味を持つよいうことが前提となります。ここでなぜ、SNSが中小企業に有用であるかというか、そのホームページへの導線を確保しやすいためです。SNSへの投稿は内容によっては個人・企業への関心を高め、そしてホームページへのアクセスがつながることで企業の知名度のアップ、そしてホームページの構築によっては売上につなげることができるのです。逆に、SNSがなければ、誰がどのタイミングでホームページにアクセスできるかコントロールできるものではなく、見て欲しい層をキャッチすることも難しくなります。ある会社を知ってホームページがあれば、どのページを確認いたしますか。もし、代表者のページがあればそこを確認しないでしょうか。この会社を知るには、そこにいる人間の人となりを知ることがまずスタートとなるのです。私も以前働いていた事務所では、初めて会うお客様もおそらくは弊所のホームページを確認していたために、出身校や生まれの場所をすでに知っており、そこから話が盛り上がったこともあります。どんな人と取引をすることになるのか、はとても重要な要素なのです。

売上とあわせて人材の確保=採用へ

SNSからホームページへのアクセスが増える。そして、その時に同時に活用できるのが企業の「採用活動」です。SNSが採用活動に適しているのは、そもそも現在働き方で特に若者が重視するのは「仕事内容」や「人間関係」であるためです。しかし、その2つは通常入社するまでは分かりません。それこそ大企業であれば、発信もされているでしょうが、多くの中小企業ではそうではないのです。しかし、SNSを活用することで企業が持つ風土が分かる、ひいては「仕事内容」や「人間関係」もリアルなものを知ることができるのです。よく、求人情報に「●●をする仕事です」「アットホームな職場です」と書いていることがありますが、そんな文字で知ることができるのは企業が持っている風土のほんの一部分となります。しかし、SNSを活用し、求人情報にはない生の声を載せることが採用においても他の企業よりも優位に立つこができ、そして外へと情報を発信することで社内への対応も画一化することができ、(つまり、SNSを言いことを言っても実際は社内ではそうでないという事態を生じにくい)社内の一体感を強めより強固な企業となることができるのです​。

SNSと聞くと抵抗のある人がいるでしょうが、ご自身が全くSNSを利用していないということはほとんどありません。不明なことは調べるのに自分がその不明点を解消するための発信をしないというのもおかしな話です。SNSでの仕事のスタンスや価値観、現場の雰囲気の発信は、採用者との採用後のギャップを埋めることにもつながります。もちろん、SNSと言っていることと現場の雰囲気が全く違った場合は、採用者にとっては不満が生まれることになりますので、内も外も統一しておくことが肝要です。

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