役に立ちたいから

最近、ずっとおかしい。

どうしようもなく、ただ抱きしめて欲しいし、頭を撫でて欲しい。

殴られたり、酷く叩かれたり、痛いことをされてもいい。

その後で、撫でてくれて、褒めてくれたら、きっと私はそれだけで生きていける

身体を玩具にされて、押し倒されて、ひどいことをされて、傷だらけになったとしても

きっと、それだけで私は幸せになれる

役立たずになってもいい
役立たずの行く末が死であってもいい

そのときは、首を絞めて、終わりにして欲しい。

死んだあとは、ぐちゃぐちゃに砕いて、この世に存在しなかったように扱って欲しい

それが、私にとっての幸せな人生の終わり方

ただ、ずっと甘えたかっただけ
怯えずに、ただ甘えてみたかった

けれど、ボクはそんな価値のない人間だと知っているから

せめて、玩具として、遊んで、壊して欲しい。

でも、贅沢なことかもしれないけれど、人の手の温もりの中で、死んでいきたい。

私を殺して、楽しんで欲しい

それくらいには、私は人の役に立ちたいから

だから
私を殺して

嘘だ

ぎゅってして
ぎゅってして
頭を撫でて

「居てほしい」
「生きてほしい」

って言って欲しい

でも私にはもうこの心も身体も何もかも
どうしようもできないから

その解決策は私にはわからないし
「助けて」という先も何処にもないし

その言葉を言ったところで、どうにもならないだろうとも思っている


だからせめて 誰かの役に立つための死が欲しい

やっぱり 殺して

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霧原めい[要出典]
ボクを応援してくれる、だって? ふふっ。酔狂な人だね。 でも、ありがとう。