カッコいい床屋(ゆかや)さん
本日は、大型リフォームを行なっている事務所の終盤工程、「長尺シート」を貼る床屋(ゆかや)さんのお仕事を訪問してきました。
長尺シートは土足でも耐えられるような丈夫な素材。住居用で使われることはあまりないとのことで、病院や公共の施設でのお仕事が多いとのことです。
職人さん
「プール周りのシートも貼ります」
「あの凸凹したシートですね!」
さぁ、いよいよ長尺貼りです。
まず、床に接着剤を塗っていきます。
写真では少しわかりずらいのですが、あれよアレよという間に、均一に鮮やかに塗り広げられていく接着剤。
は、早くてきれいです!
ここから接着剤が少し乾くのを待ちます。
「少し乾いた方が着きがいいんです」
なるほど💡
接着剤が少し乾いた頃、今度はシートを伸ばし、上から柔らかい素材の道具でシートを整えていきます。
見応えがあるのは、部屋のコーナーでのお仕事
寒いこの日は、時々バーナーで軽くシートを炙って、柔らかくしてから作業をしていました。
夏と冬ではシートの硬さが変わるため、作業時間も大きく変わるそうです。冬の作業は大変ですね。
4、5種類の道具をこまめに切り替えて、厚みのあるシートをどんどんコーナーの形へ収めていきます。
迷いのない素早い手の動きは、見ていてとても楽しく、頼もしい!
途中、作業で出た切れ端を捨てるお手伝いを少ししましたが、意外とシートが重い!
「横幅180cm 長さ9mのロールで約50キロになります」
なんと、大人1人分!それは重い!
若い頃はその重たいロールを担いで、階段も登ったそうです。ツルツルして重くて、運ぶのは難儀だったでしょう。
シートを敷いた後は、繋ぎ目を溶接します。
長尺シートは元々海外が主流だったそうで、溶接の道具も海外製とのこと。こちらの道具も熱風が出るので注意が必要です。↓
溶接ではみ出ている上の部分を切り取る↓
シートの継ぎ目が溶接されました。
ここまで、素早く丁寧に作業を進めるゆかやさん。実はとてもおしゃれな方で、革製の腰袋や、丁寧に扱う道具の数々も目を引きます。
最後にまとめて行う溶接を、特別に前倒しして見せていただき、その他にも、作業中に色々教えていただいて、、、大変勉強になりました。
本当にありがとうございました。
今回は、床屋(ゆかや)さんの長尺貼りのご紹介でした。
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