旅行かばんひとつで渡英したわたしが、ミニマリストについて考えてみる
単身ヨーロッパへ渡る際、
スーツケースひとつで旅立ちました。
なんでだか、わたしにはこれで十分だ、というよくわからない確信があったんです。
当時20歳。
はじめての外国に渡るのに、持ちものは必要最低限のみ。
着いたのは、英国の少し田舎のお家。
家具だけはそろっていたので、持ってきたのは服と、勉強道具と、重要書類。
4年間居座る予定だったし、消耗品や食料は持ってく気はなくて、ゼロから現地調達。
着いた当日は届いてるはずのふとんがなくて、
寒いなかコートをかけて寝たのを覚えています。笑
外国暮らしなんてこんなものかな?と、不便をそこまで不快に思わなかったし、
引越し自体初めてだったので、荷物の少なさも気にならなかった。
それからしばらくして、ミニマリストという考え方を知りました。
ーー自分の必要なモノや、必要なことだけにしぼって、あとのモノは生活から排除する。
すこし前までだったら、あまりに遠いお話のような感じがしてました。
けど、スーツケース一つで引越ししたわたしって、もしかしてミニマリストの端くれ?なんて思ってみたり。
持ちもののことだけではなくて、このミニマリストという生き方は、
「自分に本当に必要なもの」すなわち
「自分が本当に幸せに感じること」
を理解していないとたどり着けないものだと感じます。
少量のモノしかなくてもそれが自分に必要なら満たされているし、逆に必要ないものがあふれていても満たされない。
どれを選べば幸せを感じられるのか。
自分にとって幸せとはなにか。
ミニマリストは、それを理解することからはじまるんだなって思います。
物だけでなくて、人間関係とか、仕事とか、娯楽とか。
ぜんぶ突き詰めてしまえばそういうことで。
自分の幸せ、あるいは自分が大切な人の幸せのために選ぶことができる人は、すごく強いなってしみじみ思いました。
だって、そこの取捨選択とかって、opportunity costを考えてしまうとなかなかできないもの。
幸せを理解してないとできない。
自分のなかですこしずつ、大切にしていきたいものと、必ずしもそうでないものとを考えて、
幸せをまもっていきたいなと考える今日この頃でした😌