刀ミュに「本物」を見た話
こんにちは。
MAYです。
タイトル通り、刀ミュに「本物」を見た話。
「刀ミュ」の愛称で知られるミュージカル刀剣乱舞。
昨年は8周年というおめでたい年をむかえましたね。
「㊇ 乱舞野外祭」わたくしも参戦いたしておりました。
長く愛されてきたミュージカル刀剣乱舞ですが、私が初めて刀ミュと出会ったのは高校生のときでした。
当時高校生だった私は、祖父母にもらったお年玉を握りしめて年始早々アニメイトに向かいました。刀剣乱舞グッズを買うためです。
アニメイトの刀剣乱舞コーナーに行くとなんと……
「ミュージカル刀剣乱舞」の特設コーナーがババーンと!
当時「トライアル公演」を終えてCDが売られていたのです。
そして私は出会ってしまったのです。
推し、小狐丸に。
ミュージカル刀剣乱舞の存在をそこで知った私は「刀剣乱舞がミュージカル?何で?」なんていう疑問はすっ飛ばし、推しの小狐丸がいることに興奮してまんまとCDを購入。もちろん小狐丸バージョンのCD。
早速帰宅して拝聴……。
曲が……曲が素晴らしい……。
こんなに曲が素晴らしいのだから、実際の公演も素晴らしかったに違いないと思い、残りのお年玉で後日DVDを購入しました。
届いたDVDをわくわくしながら開封し、母親の機嫌のいい時を狙ってリビングでDVDを再生しました……。
はじめて観た「ミュージカル刀剣乱舞」の感想は、ただただ「感動」の一言でした。私はその時確かに「本物の刀剣男士を見た」と感じたのです。
正直なことをいいます。
失礼ながら役者さんの演技が上手かったかと言われると、答えはノーです。
役者さんの歌が上手かったか?ダンスは?殺陣は?どれもイェスとは言い難い。素人目にみてもわかりました。
それでも私は感動したのです。本物を見たのです。
何故か。
それは役者さんと刀剣男士がリンクしていたからなんです。
私、少しばかり芝居の経験がありまして、どうしても役者さん方の気持ちを想像してしまいます。
きっと大きなプレッシャーがあったと思います。「自分にこの役が務まるのか、ファンは納得してくれるのか」自問自答の日々だったかもしれません。
経験の浅い役者さんは初めての歌、初めての芝居、初めての殺陣、初めてのことだらけで頭も心も体もいっぱいいっぱいだったかもしれません。
それでも「与えられた役割」を全うしなければならない。
だから必死に舞台上を駆け回り、汗を流して芝居をする。
そんな彼らの姿を見て、体感的に「刀剣男士と同じだ」と理解したのです。
刀剣男士もそれぞれの葛藤を抱えながら、初めての肉体、そして初めての心に戸惑い、それでも与えられた使命を全うするために戦場を駆け巡る。
今の彼らの姿は刀剣男士そのもの。
まさしく「本物」だったのです。
舞台を観て感動したことは何度かありましたが、ミュージカル刀剣乱舞で体験した感動は異色でした。とにかく特別な体験でした。
その後、縁あって「阿津賀志山異聞」の公演を現地で観劇する機会を得られ、彼らの刀剣男士としてパワーアップした姿に、再び感動したのでした。
以来私はずっとミュージカル刀剣乱舞の虜です。
今では経験豊富な役者さんや、実力のある新人にも恵まれ、ますます魅力的なコンテンツへと進化しました。
しかし、どんなに公演を重ねようと、どんなに新刃が増えようとも、きっとあの時観たトライアル公演を、あの六振りを、思い出さずにはいられないでしょう。
はじめて「刀剣乱舞」を聞いたときの衝撃を忘れることはないでしょう。
以上刀ミュに「本物」を見た話でした。
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