TXT WORLD TOUR <ACT : LOVE SICK> IN JAPAN 幕張2日間の感想
2022/9/7,8のTXT WORLD TOUR <ACT : LOVE SICK> IN JAPAN をライブビューイングとオンラインで見た。(ほんとはライビュだけのつもりだったのにオンラインを買い足してしまった)
記憶が新鮮なうちに残しておこうと思って書いたらエモさ全開の気持ち悪い文章になりました。7000文字超えという狂気発動してるので、飛ばし飛ばし読んでいただければ幸いです。
全体の感想
・7/3のソウル公演(オンラインで鑑賞)と比べると、リラックスして肩の力が抜けて余裕があるように感じた。でも場数を踏んだことを感じさせる説得力、魅せる力みたいなものが増している感じ。あとは自信。ソウルのときは少し様子をうかがいながらやっているような気がしたけど、今回はみんな自信たっぷりだったんじゃないかな。それが余裕につながっていた気がする。
・みんな汗だくなのにずっとキレイ。スビンちゃんとかボムギュは顔から汗がしたたり落ちるくらい汗かいてたのに、それすらキレイ。なんならいい匂いしそう。存在が浮世離れ。
・映画館の大スクリーンに映し出される5人のビジュアルの美しさは破壊力抜群。誰が抜かれても引きになってもずっと美しい。TXTを見るなら画面は大きければ大きいほどいい。これ真理ですよほんとに。
・みんなほんとに歌が上手い。口から音源。映画館の音響で聞くとより一層強く感じた。しかも声量がある。もちろんマイクの音量は調節されていたと思うけど、それでもあんなにハッキリ飛んでくるように聞こえるのはすごい。
セトリに沿って
セットリスト
セトリはこんな感じ。(画像お借りしました)。大阪と書いてありますが幕張も同じでした。
ベースはソウル、USAと同じだけど、日本オリジナル曲が2曲、Japanese verはなんと7曲。日本公演のためにどれだけ時間を使って準備してくれたんだろうか。
Opening~05 Ghosting
・Opening ~01 0X1=LOVESONG
VCRが映画館のスクリーンに映った瞬間、ありったけの美で殴られたような感覚。みんなすこし緊張してるかな?
・02 force
サマソニに続いてやってくれて嬉しい!
・04 Magic
歌いだしのヨンジュンさんの声が好きすぎる。音源にはないエッジボイスが一瞬入った気がして色気にやられる。ここらへんからヨンジュンさんがノッてきた感じ。
・MC~05 Ghosting
曲終わりで一人ずつハケる→スビンちゃんだけが残って暗転→VCRにつながる流れがドラマチック。
06 New Rules~Dacne~07 PUMA
・それまでの明るい雰囲気から一転、黒バックに黄色のレーザーライトがカッコイイ。
・ヨンジュンペンの私としてはヨンジュンさんのダンススタイルがたっぷり味わえる時間で個人的ハイライトはこの部分。でもライビュもオンラインも寄りの映像が多く、ダンスブレイクに関してはやけにカメラに動きがあって肝心のダンスがあまり見えなかった。ソウルの方がカメラワークは断然よかったなあ。ヨンジュンさんのダンスそのものが最高なので余計な味付けは不要です。なんなら引きの定点でいい。
11 CROWN~17 Eternally
・デビューからこれまでの楽曲で紡いできたストーリーをギュッと凝縮したパート。途中VCRを挟むもののMCなしの11曲連続のパフォーマンスは圧巻。日本公演以外も含め、今回のツアーのセトリのハイライトは確実にここだと思う
・Run Away前の映像の後ろで流れていた音楽、MMA2019でRun Awayを披露したときのもので、ソウル公演で見たときは鳥肌たった。曲のストーリーだけでなく、TXT自身の物語まで表現されているようで、ステキな構成だなと思った。
・14 blue hour 絶対しんどいはずなのに、みんな笑顔ですごくいい表情。充実していることが伝わってくる。
・ここからがらりと雰囲気が変わり、短いVCRを挟んで衣装チェンジ、frost。ヨンジュンさんがゾーンに入っている感じがする。
・からの16 Maze in the Mirror。あんなに激しく踊った後なのに冒頭のヨンジュンさんのボーカルがバチバチに安定していてちょっともう信じられない。おそらくこの曲は息を整える役割もあると思うけど、バラードだからごまかしきかないし、この曲をそんな位置づけにできる5人の歌の実力がおかしい。
・そして17 Eternally。これはすごい。ソウルのときもすごかったけどさらに凄みが増した気がした。冒頭のボムギュの表情も、取り囲むようにまわりで踊る4人の表現力もすごすぎて固まってしまった。曲自体、美しさと狂気が交互に訪れる独特の構成でインパクトがあるけれど、そこにあのダンスと5人の表現力が合わさると圧倒されっぱなしだった。
18 Can't You See Me?~21 君じゃない誰かの愛し方(Ring)
・VCRの間に衣装チェンジ。青いシースルー生地に黒のレースをあしらったブラウス(?)に黒スキニー。このスタイリングがこんなに似合う男性いますか?個人的に一番すきな衣装だった。TXTしか着こなせないでしょ。
・20 Lonely boy この曲でビックリしたのはヨンジュンさんのフェイク。最後のサビ、"~memories"のあとの"memories"、"Lonley boy stayin' lonely"のあとの"huh hu-"の部分が生歌で、まったくぶれない。普段TXTの曲でヨンジュンさんがフェイクやることってほぼないけど、もっとやってほしい。
・21 君じゃない誰かの愛し方。先行配信されたときから大大好きな曲で一番楽しみにしていた。実際聞くとやっぱりほんとに良い曲だし、crownから始まったストーリーの最後に日本オリジナル曲を持ってきてくれたことも感動。
ただし、カメラが寄りすぎで振りが見えない!!数日後、MUSIC BLOODで振りの全容がようやく見れて、あんなにドラマチックでステキな振付をスクリーンで見れなかったことが悔しすぎた。フルの映像を見れるチャンスはコンサートしかなったのに。。。これだけはほんとに恨みます。。
MC~22 Good Boy Gone Bad
ボムギュがLonely Boyのヨンジュンのパートをマネするくだりで最初の音が取れなくて「ソン↗ソン↗ソン↘ソンソン?」言ってる場面がかわいすぎてスクリーンごと抱きしめたかった。
挨拶をして最後の曲はGBGB。コンサートでこれ聞くとアガる!
アンコール
・2日目はヨンジュンのコメント中に誕生日をお祝いするスローガン(「ヨンジュン誕生日おめでとう。あなたは私たちにとって唯一無二の
存在だよ」)を掲げるサプライズがあった。私はTwitterでこのサプライズの存在を知っていたのだけど、ちゃんと配信に載るのか心配しながら見ていた。
最初ヨンジュンさんはコメントに一生懸命で気づいてなかったけど、他のメンバーが気づいて声に出してくれて、ようやく事態を理解したヨンジュンさんは嬉しそうに笑いながら両目を押さえて子供みたいに泣き出してしまった。その様子も、掲げられたスローガンもしっかり映って、私まで泣きそうになったわよ。夢が叶って本当によかったね。
企画したMOAさんは相当大変だったと思うけど、適切な手続きを踏んでくれたおかげで配信にも載ったし、公演後の公式Twitterにも「唯一無二」のワードが入ってた。私にとって、忘れられない日になった。
メンバーごとの感想
スビンちゃん
・おっきい。引きで見るとひときわ大きい。ってか背伸びた?
・まじで歌上手い。特にビックリしたのは裏声になっても声量が落ちないこと。ロラパルーザあたりからスビンちゃんの歌声に惚れている。CYSMのBメロ「壊れた城, who's a liar?世界の果てで踊る fire」とかforceのサビの「Fighter~ Try~ Higher~」とか。そしてもうひとつ、地声の中~高音もすんごくキレイ。低音とか裏声のときは「優しくてきれい」な印象だけど地声だと力強さとか芯の太さみたいなものがあって印象が変わる。Opening Sequenceの大サビとかMaze in the Mirrorとか。ソロでカバー出してくれないかな。もっとスビンちゃんの歌が聞きたい。
・途中、ヘアセットもアイメイクも落ちてしまったのが逆にめちゃくちゃセクシーだった。スビンちゃんってなんか人を狂わせる系の魅力がある気がする。ヨンジュンが憧れの先輩ポジションならスビンちゃんは年上女性を破滅に導く後輩男子って感じ。もちろん本人に破滅させる気なんて全くない。こちらが勝手にすべてを捧げたくなってしまう系男子(どんな系だよ)。
・MCを聞いていると独特の間があるというか、ちょっとほかのメンバーと時の流れが違う感じがした。GQのMEN OF THE YEARに選ばれたときのインタビューで作詞に関する質問に、「ぼくだけ違う世界を見ているみたい。詞を書いても全然採用されない」と答えていたことを思い出した。スビンちゃんに見えている世界ってどんなものなんだろう。どんな歌詞を書くんだろう。めちゃくちゃ知りたい。
ヨンジュンさん
・歌、ダンス、表現力、ビジュアル、誠実な人柄、MOAを見つめる愛しそうな顔、すべてが好きすぎて言葉にならない。
・私がMOAになったキッカケは、THE FIRST TAKEのforceだった。ヨンジュンさんの「楽しいことだけを数えてれば朝はくる」というパートを聞いたとき、少し鼻にかかりつつハスキーさもある独特の声と、リズムの緩急のつけ方のセンスに一瞬で惚れてしまった。だからサマソニに続いてforceを聞けたことがほんとにうれしかったし、ライブで歌ってもまじであのまんまなことに心底ビックリした。
・歌がほんとに安定している。声に震えとかがなく、正しい音やリズムにスパーン!と一発でハマる感じ。通りやすい声で声量もあるからまっすぐ耳に届くけど、剛速球のストレートって感じでもなく緩急を使い分けるから長時間聞いていても疲れない。特に好きなのはMaze in the Mirrorの冒頭、Magicの冒頭、20cm、Lonley boyのフェイク、Trust Fund Babyのサビ終わり"Ah-Ah-"で裏声から地声に切り替わるところ。あとMOA Diaryの2番Aメロでオクターブ上いくやつ。他にもいっぱいあるから今度このテーマで記事書こうかなあ。
・ダンスがほんっっっっっとに美しい。だからこそライビュのときもっと引きで見たかった、、、大きなスクリーンでヨンジュンさんのダンスが見られたらどんなによかったことか、、、
・誕生日のサプライズに気づいた瞬間、「うえーん」って効果音がぴったりな泣き方をするヨンジュンさんがかわいくて愛おしくてたまらなかった。なんてキレイな涙なんだろう。なんてピュアな人なんだろう。
企画~実行までやり切ってくれたMOAさんのおかげで、最高のプレゼントを渡すことができたんじゃないかなあ。ヨンジュンさんにとって、何年先でも忘れられない思い出としてあの日本公演が記憶に残ってくれたらうれしい。それまでずっと日本語で話していたのに韓国語が出てきたことも、それだけ感情が動いたんだろうし、「日本だいすきです!」の言葉も嬉しかった。あの国のアイドルがそれを言うことに、特別な重みを感じてしまう。(それはそれで悲しいことでもあるのだけど)
そしてコメントで「現実は夢よりステキだと教えてくれてありがとう」みたいなことを言っていたけど、それはあなたが本当にステキな人で、死力を尽くして努力してきた結果で、全部あなたが自分の力で成し遂げたことなんだよ。コメント自体は用意されていたものだったかもしれないけど、そう伝えたいなあと思ってしまった。あなたは私にとって唯一無二の人です。
ボムギュ
・かわいさがカンスト。ビジュアルがよすぎる。スクリーンにでかでかと映し出されたボムギュの顔があまりにもキレイすぎてなんか笑えるくらいだった。そしてMC中はとくにかくかわいくて地団駄踏んでしまいそうだった。1日目は挨拶で一言話すたびに拍手が起きるから、次のコメント言わずに「うんうんありがとう」みたいな感じでうなずいたりお辞儀したりしてかわいかった。日本語はそんなに得意ではないかもしれないけど、会場のMOAの反応を見ながら大きく体を使ってコミュニケーションをとるところに人懐っこさが出ていて、デレデレになってしまった。
・体調が心配だったけど、元気そうで楽しそうでほんとによかった。なんかボムギュが楽しそうにしてるとこっちまで楽しくなるし嬉しくなる。インタビューでヨンジュンがいつも「ボムギュがムードメーカーで場を明るくしてくれる」って答えてるけど、それを改めて実感した。
でもパフォーマンス中は曲の世界観によって放つオーラが全然違っていて表現力がすごい。ボムギュは「自分を壊してしまいそうな危うさと儚さと妖艶さ」みたいなものがあると思う。Twitterでボムギュのことを「耽美」と書いている方がいて、まさにそれだなと思った。ヨンジュンが表現する狂気も大好物なんだけど、それとはまた違っていて、ボムギュの持つそういう魅力がTXTの表現の幅を広げるのかもなあと思ったりもした。(誰目線)
テヒョン
とにかく日本語がうまい。1日目、MOA Diaryでスマホライトが照らされるのを見て「星がきれいですね」と言っていた。日本では「月がきれいですね」が"I love you"の意味になると知っていることを考えると、その言葉はテヒョンからMOAに送る"I love you"だったのかな、なんて思う。そんな言葉がその場で出てくる語学力と感性がほんとにすごい。2日目の挨拶でもItoの歌詞を引用した挨拶をしていたし、効率重視で合理的な人っていう印象だったけど、実は一番ロマンチストなんじゃないか説がある。わたしのなかで。
それからパフォーマンス中はほんっとに目をキラキラさせて心から楽しそうな顔をしてぴょんぴょん飛び跳ねてほんとにかわいい。でもその状態で高音ぶちかますの意味が分からない(ほめてる)。フェイクも生。
きっとまだまだやりたいことがあって、努力してひとつひとつ身につけていくんだろうなあ。
ヒュニンカイ
・存在がベルばら。アニメの主人公。確実にどこかの国のプリンスだった。ピンクのジャケットと青ブラウスのときのプリンス感すごかった。
・歌が安定していて声量もすごい。特にRingとMOA Diaryでそれを感じた。アンコールのMCで愛嬌振りまいたあとのMOA Diaryの入りのうまさと声量にぶっとんだ。
他の4人にはあまりないsweetな歌声がすてきで、ボムギュの耽美と同じように、カイちゃんの歌声もTXTの武器のひとつになっているんだなと感じた。
・MCではテヒョンとともに日本語をたくさん使っていたし、トークまわすし、ハプニングがあっても落ち着いて明るく対処するし、マンネだけどめちゃくちゃ頼りになる人。あんな人が妹とココイチのカレー食べてたとか信じられない。やっぱりいまだに実在することを疑う人ランキング1位。
最後に
日本オリジナルは2曲、Japanese versionが7曲。MCは全部日本語。2日目のアンコール後のMCでヨンジュンが思わず韓国語で話したときに通訳さんの声が聞こえて、「いや通訳さんおったんかい!!」とつっこんだ(そりゃいるよね)。その場にいるなら、全然頼ってもよかったんだよ。韓国人なんだから韓国語で話していいんだよ。それなのに、超ハードスケジュールをこなすなかで、4回の日本公演のためにどれだけ準備してきてくれたのか。その努力を思うと本当に感謝だし感動だし尊敬。
そして今回のツアーで改めて「TXTらしさ」を再認識した。
frostやGBGBみたいなダークな世界観でも、どこかに清潔感や品の良さが漂うところが唯一無二の魅力でありTXTらしさだなと思う。
身近に感じられる歌詞でありながら、ビジュアルのよさも相まって、どこかファンタジー作品を見ているような、現実と空想の狭間を見ているような、浮世離れした空気が出るのが本当に不思議で魅力的。彼らにしか出せない色だと思う。Magic IslandとかEternallyとかが最たる例。
素晴らしかったからこそ、実力と人気に会場のキャパが見合ってないことが本当に残念。今回オンラインも含め申込数が実績として残ったから次回以降の会場選定の指標に使ってもらえると信じている。小さな会場でも心から幸せそうにMOAを見つめる彼らは本当にステキな人たちだけど、こんなところで終わってほしくない(誰目線)。いつか東京ドームやウェンブリースタジアムを満員にしてほしいし、そう遠くない未来に実現すると信じたい。
大の大人がそんなことを思ってしまうくらい、キラキラで美しくてカッコイイ、最高のステージでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?