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「地方衰退」はあたりまえ~「田舎」は女の牢獄だった


どうも。田舎出身で、現在は千葉県で子育てしているアラフィフWMです。
今回は、私が育った田舎にはびこっていた「男尊女卑」についてお話しします。毒舌や恨みつらみがてんこ盛りなのでご注意ください。

何もしない男たち


私は幼い頃に両親を亡くし、母方の親戚に引き取られて、某”海なし県”の田舎で育ちました。

時代は昭和から平成に変わり、少しずつ「男女平等」に舵を切っていましたが、山奥の田舎には、まだまだ「男尊女卑」が根強く残ってました。

周りはほとんどが兼業農家で、女性は結婚したら夫側の両親との同居が当たり前。
家の中では、家長である父親と長男が一番威張っていて、そのお嫁さんや母親は完全に召使い。

実は田舎って、専業主婦は少ないんです。
田んぼや畑仕事は一家総出で行なうのが普通。
だから共働きなんですけど、家の仕事は全部女がやるんです。
料理、洗濯、掃除、子どもの世話。
これも全部女の仕事。
男性陣は家では本当に何もしません。

私が一番腹が立ったのは、居間のコタツに寝転んだ叔父の姿です。
食事をぜんぶ母親やお嫁さんに運ばせて、自分は早々に熱燗で酔っ払い。
そのお酒をひと口飲んで、温度が気に入らないと、「ぬるい!」と怒鳴る。
すぐに二人のどちらかが駆け寄って、台所に行って電子レンジで再加温。
そのあいだ、叔父さんはずっとふくれっ面。
それをそばで見ながら、「ガキかよ、こいつ」と呆れていました。


あと、うちの地域は「無尽会」という恒例の宴会行事がありました。
これは、その地域の消防団に所属する男性たちが
持ち回りで互いの家に集まる宴会です。

その準備も片付けも、みんな女たちの仕事。
男どもは好き放題に飲み食いし、酔っ払って大騒ぎ。

気を利かせて空になったお皿を台所に運んだり、
ビール瓶の水滴で濡れたテーブルを拭く男なんて一人もいません
せいぜい幹事役のオヤジが、自分の奥さんに
「おい! ビール足りねぇぞ!」って怒鳴るだけ。
毎度毎度、うんざりな光景でした。

「結婚=奴隷」の図式ができた


実は私は、(その県の中では)都会育ちでした。

両親が生きている頃、県庁所在地に住んでいたんです。
そのためか、自分の父親も、周りの家庭のお父さんたちも、
そこまで奥さんに威張っている人はいません
でした。

田舎に来て、あからさまな「男尊女卑」というものを見て、
すっかり結婚に絶望してしまいました。

「こんな奴隷みたいな生き方を押しつけられるなら、
結婚なんてしたくない」

そんな気持ちでいっぱいになり、
20代後半で今の夫に出会うまで、男性不信に陥っていました。
(今思うとかなりの重症でしたね💦)

「男尊女卑」を押しつけてくるのは女だった


でも、威張り散らしているオジサンたちも大嫌いだったけど、
一番嫌だったのは、それに甘んじている女たちでした。

陰ではオジサンたちのことを悪く言うのに、
命令されれば「はいはい」と立ち上がる。
あれがすごく嫌でした。

「早飯、早糞、女のたしなみ。
飯はさっさと食って、家事を手伝いなさい」

これが祖母の口癖で、同居していた従弟とはあからさまに差をつけられました。

「なんでよ?
なんで女だけがそんなことしなきゃいけないの?」

今だったら、堂々と言っていい言葉ですよね?
でも当時、しかもド田舎では禁句でした🤐

もし祖母に歯向かおうものなら、
叔父や祖父、叔母からも一斉に叱られました。
言い方はいろいろあれど、根底にあるのは
「女のくせに生意気言うな!」です。

そのうえ、彼ら彼女らのおかげですっかり結婚が嫌になったというのに、
高校を出たら「さっさと結婚しろ」と言われました。
マジで人権なんてないっすよね😅

でも、19歳で40代のオジサンとのお見合い話を持ち掛けられたときは、
さすがにブチ切れました。
「いい加減にしてよ、あたしの人生なんだと思ってんの⁉」と。

明治や大正じゃないですよ?
平成時代の話ですよ?

わりと最近まで、こんなことが普通に行われていたのが田舎です。
そりゃあ若い女子は都会に逃げますって。
一言で表すなら田舎は「牢獄」でした。

今現在、その田舎の人口減少は凄まじく、私がいた頃の1/5くらい。
全校で180人くらいいた中学校も来年廃校になるそうです。

でも申しわけないけど、「だろうね~」しかないです。
あんなとこで子育てしたくない。とくに娘はかわいそうすぎますから。

「若者離れ」を嘆くなら「男尊女卑」の撲滅が必須


その後、21歳で田舎を出て上京しました。
バンザーイバンザーイ!\(~o~)/
もう二度と田舎に住もうとは思いません!

いま、田舎の男たちやその両親は
「嫁が来なくて困る」
とか言ってるらしいけど、
「誰がわざわざ牢獄に行くねん」と思います。

もしも運よく結婚してくれる女性がいたって、
「嫁が来た!」ってありがたがるのはほんの一瞬で、
翌日からは3人そろって奴隷扱いするに決まってます。

令和の時代、あんな奴隷状態に耐えられる生身の女性なんていないだろうから、いっそのこと、
「メイドロボットでも導入してろ!」
と思います。

「地方衰退」を嘆く自治体にも言いたいけど、
今まで、さんざん若い娘たちを虐げてこき使って、
いまさら過疎化を嘆いたって遅いんだよ!

「俺たち、そんなことしてない」
って言うかもしれないけど、
女性たちの本音を聞こうともせず、
彼女たちの置かれている状況を無視してきただけでも大罪。

地方自治体の主催で行われている婚活パーティーも、
女性優遇、レディファースト
に見せかけてるけど、女性のみなさん、どうか騙されないでください。
結婚したら、旦那も周りも豹変コース間違いなしですから。

今現在、都会の会社で「お茶くみ、コピー取り」をさせられていて、
「なんで女子ばっかり……」と悔しい思いをされてる方。

田舎の嫁の苦労と屈辱はその比ではありませんから!

どうかくれぐれもお気をつけください。






















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