ふとんおねしょの衝撃。その身勝手な犯行動機とは。
「猫っておしっこしたあと、前足で砂をかきますよね。それを枕の上でしてたんですよ。嫌な予感がして。見たらおしっこのシミが枕と布団に広がってました。」こう話すのは飼い主で会社員のフユミさん(仮名)。2023年の1月末から保護猫団体からエレナ(推定10ヶ月)を譲り受けたという。
事件当日(2023年3月17日(木))、フユミさんはリモートワークをしており、猫になかなか構ってあげることが出来なかったが、猫の餌代を稼ぐため真面目に働いていた。猫に鳴かれても構わずパソコン画面に向かい作業を進めたという。
「こちらが仕事中なんて猫には関係ありません。猫は気持ちが満たされるまでずっと鳴き続けます。その日はいつもより静かにしてくれていて、仕事への理解ができる猫に変わったんだなって思って。感心してました。」しかし、そんな飼い主の気持ちとは裏腹にエレナ容疑ニャ(推定10ヵ月)の心には沸々と「遊んでくれニャい」事に対する憤怒の炎が燃え上がっていたのだ。
「あれは午後18時頃かな、仕事が終わったので、いい子にしていたエレナちゃんを撫でてあげたくなって。でも視界に飛び込んだのは。。」と、フユミ(仮名)さんは声をつまらせた。仕事後の疲れた飼い主を嘲笑うかのように、布団の上には惨状が繰り広げられていた。飼い主と目があったときには既にエレナは排尿後であり、枕の上でエア砂かきをしていた。猫のおしっこは洗濯剤で匂いが取れることはない。ましてやベッドの布団に染み込んでしまっては洗うことすらできないのだ。フユミさんは、常備していたクエン酸をおしっこの上に放置、五分後濡れタオルで汚れを拭き、ドライヤーで乾かしたという。一連の作業中、ドライヤーの爆音から身を潜めていた容疑ニャであったが、作業後に再び犯行現場であるふとんに潜り込み逮捕に至った。調べに対しエレナ容疑ニャは「構ってくれず、寂しかった。今朝は猫じゃらし遊びがなかった。気を引きたかった。」と供述しており、その後は何事もなかったかのように元気に生活している。飼い主は対策としてアルミシートを布団の上に敷き、猫砂を安価なアイリ○オーヤマ(¥200/kg)ではなく以前の中等価格の花王にゃん○も清潔トイレ(¥350/kg)に変更し、朝の猫じゃらし遊びを復活させる等、警戒体制を続けている。