Maxon2022年秋のリリース
Maxonは、2022年秋のアップデートとして多数の製品のアップデートを発表しました。このメジャーアップデートにより、Maxon Oneは幅広い新機能と拡張が行われます。Cinema 4D 2023は、シミュレーションの劇的な進歩、対称モデリング、アセットマネジメントの改善、OCIOのネイティブサポートなど、これまで要望の多かった機能を導入しています。
Red Giantは、Universeのテキスト効果、Magic Bullet Suiteの新しいツール、Trapcodeの新しいスプライト、VFXのパフォーマンス向上などを提供します。
Redshiftチームは、これまでボリュームの異方性やサブサーフェイススキャッタリングのランダムウォークを追加するなど猛烈な開発ペースを続けています。
Forgerは、Cinema 4Dのポリゴンモデリングエンジンを追加し、全く新しいプロフェッショナルワークフローをサポートします。Moves by Maxonも一新しました。そして、Maxonは、Cinema 4D用の新しいアセットを提供し、カプセルにさらなる価値を加えました。
Cinema 4D
Cinema 4Dの新バージョンでは、新しい機能である「対称モデリング機能」や「統合シミュレーション機能」が追加されています。
Cinema 4Dの統合シミュレーションシステムには、ソフトボディと粘着性、アニメーションの混合という機能を追加
対称モデリングは、対称オブジェクトを使わずに、モデルのミラーリングができます。対称は完全な対称だけでなく、左右でポーズ違うトポロジーを元にした対称も可能です。
アセットブラウザの改善は、ウォッチフォルダとして、任意のフォルダにあるファイルをアセットとして読み込めます。
OpenColorIOのサポートにより、アーティストは映画のようなACEScgカラースペースと統一されたカラーパイプラインをフルに活用することができます。Redshift OCIOのサポートもシームレスに統合されています。
改良されたGoZブリッジにより、アーティストはC4DとZBrushの間で簡単にモデルを転送できます。
Redshiftとの連携の改善として、スタックマテリアルと、ライトのビューポートでの明るさの調整ができるようになりました。
Forger
Cinema 4Dのポリゴンモデリングエンジンを搭載しているので、アーティストはForgerで非常に洗練されたハードサーフェイスモデルを作成できるようになりました。
ポイント、エッジ、ポリゴンの押し出し、エッジの面取り、フェースへのインセットの作成、モデルのパーツのブリッジなど、ポリゴンモデリングツールがForgerの中に入っています。
これらの新しいモデリングツールと、Forger が誇る有機的で直感的な 3D スカルプトツールとの間のシームレスな移行は、あらゆる 3D クリエイターにとって強力なツールとなります。
画面上の3Dギズモは、軸の移動、回転、拡大縮小、変形などの便利なアクションを提供します。
アーティストは、新しい共有機能を使って、作品をForgerとCinema 4D間で移動させることができるようになりました。
Red Giant
Red Giantの新バージョンは、ほぼすべてのツールのアップデートと新しいプリセットを多数用意しました。
Trapcode
Trapcodeは、2Dシェイプとバースト用に75以上の新しいアニメーションスプライトを提供します。
Particular Designerのロード時間は劇的に改善されました。
Magic Bullet
Magic Bullet 2023は、最近リリースされたハレーションとディフュージョンツールをCinema 4DのLooksに追加します。
OCIOモードでのLooks C4Dワークフローの改善。
Unreal Engine 5におけるLooksの統合が大幅に改善されました。
Final Cut ProにDenoiserが追加され、M1マシンとの互換性を実現。
VFX
Red Giant VFX 2023.0.0は、パフォーマンスと安定性が強化されています。Supercomp、Primatte、Real Lens Flaresなどのバグフィックスが含まれています。
Universe
Universe 2023は、Avid Media Composerのアルファレイヤの追加サポートを提供します。テキストエフェクト、トラックマットなどの生成もサポート。
Generators 用に 100 以上の新しいプリセットが付属しています。
Moves by Maxon
Moves by Maxonの最新アップデートにより、顔や体の動きのキャプチャがさらに簡単になり、外観も一新されました。
キャプチャーワークフローと安定性のための更新。
オブジェクトをキャプチャは、作業を一度中断して、後でキャプチャを再開することができます。
キャプチャーするための外部条件を整えたり、すでにキャプチャーしたオブジェクトにディテールを追加することができます。
キャプチャーしたフェイスやボディのテクスチャーは、アプリ内で確認することができます。
Maxonのイメージカラーである赤と黒を基調とした、新しいMovesを提供します。
Maxonカプセル
Maxonは、Maxon Oneサブスクリプションの付加価値提供のための継続的な取り組みの一環として、Cinema 4Dアセットブラウザ用の8つのコーヒーテーブルシリーズをリリースしました。
クラシックなCinema 4Dアセットライブラリにあるすべてのコーヒーテーブルが、Redshift用に最適化され、テクスチャ設定されています。
Maxon OneとCinema 4Dの契約者は、プロジェクトで使用できるロイヤリティフリーのアセットにアクセスできます。