Maxonの最新リリースで、Apple M3最適化、ワークフローの合理化などを提供
Cinema 4Dのワークフローに対して、Adobe Substance 3D、USD、glTFに関する改善、RedshiftのApple M3への最適化、新しいSubstanceマテリアルライブラリの追加などを行いました。
Maxon Cinema 4D 2024.3
このリリースにより、アーティストのワークフローを効率化し、ファイルの互換性を強化、デジタルアセットへのアクセスをシンプル化など重要なツールとの連携が改善されています。
アセットブラウザのアップデート
アニメーション付きのアセットにマウスオーバーすることでアニメーションをプレビューできるようになりました。
アセットブラウザ上で、Adobe Substance 3Dマテリアルの閲覧や追加ができるようになりました。
エクスポートされたglTFファイルに、スキン変形が含まれるようになりました。
USDエクスポートには、PSRアニメーションがサポートされました。
Cinema 4DとZBrush間の連携が強化され、GoZでMatcapおよびダイナミックサブディビジョンがサポートされました。
マトリクスオブジェクトのマトリクスの座標のサイズが調整できるようになりました。
Redshift 3.5.24
バグ修正と安定性の向上に加え、このリリースでは新しいMacテクノロジーのサポート、ランプのアピアランスの改善、およびHoudini向けの追加機能が含まれています。
ランプノードの改良された補間により、ステップグラデーション間でのクリアな線でレンダリングされるようになりました。
Redshiftは、M3デバイス上でAppleのハードウェア・アクセラレーテッド・レイトレーシング技術をサポートするようになりました。
新しいHoudiniプラグインでは、品質の向上に関する多くの新機能を備えました。
カプセル
Adobeとのパートナーシップにより、40種類のSubstanceマテリアルの新しいライブラリが、Cinema 4Dのアセットブラウザで提供されます。ライブラリには、ダクトテープからモデリングクレイまで、幅広いマテリアルが含まれています。
マテリアルには、リアルで多彩なサーフェイスを作成するために、変更可能な多数のパラメータがあります。一つのマテリアルでもこのように、見た目を大きく変えることができます。
Cineware
ワークフローの柔軟性をさらに向上したことで、Unreal EngineでのCinema 4Dファイルのインポートと管理がより迅速かつ簡単に行えるようになり、さらに速く作業ができるようになりました。
Unrealエディター内でCinema 4Dの属性を直接変更する新しいオプション。
Cinema 4D用Datasmith Direct Linkの大幅なパフォーマンス改善。(注:Unreal Engine 5.0以降でのみ動作し、Cinema 4D 2023.0以降が必要です)
ZBrush 2024.0.2
ZBrushも調整及び修正がされました。
調整内容
• 新しいRedshift APIに対応する更新しました。
ギズモのスナップの挙動を改良しました。ALTキーを押しながらマニピュレータをメッシュの表面上に描いた際に、表面の頂点に沿って配置されるようになりました。何もないキャンバス上に移動すると、画面平面状にスナップするようになります。これにより前のバージョンであった、操作中の回転や、軸の反転等よりも挙動を予測しやすくなります。SHIFTキーとALTキーを押しながらスナップさせると、ワールド座標にスナップします。
一時的にスクリーンセーバーの機能を無効にしました。将来的なアップデートで再度調整いたします。
修正内容:
ポーズ可能シンメトリを使用中、特定の操作を行った際、ギズモマニピュレータが消えてしまう挙動を修正しました。
ALTドラッグ中メッシュ表面の頂点にスナップしていない問題を修正しました。
MoveTopologicalブラシの範囲が正常に機能していない問題を修正しました。
ZColorプラグインが.ACOファイルをインポートできない問題を修正しました。
ZColorプラグイン使用時、選択カラーを置き換える設定が機能していない問題を修正しました。
macOSでFBX形式のファイルが正常に読み込まれない問題を修正しました。
Anchors ClassicブラシのRotate / Move Rotateの動作が別の動作に割り当てられている問題を修正しました。
エクスポート時、最後に書き出した形式をエクスポートダイアログで正常に記憶していなかった問題を修正しました。