「セレナ: テハーノの女王(原題: Selena: The Series)」からスペイン語"mija"
Netflixのオリジナルドラマ、「セレナ: テハーノの女王(原題: Selena: The Series)」をご紹介します。
おすすめポイント
メキシコ系アメリカ人の女の子セレナが歌手として成功するために奮闘する物語。
夢をかなえるために、家族のサポートを得ながら、スターの道を駆け上がるセレナの様子を追いかけます。
この主人公を演じる女優さん、ウォーキングデッドでお馴染みのクリスチャン・セラトスです。ラテン系の美人さんですよね。
このドラマは女性のサクセスストーリーとしても楽しめますが、同時にメキシコ系アメリカ人の文化も楽しめるところが大きな魅力です。
1980年代のアメリカ。セレナと家族の会話には英語だけでなく、スペイン語が散りばめられています。
そしてなんといっても素敵なスペイン語の曲をたくさん聴くことができます。
スペイン語表現のご紹介
今回の記事ではこのドラマに何度も登場するスペイン語を少し紹介したいと思います。
セレナの父親がよく口にする "mija(ミーハ)" "mijita(ミヒータ)"は「私の娘」という意味。私の娘は "mi hija(ミイーハ)"ですが、mijaはそれを縮めた言い方。
英語でDo notをDon'tと縮めるのと同じです。これを使っているときは、呼びかけの"sweetie(かわいい子、愛しい子)"と言っているようなニュアンスがあります。
"mijita(ミヒータ)"はそれに"ita"という接尾辞をつけることでさらに「かわいこちゃん」というニュアンスを出しています。この接尾辞は小さいものや愛しいもの、というニュアンスを加えることができます。
字幕版でご覧になる場合は、このようなスペイン語表現にも注目してみてください!きっとラテンならではの、愛情深いスペイン語表現に触れることができます。
「テハーノ(Tejano)」とは
そして「テハーノの女王」とタイトルにありますが、「テハーノ(Tejano)」とはスペイン語で「テキサス人」と言う意味です。アメリカ合衆国テキサス州に生まれて住むヒスパニック系住民のことを指します。
ヒスパニック系移民の女性歌手として成功するセレナを描くドラマを上手く表しているタイトルですね!
主演女優: クリスチャン・セラトス
セレナを演じるクリスチャン・セラトスさんは、アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナ出身の女優さんです。
これまでの出演作に映画トワイライトや、人気海外ドラマウォーキングデッドがあります。
ドラマの中の歌について
ドラマの中では彼女が歌うシーンが数多く出てきますが、実際に歌っているのでしょうか?
実際は彼女はほとんどのシーンで口パクをしており、セレナ・キンタニーヤ本人の歌声が被せられているようです。しかし所々で彼女自身が歌っているところもあるみたいです。
"If there’s singing in an acting scene or if you see us on the bus, that’s me," she told The Wall Street Journal. "But the performances are all [Selena], which is how it should be. As a die-hard Selena fan, I want to hear Selena."
(引用元:https://www.goodhousekeeping.com/life/entertainment/a34930565/does-christian-serratos-sing-in-selena-the-series-netflix/)
「バスの中で歌っているシーンがあればそれは私の声。でもパフォーマンスはセレナ本人の歌声よ。セレナの大ファンとして彼女自身の声が聴きたいの」
とインタビューで語っています。
ドラマでは本人の歌声が楽しめるとともに、クリスチアンの声も聴くことができるんですね!