役員報酬(業績連動給与)の要件とメリットについて
こんにちは。マクシブ総合会計事務所です。
前回からシリーズものとして「役員報酬」に関してお届けしています。
「定期同額給与」と「事前確定届出給与」については以下からご確認ください☟☟
今回は、3つ目となります「業績連動給与」についてお話します。
「業績連動給与」とは?
「事前確定届出給与」とは、平成29年度の税法改正までは「利益連動給与」と呼ばれていました。その名の通り会社の業績に連動する給与ということです。利益に関する指標を基礎として算定されます。
「事前確定届出給与」や「定期同額給与」とは異なり、金額が確定していないことが特徴といえるでしょう。
「業績連動給与」の要件について
「業績連動給与」として認められるには、大まかに分けて以下二つの要件を満たさなくてはいけません。
①同族会社に該当しない内国法人
②基準になる利益の指標
上記2つの要件に関しては、弊社のブログにて詳細に紹介しておりますので、そちらからご確認をお願いします☟☟
「業績連動給与」のメリットとデメリットについて
【業績連動給与」のメリットとは?
法人の業績向上が直接的に給与の増額につながるので、役員の方々の企業業績に対する意欲を高めることができます。
短期的な利益を追うだけでなく、より長期的な視点から企業の価値向上へ関心を向けることができるといえます。
「業績連動給与」のデメリットとは?
「業績連動給与」を損金参入するためには、「内容の開示」をすることが要件として設けられています。給与の計算式の開示をしなければいけないため、その難しさに抵抗感を感じる方が多いのも実情です。
終わりに…
いかがでしたか?
「業績連動給与」として認められるための要件は多く、満たすのは難しそうに感じますよね。
しかし、逆に要件を満たしているのであれば、役員の方々の業績向上への意欲もUPでき、法人の在り方を長い目で見ればメリットも多くあります。
詳しくは、国税庁のHPも併せてチェックしてみてください!
弊社(マクシブ総合会計事務所)では、主に中小企業様の経理業務や記帳を代行していますが、それだけではなく税務上の小さなご相談にもばっちり対応し、クライアントの方々から喜びの声を多くいただいております。
お困りのお客様はぜひ一度ご相談ください!!