041 ESTJ①基本解説
こんにちは。お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。今回はESTJの解説をします。
ESTJ
第1 Te
第2 Si
第3 Ne
第4 Fi
ESTJは、物事を最後までやり遂げることが得意です。組織を運営して、まわりにやる気を起こさせるのがうまいです。真面目で責任感が強く、任務に誠実に取り組みます。きちんと体制ができあがっているものを好みます。データの詳細を記憶して整理します。計画性をもって目標を定め、スケジュールを決め、効率よく仕事を進めます。
決断をくだす役割を果たします。それは、自分の過去の経験をもとにくだすことが多いです。論理的で客観的で分析的です。物事を推測する才能を持つため、論理的なことにしか目を向けず、辻褄の合わないことには納得しません。
現実的かつ実践的で、冷静沈着です。抽象的で漠然としたことより、あくまでも現実のことに興味を持ちます。そのため、実用性がないものには興味を持ちません。まわりの状況をよく承知していて、今現在の世界に関心があります。
一定のルールに従って生きていて、守備一貫した態度をとり、頼りがいがあります。伝統的な考えを重んじ、確立された組織を維持します。人間関係にも忠実ですが、人との感情的なつながりは、それほど 重視しません。臆することなく、他人を批判したり非難したりできるし、きっぱりと規律を強いることができます。
人付き合いが良く、社交性に富みます。率直で親しみやすいです。人見知りせず、初対面の人とも すぐに打ち解けます。『目の前に見えるものに全力で取り組め』がモットーです。
自分にも他人にも厳格な倫理観を求めるため、自分の行動の基準を他人に押しつけることがあります。そのため、横暴で指図がましいと思われてしまうことがあります。また、論理的で冷静に物事を分析するため、自分の決断が他人にどのような影響を及ぼすか考えないところがあり、冷淡で無神経だと思われてしまうことがあります。つい批判的に物事を見てしまうので、まわりへの感謝の気持ちを表すことが苦手です。
考えごとで頭がいっぱいになってしまうと、他人の意見に耳を傾けることができなくなります。『もし〜だったら』とは考えないため、今は目に見えなくても、今後の可能性として考えられることに気がつかない恐れがあります。また、必要な情報をすべて集めないうちに、結論に飛びついてしまうことが多いです。
以上がESTJです。彼らは、現実の社会においての活躍には目を見張るものがあります。Te+Siの組み合わせで、とても優秀なビジネスマンです。非常に現実的で合理的。そして、慎重です。経験を重視して、その経験から多くを学びます。MBTIに最も興味を持ちにくいタイプではないでしょうか。このような かたちのない理論には、あまり興味を示さないかもしれません。自身の経験が何より優先されるものであり、経験と照らし合わせて『信頼できない』と判断すれば、即座にその理論を切り捨てます。それはそれでカッコいいんですよね〜!MBTI大好き民からしたら、少し寂しいですが、そこがESTJのカッコよさなのです。同じ理由で、占いにも興味を持ちにくいです。自分の人生は自分で決める人です。
Teがあるので、陽気で明るく、堂々としています。楽しい雰囲気が好きなので、盛り上げ役に回って、お調子者になることもあります。しかし、第4がFiなので、他人に深く共感することが苦手で、自分とは異なる考えを理解することも苦手です。また、自分の感情をコントロールすることも難しいので、良い意味でも悪い意味でも、喜怒哀楽がはっきりしています。そして、分かりやすく態度や意見を表に出すため、相手によっては萎縮させてしまうことがあります。
ESTJからしてみれば、萎縮して何も言わない人には、『言いたいことがあるなら、さっさと言ってくれ』とイライラさせられます。この関係が続くことで、人間関係において大きなトラブルが生まれることがあります。飴と鞭なら、確実に鞭が優勢なので、厳しさが出やすいです。
よく、ESTJはツンデレと言われるのですが、それは合っているかもしれません。他人に悪いところがあるのなら、厳しく批判しないと、その人のためにならないと思っています。しかし、逆に、他人の良いところは、認めていても、相手にそれを伝えないことがあります。褒めてしまうと、そこで相手が満足して、努力を怠ると考えているのです(確かにそれは有り得ます)。というか、努力するのは当たり前という姿勢が本人にあるため、ちょっとやそっとで褒めていたらキリがないだろうと考えています。この傾向は、特に仕事において出やすく、ESTJが『こわい』と言われがちなのは、こういった経緯からです。
しかし、彼らは率先して、責任を背負ってくれます。リーダーの立場に立ってくれるのです。『私にはできません!』と逃げることがないのです。『分かりました。任されるのであれば、果たしてみせましょう。』という態度をとるのです。これがどれだけすごいことか、社会に出たら分かることかと思います。
彼らは、責任を負って決断をすることができます。その決断により生じる、まわりへの影響や反応を受け止めるタフさがあるのです。この頼もしさたるや。また、ESTJは『他人に注意することができる』ので、困ったときにESTJに相談したら、うやむやにせず、何らかのアクションを起こしてくれます。
ちょっと語らせてほしいンですけど。わたし すごい好きなESTJのお笑い芸人の方がいるのです。わたしが勝手にESTJだと思っているだけなので名前は伏せますが、その方の相方さんが問題を起こして、10年間 テレビに出れなかった時期があったンですね。でも、番組スタッフのはからいで、レギュラーだった番組に10年ぶりに出演できたンです。みんな ぎこちない感じで、お互いにヘラヘラした雰囲気で・・・。お互い、どうしたらいいか探っている感じでした。で、そのお笑い芸人さんは、相方さんに『世間から何も受け入れられてない人間がな!テレビなんか出れねーんだよ!お前、まず第一声は『すいませんでした』だろ!?分かれや、もう!照れ隠しで何でヘラヘラしてンだよ!これ逃したら、もう何にもねーんだよ、俺ら!終わりだぞ!!』と、それまでの空気を(良い意味で)ぶっ壊して大激怒したのですね。厳しい態度をとるということは、本人からしても、相当なエネルギーを使うことだと思うのです。誰だって怒りたくないですから。でも、相手のために、まわりのために、『怒る』という選択肢を迷いなくとることができる人が、どれだけいるでしょうか。
わたしは怒れません。怒らないので、まわりから『優しい』と言っていただけることが多いのですが、怒らないことが優しいということではありません。彼からはそれを学びました。というか、ESTJから学ぶことはたくさんあります・・・。ESTJって本当にストレートなんですよね。言いたいことがはっきり伝わって、勘違いのしようがない。遠回しに伝えないから、他人を落ちこませるかもしれないけど、だからこそ 相手をハッとさせることができるのです。ちなみにこのお笑い芸人さんは、かなり成熟したESTJではないかと推測していて、INFJのわたしからすると、発言ひとつひとつが学びとなります。インタビューしたいです。
社会主義と過去主義の組み合わせにより、四角四面なところは否めません。『こうあるべき』という思いこみにより、レールから外れる人や、枠組みをはみ出す人に嫌悪感を覚えます。また、自身もそのような行為をすまいとします。自分よりも上の立場は敬い、下の立場は守るのが当たり前だと思っています。組織の維持を重視して、安定と安心を脅かすものを排除しようとします。ESTJからしてみれば、そうすることで、社会を守っているのです。ですので、無責任に新しい可能性や新しい方法を出されると、『それで起きるリスクを考えたことはあるのか?』と反論します。保守的といえば保守的なのですが、それは責任を背負っている以上、仕方のないことなのです。
しかし、第3にNeがあるので、年齢を重ねるにつれ、新しい可能性や新しい方法に理解を示すようになります。そうすると、保守一辺倒であった姿勢から、『変えるべきものは変わるべきなのだ』という柔軟性が生まれます。また、それが態度や言葉にも反映され、柔和な印象が加わります。他人の意見に耳を傾けることが苦痛ではなくなります。
最後に、ESTJを表す曲の歌詞をどうぞ。
夢なんかクソくらえ
胸が張り裂けそうで
なのにワクワクさせられ
時に地団駄を踏み
明日とかふざけんな
いつも自分を疑い
涙ポロポロ泣いて
いつか誰よりも笑う
決して知ったかぶりせず
軽く分かったふりせず
強く自分を責めて
そして自分を許す
がむしゃらに働いて
ふざけまくって遊んで
いつか仲間が増えて
いつか自分に気づく
人生のバカヤロー
抱き合って泣きたい
嬉しくて嬉しくて
肩を叩き合いながら
人間のバカヤロー
運命なんか知るか
どうか俺のそばにいて
一緒に泣いてくれ
『バカヤロー』ウルフルズ
久しぶりすぎたことと、お笑い芸人さんの話が長すぎたことで、タイプの解説の中では、最長の長文になりました。色々省く箇所があると思うのですが、もう推敲するエネルギーがないので、そのまま載せます。次回もESTJです。