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011 J型とP型(二分法④)

こんにちは。

今回はJ型とP型の説明をします。

J型は外界について、『はっきりと決めたい』という欲望を持ちます。
P型は外界について、『決めずに取り入れたい』という欲望を持ちます。

JはJudgingの頭文字で『判断』を意味します。
J型の5つの指標となるのは、
●秩序
●計画
●事前
●完遂
●整理
です。

PはPerceivingの頭文字で『認知』を意味します。
P型の5つの指標となるのは、
●変化
●暫定
●直前
●応変
●創発
です。

秩序と変化
 J型は、結論を出して決着をつけることを好みます。一度決着をついたものを、再度 再検討することを嫌がります。それが好んだやりかたなら尚更です。
 P型は、結論が出たものを変更することを好みます。一度決着がついたものでも、疑問の余地があれば変更したがります。決まったやりかたに固執することを嫌がります。

計画と暫定
 J型は、計画的に余裕をもって物事を進めます。時間にも厳しく、約束は具体的にしたいと思います。急に自由な時間が増えると困ります。
 P型は、計画を立てず、流れに任せて物事を進めます。時間に緩く、約束を具体的にするとプレッシャーに感じます。急に自由な時間が減ると困ります。

事前と直前
 J型は、締め切りをとても意識します。前倒しでで余裕をもって終わらせるペースが安心します。『終わらせた』ということが大事だからです。
 P型は、締め切りをあまり意識しません。ギリギリまで手をつけないほうが調子が出ます。早くやりすぎても、あとで変えたくなるということを知っているからです。

完遂と応変
 J型は一度始めたら、それを最後まで終わらせないと気がすみません。粘り強いところがあり、困難だったとしても諦めません。
 P型は一度始めても、より良いものがあれば、そちらに乗り換えます。切り替えが早いところがあり、困難で成功が難しければ、別の方法をとります。

整理と創発
 J型は、ルールをつくり、その通りに行います。物事を曖昧なまま 放置せず、状況や環境を整理して、規則正しく準備します。
 P型は、つくられたルールを、自分なりにアレンジします。物事を無理に白黒つけず、その場その場で柔軟に対応します。

 J型とP型は、自分でどちらのタイプか分かっていないと、仕事においてストレスを受けるかもしれません。ほかの三つの項目も、もちろん影響を受けますが、たとえばPがかなり強い人が、規則の厳しい仕事に就いたり、逆にJがかなり強い人が、変化の激しい仕事に就いたりすると、どちらも疲弊してしまいそうです。
 必ず、そのタイプに合う環境はあるのです。ですから、今の環境では劣等感を感じる人でも、環境を変えたらエースとして活躍できるかもしれない。
 わたしはJなので、『この時間に出社して、この時間に休憩をとり、この時間までに仕事を終わらせ、早めに終わった場合はこの仕事をする』と決められていると、ずいぶん楽に感じます。もし、わたしがフリーランスになったとしても、上記のルールを最初に自分でつくり、家であっても、それを厳守すると思います。P型からしたら、なぜそんな窮屈なことを?と疑問に思われそうですが、『それが楽』だからです。

今回はここまで。

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