【初心者・復帰勢向け】ポケモンSVの対戦に参加してみよう!
パルデアの宝探し、そして「ゼロの秘宝」を無事にクリア。
「ポケモンSV」でほかに何ができるか。
図鑑の完成?高難度レイドに挑戦?もちろんそれも良い。
もし“ポケモンバトル”に挑戦してみたいけど
『育成やチームの組みかたが分からない』
『なかなか勝てない』
『久々に復帰してみたいけど最近の対戦がよく分からない』
という方に向けて今回は記事をしたためたいと思う。
本編と対戦のバトルの違い
初心者の人が対戦を難しく感じる大きなポイントとして
「本編のバトルと対戦では勝つためのコツが全く違う」
ことが挙げられると思う。
ここで対戦の特徴や本編バトルとの基本的な違いについておさらいしてみよう。
ポケモンのレベルは50に統一される
同じアイテムは持たせることができない
本編中で持たせると消費するアイテムは無くならず対戦後に戻ってくる
試合前にポケモンの選出をする
本編中であまり使わない技が強力だったりする(特にダブルバトル)
ルールによって例外的にレベルやアイテムに制限が無い場合もあるが対戦中はこの様な特徴がある。
全くの対戦初心者であれば、これらを理解するだけで試合運びをより良くしていけるだろう。
どんなパーティを組めば良い?
例えば友達や家族とポケモン勝負を楽しみたいのであれば、自分の好きなポケモンや本編で一緒に旅をしたパートナーポケモン達を鍛えてパーティを組むのが一番おすすめだ。
ランクバトルに挑戦してみたいのであれば、攻略記事や「ポケモンHOME」のバトルデータ等で紹介されているパーティやポケモンを参考にチームを組んでみると良いだろう。
攻略サイトは「ポケモン徹底攻略」さんを本記事としてはおすすめしたい。
もちろん自分だけのポケモンやパーティで挑戦してみるのもアリ。
▼「ポケモン徹底攻略」ホームページ
一緒に宝探しをしたポケモン達をさらに鍛えよう(初心者向け)
そのままでも戦うことはできるが、一緒に旅をしたポケモン達をより活躍させたいのであれば鍛え直すと良い。
具体的には
①基礎ポイント(努力値)の振り直し
②すごいとっくん(個体値の強化)
③バトル向けの技の修得
を行うと良いだろう。
ポケモンというゲームには俗に「3値」といわれるポケモンのパラメーターに関係する3つの数値が存在する。
とはいえ、これらを気にし過ぎてもポケモンは面白くないので、本記事では参考程度に考えていただければ幸いだ。
1.基礎ポイント(努力値)の振り直し
基礎ポイントは主に
ポケモンを倒したり、捕まえたとき、特定のアイテムを使った際、そのポケモンが得られる値であり、HPや攻撃など各能力に割り振られている。
(ポケモンの能力画面でLボタンを押すとグラフが見れる)
得られる基礎ポイントには上限があり、ほとんどの場合パートナー達は本編終了時点で上限値(510)に達している(グラフが青色になっている)
いちど上限値になっても「ロメのみ」などのアイテムを使い必要の無い基礎ポイントを下げることできる(グラフが黄色の状態)
そこから伸ばしたい能力値に対応した基礎ポイントを振り直すことによってポケモンをパワーアップしてみよう。
例:ウェーニバルは物理攻撃を得意とするので、「ロメのみ」で特攻の基礎ポイントを下げ、そのぶん「タウリン」を使って攻撃に振り直す
【基礎ポイントを下げるきのみ】
( )内は入手できる場所
‣ザロクのみ・・・HP (東2番エリア、南4番エリア)
‣ネコブのみ・・・攻撃 (東2番エリア、南4番エリア)
‣タポルのみ・・・防御 (東1番エリア、南6番エリア)
‣ロメのみ・・・特攻 (東2番エリア、南4番エリア)
‣ウブのみ・・・特防 (東1番エリア、南6番エリア)
‣マトマのみ・・・素早さ (東1番エリア、南6番エリア)
2.すごいとっくん(個体値の強化)
フリッジタウンでアイテム「ぎんのおうかん」と引き換えに「すごいとっくん」を行うとポケモンの個体値≒能力値を高めることができる。
「ポケモンSV」ならレベル50以上であれば特訓を行うことができるため過去作よりさらにポケモンを鍛えやすくなった(前作「剣盾」まではレベル100のみ)
順当にいけば本編終了時のパートナー達のレベルは70前後になっているはず。デリバードポーチの雑貨コーナーやレイドの報酬で「ぎんのおうかん」を調達してポケモン達を鍛えていこう。
3.バトル向けの技の習得
「はたきおとす」 「こごえるかぜ」 「ステルスロック」や「このゆびとまれ」など本編中ではあまり使われないような技が対戦では非常に強力だったりする。
本編中より能力の上昇・下降、アイテムの影響力が強かったり、対戦特有の駆け引き(受け出しや交代読み)が存在するのが理由だ。
また「がんせきふうじ」や「フレアソング」など本編と遜色なく対戦でも強力な技もある。
どんな技の組み合わせが強いのか、色々と試してみたり、他のプレイヤーのポケモンの技構成を見させてもらったり、育成論を読んでみると良いだろう。
厳選が必要ない?!(復帰勢向け)
「ポケモンSV」から復帰して、過去作とはステータスの仕様が変わり快適にポケモンが育成できることに驚いた人も多いかもしれない。
以下、4世代(DPt)以降で大きな変更があった仕様について軽く紹介。
1.個体値の仕様変更
前述の「すごいとっくん」が実装され後天的に個体値を伸ばすことが可能になった。
そのため“孵化厳選の必要がほぼ無く”それ以前とは比較にならないほど短時間で理想個体の育成が可能である。
「S(素早さ個体値)0厳選」などの場合は孵化作業を行うこともあるが、基本は後述の要素も含め直感で気に入ったポケモンを育て活躍させられると考えてもらって大丈夫だ。
2.タマゴ発見時の引継ぎ
〈個体値の引継ぎ〉
つがいのポケモンの片方に「あかいいと」というアイテムを持たせることで親の個体値(6×2=12)のうち5つを子のポケモンに引き継がせることができる。
「あかいいと」はテーブルシティのデリバードポーチで購入可能。
また“パワー系”と呼ばれるアイテムを持たせると、持たせた側のポケモンの能力に対応した個体値を引き継がせることができる。
パワー系アイテムはデリバードポーチで購入可能。
例:「パワーアンクル」を持たせたポケモンの素早さ個体値が31の場合、生まれてくるポケモンの素早さ個体値は必ず31になる。
〈性格の引継ぎ〉
「かわらずのいし」を持たせると、持たせたポケモンの性格を生まれてくるポケモンが引き継ぐ。
※6世代(XY)から必ず引き継げるようになった。
「かわらずのいし」はフィールドで拾って入手するか、デリバードポーチで購入可能。
3.努力値(基礎ポイント)の仕様変更
努力値によるステータスの反映がレベルアップ時ではなく、努力値の変動時に変更された。そのためレベル100のポケモンも努力値配分の再調整が可能に。
また栄養ドリンク(タウリンなど)の使用上限が252(現在の努力値の最大)まで引き上げられた。
4.性格補正と特性の変更が可能に
〈ミントによる性格の変更〉
“ミント”を使うことで性格補正の変更を行うことが可能になった。
ミントはテーブルシティなどにあるラッキーズで購入可能。
なお、性格補正を変えても表記上の性格は変わらない。
例:「まじめ」のポケモンに「ようきミント」を使い「素早さ↑ 特攻↓」補正に変更した。
〈とくせいカプセル・とくせいパッチ〉
「とくせいカプセル」を使うことで通常の特性が2つあるポケモンの特性を変更することが、同様に「とくせいパッチ」で夢(隠れ)特性に変更することが可能になった。
それぞれレイドの報酬などで入手できる。
あると便利なアイテム
[ものまねハーブ]
持たせたポケモンの技スロットに空きがあり、別のポケモンが(ものまねハーブを持たせているポケモンが覚えられる)タマゴ技を持った状態で一緒にピクニックをすると、その技を習得させることができる。
(ピカチュウの「ねこだまし」など。タマゴグループ内でなくても可)
「ものまねハーブ」はカラフシティのデリバードポーチで購入可能。
[しあわせタマゴ]
持たせたポケモンの取得経験値が1.5倍になる。
[やすらぎのすず]
持たせたポケモンと仲良くなりやすくなる。
(仲良し進化をするポケモンの育成や、特定のリボンの取得などで有効)
[おまもりこばん]
持たせたポケモンが本編中(NPC)のバトルで一度でも出ると賞金が2倍になる(資金集めで有効)
[パワー系アイテム]
前述の効果に加えて、持たせたポケモンの戦闘で得られる基礎ポイントが+8される(パワーアンクルなら素早さの基礎ポイントが+8される)
[各種○○のハネ]
使うとそのポケモンの基礎ポイントが+1される。細かい配分を行うのに便利。
レイドの報酬で入手できるほか、オージャの湖やコーストエリア東の水面で光る場所から拾える。
※栄養ドリンク1回ぶんの基礎ポイント上昇量は+10
※基礎ポイントを下げるきのみは1回使う毎に-10
サンプルパーティおよび実践例
その①〈旅パーティ〉
最初のパートナーであるウェーニバルと本編中に出会ったポケモンたち、そしてゴーゴートとグレンアルマを新たに加え「ポケモンSV」ランクバトルのシーズン4に参入したパーティ。
ゴーゴートが水テラスになることで主にハバタクカミのマジカルフレイムに対して切り返すことができる。
バウッツェルのゴツゴツメットはイッカネズミの「ねずみざん」を牽制する意図あり。
基本的には素直に立ち回り攻撃のチャンスを見つけていく試合プランだ。
(パーティタイプ:準対面構築)
その②〈ピカチュウ軸〉
初代から続くピカチュウを軸に据えたパーティ。
ピカチュウの特攻(基本値)152相当を誇る非常に優れた攻撃力を活かして戦っていく。
当然、相手もピカチュウの攻撃を警戒するのでピカチュウ以外の5体はピカチュウの攻撃を通すために、ピカチュウは仲間の5体が善戦できるように立ち回る。
ピカチュウの「ねこだまし」は相手の「きあいのタスキ」や「マルチスケイル」のほか初動のテラスタルに対してのケアにもなるため、よほど不利な対面でない限り積極的に使っていける。
初手~中盤まで試合を作るのが難しいパーティではあるが、一度でも「10まんボルト」が通れば試合の主導権を得られることが多いのも魅力。
(パーティタイプ:軸パーティ)
その③〈オーレ地方スタンパーティ〉
「藍の円盤」編からプラスルが復帰したことにより成立したパーティ。
おもに3世代(RSE)で見られた、エーフィ、ブラッキー、プラスル、スイクンの編成にカイリューとヒスイウインディを加え現代風にアレンジしている。
シーズン15の、でんきタイプ最多分布はタケルライコだが、素早さが高いこと(ライコは75、プラスルは95)、「てだすけ」が使えること、ブリジュラスに対して強く出られる点ではプラスルに軍配が上がる。
ウーラオス(特に水の形)に「こだわりスカーフ」持ちが多かったため、エーフィにも同様にスカーフを持たせている。
ブラッキーは基本サポート要員だが状況によっては「イカサマ」で攻撃参加もできる。
(パーティタイプ:スタンダード構築)
まとめ
対戦は本編中とは別のルールで行う
対戦に臨む前にポケモンを鍛え直しておくとよい
過去作と比べ格段にポケモンが育成しやすくなっている(復帰勢向け)
9世代(SV)は全体的に攻めが強い環境である
おまけ
蛇足ではあるが、もうひとつパーティを紹介。
こちらも旅パーティのひとつ。
チームIDも掲載しておくので、もし良ければレンタルしてカジュアルバトルや相手の了解が取れればフレンド対戦で使ってみていいかもしれない。
自分のチームを組む前にバトル感覚を得るための練習で使ってみたり、何らかの参考にしていただけたら幸いだ。
チームID:『TGHGX7』
【チームレンタルの手順】
メニュー画面から「ポケポータル」→「バトルスタジアム」→「レンタルチーム」→「バトルチームを借りる」まで進み上記のチームIDを入力する。
最後に過去の作品で登場する名言を2つほど紹介したい。
いずれもポケモン勝負に関するセリフである。
ここまでの拙い解説をご覧いただき、本当にありがとうございました。
みなさんにとっても実りある良きポケモンライフが送れますように!