
シマエナガを撮りに、EOS 7D Mark II
写真家・小原玲氏(1961〜2021年)の写真集「シマエナガちゃん」(2016年)がきっかけで大ブレイクした野鳥シマエナガ。ブラキストン線(北海道と青森の間の津軽海峡で引かる動物の分布境界線)の関係から北海道にしか生息せず、日本で最も小さな鳥と言われています。
そんなシマエナガ、夏は山奥に生息して見かけることはありませんが、冬になると私の住む札幌市内でも見られるようになるため、この日、スノーシューを履いて撮影に挑みました。写真歴は長いですが野鳥撮影は初挑戦。
・・・結論から言うと、シマエナガに遭遇はできたものの(何度も近くに現れたものの)写真に収めることはできず(=撮れませんでした)。
鳥は落ち着きなく木々を飛び回るので全く追いつけません。肉眼で確認し、ファインダーを覗いたときには次の木に飛び移っているのですからね。キヤノン公式サイト内にある野鳥撮影に関する「Bird Branch Project」を見るに、野鳥撮影特有のテクニックやノウハウがあるようで、沼が深そうです。
私は冒頭画像にあるASP-Cデジタル一眼レフカメラ「Canon EOS 7D Mark II」と、これまた古い望遠レンズ「SIGMA 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM 」に、テレコン「TELE CONVERTER 1.4x」を装着し、35mm判換算で「448mm」の望遠にして臨んだのですが、装備以前のテクニックやノウハウの問題で全く撮れませんでした。
ほんと、鳥を撮影できる人、尊敬します。
因みに訪れたのは「野幌森林公園(道立自然公園野幌森林公園)」。JR新札幌駅から車で10分も掛からずに到着する原生林で、鳥獣保護区にも指定されています。
自然動物が多く見られるようで、園内の「自然ふれあい交流館」には単眼望遠鏡が設置された野鳥観察コーナーもあります。
私は野鳥に疎いのですが、生態に詳しくなると鳥の動きが「読める」そうで、撮影もしやすくなるのだとか。この日、森で出会った中年女性がソニーの高級ネオ一眼カメラ「DSC-RX10M4」(換算600mm相当!)を片手に教えてくれました。奥の深い世界です。
・・・話のついでに、スノーシューの紹介も。
私が使っているスノーシューは米国ユーコンチャーリーズ社(Yukon Charlie’s)の「Mountain Profile 821(MP821)」というモデル。「821」は幅8インチ×全長21インチのモデルを意味し、ユーザーウェイト45〜68kgに対応したスノーシュー。私は体重が約65kg、衣服や装備で+10kg程なのでウェイトオーバーな訳ですが、雪に沈む等の不便を感じたことはありません。
愛用のバックパックThe North Face「JESTER(ジェスター)」(第2世代:NM71854)に括り付けたスノーシュー。上記のような感じで背負っておいて、雪深いところはスノーシューを履いていく運用です。
このスノーシュー自体の重量は約1.6kg。スノーシューは価格がピンキリ様々ですが(アルパイン用途なら別として)私のような散歩程度ならどれを選んでも変わりはしませんからね。〔了〕