
ただ、書いている。
郵便受けを開けると、そこにはいつものように、何通かの絵葉書が入っている。
表には、飾らない絵や写真。
裏をかえすと書いてあるのは、差出人である彼らの何気ない日常の一コマであり、ちょっとした所感であり気づきであり、ときには彼らの人生の一大イベントであり、そのときによってさまざまだ。
ぼくはそれらを喜々として受け取り、読む。
その一枚一枚の、それぞれに異なる空気が好き。
内容が、行間が。
わくわくして読みすすめるものもあれば、リラックスした気持ちで微笑ましく読めるものもある。
おなじ世の中に生きている彼らの目線は、考え方は、ライフスタイルは。
それぞれ異なっていても、どれもぼくにはまばゆくかがやいて映る。
*
重鎮でも大御所でも師匠でもいいのだけれど、noteの街には燦然とかがやかしい軌跡を残しつづけているクリエイターの方々がたくさんいる。
決して片手間では書けないような内容の記事を、週5で更新、毎日更新。
いったいどうしてそんなことができるのかと、一度でいいから彼らの思考回路を覗いてみたい気持ちになる。
誤解を恐れず書くけれど、彼らが毎日届けてくれる記事は、特に斬新な内容でもなければ、専門的な分野の話でもない。
ましてやTVで活躍するご意見番方のように、歯に衣着せぬ物言いをしているわけでもない。
彼らはきっと、彼らの見た世界を、それを見て思ったことを、淡々と文字に起こしているに過ぎない。
それをおもしろおかしく誇張して書いているわけでもなく、読み手に媚びているわけでもなく。
ただ、書いている。
こんなことを言ってしまうとまったく大したことのないように聞こえてしまうかもしれない。
でもおそらくは、何よりこれが一番むずかしい。
自然体で、飾らない内容を、飾らない形で。
つい彼らが毎日順調に記事を更新しつづけているように見えてしまいがちだけれど、実際はぜったいそんなことはない。
書いても書いても納得のいかないときがあり、ネタがどうにも浮かばず吐き気をおぼえたり。
そこを気合いと根性で頑張って乗り越えてきて、きっと今も乗り越えつづけているのに、それをおくびにも出さずに淡々と記事の数を積み重ねていく。
書く、とにかく書く。
書いたら出しちゃう。
等身大でいられるから、自分を大きく見せる必要がないから。
だから迷わない。
きっと彼らはたかーい山を前だけを見て、毎日すこしずつ登りつづけた。
吐きそうになっても泣きそうになっても、歩みを止めなかった。
あるときふと振り返ったら、積みかさねた記事たちと自分を応援してくれる読者のみんなが背中を押してくれていた。
そんなふうに、苦しみが歓びに変わる瞬間。
たどり着いた人にしか見えない景色。
そこから語られる言葉は、当然まばゆくかがやいて映るはずだ。
毎日更新していても、そんな修行のような感覚で取り組んでいる方ばかりでもないかもしれない。
それでもぼくの感じていること、あながち間違いでもないとは思うのだけれども。
毎日更新の楽しさ、厳しさ。
機会があったら聞いてみたいなぁ。
*
重鎮のみなさま。
そのバイタリティとnoteにたいするスタンス、ひとえに敬服しています。
ぼくはまだまだ書くよりもまっしろな画面と向きあって茫然としていることの方が多いですが、みなさんが一歩一歩高みへ登っていったように、ぼくももっと力をつけて、ゆっくりでもしっかりと、後を追えるように努力したいと思います。
油断してると追い越しちゃうぞ!
なんて口が裂けても言えませんが、心意気くらいはそれくらいで。
これからも更新楽しみにしています。
いつもありがとうございます。
たくさんの感謝をこめて。
*
<おわりに>
上では毎日更新と書いていますが、毎日でなくてもすてきなクリエイターさんがこのnoteの街にはたくさんいらっしゃいます。
一見しておもしろいなぁと思うのももちろんですが、しばらく読者としてお付き合いさせていただいていると、クリエイターさん自身が文章の奥に見え隠れするような感覚をおぼえることがあります。
もちろんそれは想像でしかないのですが、そう感じてしまうとより親近感も湧いてきて、なおさらファンになっていくというか、自分のnoteライフに欠かせない一部分になっていくというか。
彼らの紡ぐ言葉をこうして毎日のように受けとることができるこの状況。
みんなでたくさんnoteの街をめぐり歩いて、より多くのすてきなクリエイターの方々に出逢えるといいですね。
本日もさいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
「みんなのフォトギャラリー」にポストする写真をいくつかのせて、失礼します。
これまでの写真も「だいすーけ」で検索するとすべて出てきますので、記事の内容に合ったものがありましたらぜひつかってやってください。
平成も残すところほんとうにあとすこし。
あたらしい時代の幕開け、元気に臨めるようにしたいですね。
それでは、また。
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