日記(9/21・22 シャニアニ第3章を見に行ったり)
9/21
昔(そんなに前ではない)関わった子がレコードホルダーになった。といっても日本記録みたいに大きな話題になるものじゃない。
多分記録更新に気づいたのはあの子とその家族、私を含む一部の関係者くらいなんじゃないかな。それでも私にとってはとても嬉しいことなんだ。私が自己ベストを出すよりもずっとね。ちょくちょく帰ってきてレースには出てたけど、大舞台で先頭を引っ張り続けて自分の形に持ち込んで、記録を出す姿を見て半分泣いてた。
自分の見立てでは、記録を取るのは来年であったが、1年早まった。めでたい。あの子はいつまで競技を続けるのだろうか。あと何回記録更新のチャンスがあるのだろうか。わからないけど、競技者として、1人の人間としてあの子が幸せになることを願っている。
あの頃私は彼に何かできていたのだろうか。今よりもずっと未熟で、色々手一杯だった私は、彼の成長を手助けできていたのだろうか。たらればの話をしてもしょうがないし、ifの世界は覗けないからわからないけれど、あの日々、練習、レース、遠征、何気ない会話たちが。彼の今を形作る礎となってくれていたらいいな。
私は、良い結果は選手の努力、悪い結果は指導者のせい。そんなふうに考えてはいる。基本的に指導者は影に居るものだと思っているのだ。外野の人間と違って、選手にとって指導者は大事な存在である。私と過ごす時間が無駄ではなかったと思ってもらえるように、これからも努力していきたい。
さて、シニアの記録はあの子が取ったし、最低でも数年〜10年以上は更新されないだろう。いつか私と一緒にジュニアの記録を取りに行く子が来てくれるといいなぁ。
9/22
シャニアニ2ndシーズン第3章を見てきた。めっちゃ良かった。
ちょっと全体的に尺が足りなかったね。私は物事を加点方式で見るようにしているから、シャニアニ1期も2期も大満足だった。だけど減点方式で見たり思想が強い人は許せないかもしれない。そんな作品だと思う。ロックだねぇ。
こんな私以外誰も見ないだろう日記でネタバレ配慮をする必要があるのか甚だ疑問ではあるが、一応しようね。ネタバレありの感想は最後にまとめて書こう。
尺が厳しいのは先にも述べた。けどシャニマスだから許せるんだと思う。これまでいろんなシナリオで相互理解や人を慮ることの難しさと尊さ。見えないものや、分からないことを諦めるのではなくて、見ようとすること、分かろうとすることの美しさを教えてもらった。
アイドルたち23(28)人だけではなくてプロデューサーやはづきさん、社長。あすみちゃんをはじめとした名前がでた人たち、名前が出ていないたくさんの人。みんなにそれぞれの人生があって私たちはそのすべてを見ているわけではない。
見ていないところで何があったかは分からないけど、振る舞いや所作、しゃべっていることからなんとなく推測できることもあるし、できないこともある。
でも何があったか分からなくたって、私はそれを理由に文句をいう気にはなれない。だって分からないものを分かろうとする。そのことの美しさを教えてもらったから。
描写の多寡はあれど、それはあの子たちが何もしていないこととイコールではない。僕らには見えなかったところでいろんな経験をして、それぞれの人生を送っている。たまたまあの子たちの人生を、テーマに沿って切り取るカメラが多く写したのがあの2人だっただけなんだ。それは他の子たちを蔑ろにしている訳じゃないし、ユニットを雑に扱っているわけではないと思うんだ。
まるで信者のようだけど、そういうものじゃない?
久しぶりに会った友人は私の知らない人生を送っている。でもどんなことがあったのかしゃべっている時間も楽しいでしょ?口にださなくたっても十分じゃない?
私は言葉や描写が足りないものであっても受け入れられる人間でありたい。
ネタバレ防止用空白
以下感想
9話、とにかく尺足りんな。でも、wing、感謝祭+ストレイ3部作は読んでほしい。けど初見には分量が多い。苦しい。という人がアニメ1話(2話の.(rum)も入れたら2話分)に収めたらこうなるって感じ。
細かいここ好きポイントはたくさんあったから大満足。でも冬優子の口調をはじめとして、もうちょっとこだわってほしいところがあったのも事実。
私はこだわりかたが気持ち悪い(褒め言葉)のがシャニマスの好きなところの一つでもあるので少し残念。
10話、予想可能回避不可避って感じ。昨日【かきまぜたら*ミルク】読み返して良かった。【はじめましてラストダンス】を引けて良かった。ちょこ先輩のコミュをもっと読み返したくなった。放クラの関係性大好きすぎる。
言葉はかけなくてもちょこ先輩が悩んでることに気づいて、気にかけている姿。暖炉を囲んでる時に夏葉から話を切り出すのも本当に良い。
あすみちゃんから託された夢は呪いなんかじゃなくて祝福なんだと思う。これからの人生を彩るための祝福。願わくば、「誰かのために『私がアイドルでいたいから』頑張る」「友達の夢を叶えるのが夢」と本気で言える。そんなあなたの明日がうつくしいあしたでありますように。
そしてあすみちゃんと由佳さんがめっちゃ刺さった。Help!!
11話、6話との対比が本当最高。階段での構図を見た瞬間唸りそうだった。透GRADを読んだのが大分前だからもう一回読みなおそうと改めて思った。
透GRADに真乃を加えて再構成って感じの1話。ずっと「どんなアイドルになりたいか」ということを問い続けてきたからすごい効く。
流されるように仕事をこなす透と「頑張ってる」ように見える真乃。1番「どうなりたいか」があやふやな透が真乃の言葉やパフォーマンスを通してアイドルとして生まれる、息を始める物語として最高でしたね......
透の息遣い、呼吸を劇場で聴くことができて本当によかった。
とはいえこれをノクチル回とは言えないかも。イルミネ回でもないしね。やっぱり後2話。ノクチル回とイルミネ回が欲しかった......
12話前半、マジでボロボロ泣いてた。いつ僕やることは分かりきっていたけどそれでも良すぎた。細かいここ好きポイントはいくつもあるけど4つ挙げるなら、ノクチルに声をかける透と花道を走るところ、センターステージで床にメンバーカラーの波紋ができるところ、曲が終わった後の表情。
天塵後半の海はなかった。「花火じゃなくて、こっち見ろー」は聴けなかったけど、光の海の中で泳ぐ姿を見て、ここまで見続けてきて良かったと心から思ってまた泣いた。あぁ、最高だったなぁ。
プリズムフレア、めっちゃシャイノグラフィ味を感じる部分があって唖然としてた。最高です。早く音源を買わせてください。
上でも書いた通り、今回メインを張らなかった子は多いけど、気になる人は原作読めばいいのでないか。「どんなアイドルになりたいか」を問う上で、たまたまカメラに多く映ったのがこの子たちだっただけなのだ。それは悪いことじゃないと思うし、平等にみんなを映そうとして薄味になるくらいなら、こっちの方が100倍良いと思う。
ちょっとタグを見ただけで賛否両論。私は公の場でネガることはない(そもそも満足してる)からこれ以上あんまりタグに感想を流さないだろうけど、こういう賛否両論な作品を生み出してくれて本当にありがとうとしかいえない。
誰かにとっては毒かもしれないけど、毒にも薬にもならないよりはマシだと思う。私にとっては最高の薬でした。これからも挑戦し続けるシャニマスを応援していきたい。
P.S.挑戦する姿勢は好きだけど、広告で挑戦しすぎるのは良くないと思います。「空白」は好きだったけど、シーズP、コメティックP以外の新宿行った民には怒られてもしょうがないかも。
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