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【エンタメ・カルチャー】好きなものの『マップを描く』

どうもmaxiです。

ちょっと前になりますが2024/9/18(水)のTokyo fm『蓮見翔のAuDee CONNECT』
RHYMESTERの宇多丸さんがゲストで出演されていました。

カルチャー全般の話をしていた時に2人が
『マップを描けない』という表現をしていました


『マップを描く』という言葉についてちょっと掘り下げて見たいと思います。



『マップを描く』という意味

お二人の会話の中で
「僕は映画に関してはマップを描けない」
「私は演劇に関してはマップを描けない」
「お笑いに関してはマップを描ける」

と言った内容のことを話していました。

この『マップを描く』という言い回し
文脈がわかるとか詳しいという意味なんでしょうが、それ以上の意味を感じる言葉です。

前後の会話から察するに
そのコンテンツに関しての内容がわかっている
□そのコンテンツが生まれた引用元や、インスパイア元が概ね理解できている
□そのコンテンツから派生した現在進行形の派生先も概ね理解している

と言ったような感じかなぁと思いました。


アクション映画スターの系譜マップ

『マップを描く』感覚を簡単ではありますが
『アクション映画スター』で説明したいと思います。

この話の元ネタは
TBSラジオ「アフター6ジャンクション2」の『ジャン=ポール・ベルモンド』特集です。
この特集でアクションスターの系譜の話が出ていますので、気になる方はpodcastで探してみてくださいね!

俳優が自ら演技をし、アクションシーンの撮影もスタントマンを極力排して自ら行う。現在で言えば推しも推されぬ大スタートム・クルーズがその代表格です。
その系譜の大きな流れは非常にわかりやすいものだともいます。

バスター・キートン

無声映画時代のコメディ映画のスターの一人。
かなり昔の作品ですが昔故に無理がすぎるアクションが異常に多い!!笑
「え!?CG?」
と思う様なアクションが無数にみられる。
現在もYouTubeでたくさん見られます。

◎活動期間
1899年 - 1966年


ジャン=ポール・ベルモンド

フランスの国民的アクションスター。日本での認知度が低いのはマーケティングの兼ね合いでベルモンド作品が日本に出回らなくなってしまったためと言われています。
キートンの影響かベルモンドの美学なのか、こちらも現在では信じられない飛行機の上で「それ、紐ついてます???」と言ったようなアクションが散見される。笑
ルパン三世のインスパイア元がベルモンドなのは有名な話。

◎活動期間
1956年 - 2008年頃

ジャッキー・チェン

香港出身の世界的カンフーアクションの第一人者の一人。
ブルース・リーと比較されることが多いが格闘シーンに重きを置くブルースリーに対して、アクションシーンの多彩さ、ユーモラスさ、過激さは追随を許さない。
実際にノースタントアクションで死にかけたことがあるのは有名な話です。
自転車で敵から逃げながらドアを叩いて、開いたドアで敵を転ばせるイメージはジャッキーのイメージが大きい。アニメや、パロディで使われるくらい。
多くの作品の作品の最後にNGシーンa.k.a.事故シーンがたくさん見られます。笑

◎活動期間
1970年代初頭 - 現在

トム・クルーズ

現在のアクションスターの最重要人物の一人。
ミッションインポッシブルシリーズは自らプロデューサーも務めているため
信じられないような撮影やプロモーション、無理ができる。笑

怪我をしたシーンをそのまま映画に活かして、プロモーションシーンとして使用する荒技ができるスーパースター。笑

◎活動期間
1981年 - 現在


アクション映画の系譜マップ

キートン ベルモンド ジャッキー トム

本格的でシリアスなアクションや、80年台のアクション映画全盛期の大味も含めたものではなく
娯楽作品としての演出にも気を配っていて、『自分でアクションをしている』ところがこの系譜の特徴だと私は考えています。

このマップが少し描けるだけで現代のアクション映画はどこに影響を受けているのか。いないのか。
ここのマップから関係のない独自の文脈で作られているのか。

ジョンウィックは?ベイビーわるきゅーれは?RRRは?韓国ノワールアクションは?MCUは?

作品の引用元や元ネタ、影響を受けている作品、アンチテーゼ
これだけで作品を以前よりも面白く観られる様になると思います。


自分のマップを描こう

では
自分が描けるマップって何があるかなぁと考えてみることにします。

□日本語ラップの大まかな変遷
日本語ラップは結構いける気がしますが、回転の速いジャンルであることと、アメリカHIPHOPも絡んでくるのでそこそこですかね。

□2000年代から現在までの漫画の変遷
漫画は小さい頃から好きで多分一度もやめずにここまで好きなものの一つです。ただ、漫画は量が多すぎるので概ねと言ったところでしょうか。
オールジャンル好きすぎて特化できていないのが現状です。

□アメリカ映画の大まかな流れ
映画に関しては一時期かなりの時間をかけて映画に本やラジオ、Podcastで情報収集したのでまぁまぁでしょうか。
でも生活に追われて穴空きな時期もあります。

□日本史の大まかな流れ
日本史はどうでしょう。笑
詳しいというか好きというか。知らない人よりは結構知っているが詳しい人からした全然って感じですかね。

□アニメ
詳しい…のかもしれませんが、どうだろう。もう少し掘り下げられるとマップを描いているって言えるかなぁ…笑


自分のマップって難しいですね。笑
もう少し考えてみます。


終わりに


『マップを描く』
面白いと思って記事にしてみましたが
結構難しいですね。

「本当にマップ描けてるかこれ??」
と思ってしまいました。笑


自分の性格上、
自分より詳しい人がいるジャンルを大っぴらに語ることに異常なほどに抵抗感がある
といった面倒な資質を持っています。笑

あと各論よりも総論が好きです。
なので細かい専門性よりも、包括した全体情報に重きを置いてしまいがちで詳しさに欠けるなぁという事柄も多いです。

ですがそんなこと言っていると

「好きなもの何も語れないじゃん。」

ということも今回改めて考えることができたので
今よりも「自分のマップ」を広げてたくさんマップを描ける人になりたいと思っています。

でも
好きは情報量でも時間でもなく、熱量ですから!!!!笑


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