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【映画】ロボット・ドリームズ 〜鑑賞後感想〜

どうもmaxiです。

やっと映画『ロボット・ドリームズ』見に行けました!!
嬉しい!!
ということで早速ですが本題にいきたいと思います!!


ロボット・ドリームズ

監督・脚本
パブロ・ベルヘル

【あらすじ】

大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、
孤独感に押しつぶされそうになっていた。
そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。


数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱―― それは友達ロボットだった。
セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……
ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。
ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。


しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りに
ロボットが錆びて動けなくなり、
ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。
離れ離れになったドッグとロボットは、
再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。
やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは―― 。

映画『ロボット・ドリームズ』オフィシャルサイト

前回こちらの記事で鑑賞前の情報の記事を書きました。

見るきっかけ

映画クリエイター小島秀夫さんのラジオ
【コジ10 小島秀夫の「最高の10分間にしよう」】
で取り上げていたのがきっかけですね。

そして先週のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』の映画評論コーナー「週刊映画時評ムービーウォッチメン」での課題作品という事も大きなきっかけです!


鑑賞後の感想

まず思った事は

あんなに切なくて美しい『September』初めて聞いた!!!
みんなそう思いませんか!?

『最強のふたり』超えました!!

人間のような動物たちが生きる世界で、孤独なドッグ(犬)。
友達やパートナーがいる人達を羨んでいるところ、ロボットがあなたの友達になると言うCMを見てすぐに注文する。
やっとやってきたロボットを自らの手で作り上げて幸せな日常が訪れる。

ここでのドッグが作ったロボットは現実世界でいえばほとんど恋人のような、パートナーのようなずっと一緒にいるのが当たり前の存在になっている。

そんな中で起きるトラブル。
このトラブルが起きた時のドッグの顔が
絶対に諦めたくない。なんとかしたい!
見ている側にも伝わってくる。

しかし
ロボットを助けるために行動するがうまくいかない。
非合法からも、正攻法から全てがうまくいかない。時を待つしか無くなる。

そんな時にも日常の生活はあり、ロボットを忘れるために色々するが全部うまくいかない。
何かとロボットとの生活や素敵な日々をフラッシュバックの様に思い出してしまう。

なんかロボットのことを忘れてしまったのかな?と思っていると件の日にはやっとこの日がやってきたとばかりの動きを見せる。
実はここも私たちも通常はそうかもと思わされる。
どんなに辛いことがあっても日常は訪れるし、楽しくいてはいけないわけではないし、諦めようとしたりする。
でもやはり忘れられないよ!
この繰り返しを自分もやってしまうなぁと思う人は少なくないはず。

実はロボット側も同じようにドッグのことを思っている。

ロボットに感情はあるのか?
ロボットの感情はいつから生まれてきたのか?
ロボットがどうしょうもない状態の時に考えていることは全部ドッグのところに戻りたいと言う気持ちに繋がっている。

そして色々あって(本当に色々ある)
運命的な瞬間がやってくる

□新しいパートナーといる事のショックと驚き
□自分を求めていてくれたと思える瞬間の喜び
□今のパートナーとの生活、思い出

全ての事柄が合わさった時にまるでピュアな恋愛映画を見ているような気分になった。

そして思い出の『September』が流れた時の2人の息の合う踊りが二画面で表現されている。
息は合っていてももう会う事のない2人の気持ち。

ずるい……ずるいわ……Septemberの使い方ずるすぎる……!!

概ねドッグとロボットの2人の話に終始しました。

もう一考察なんですが、
この世界はロボットを普通に売っていてロボットを使う事は別におかしなことではないようなのですが、あまりにロボットとドッグの状況にシビアな対応をするのでロボットは認められているが、家族でも友人でもパートナーでもなく、あくまで道具という認識の世界なのかと思う。
その中で、ロボットを大切に扱う人を「変な人」とみなしているのかもしれません。
高速道路でロボットがドッグと海に向かっている時の隣に走っている車に乗っていたロボットの扱いを考えるとそうなのかもとは思います。

メインのキャラ以外の話で脇を固める動物たちの個性的なキャラクターも見事です!

例えばドッグが何かに驚いた時のリアクションや、ロボットが何かした時のリアクションもただのモブキャラというわけではなく小さくてもしっかりとアクションを起こしている。
「その世界に生きている」というのがきちんと描かれている。表現されています。

うさぎのボート乗りたち
猿の廃品回収屋
ワニのスクラップ屋
その息子の子ワニ
ロボットを見つけるラスカル
ドッグといい感じになるダッグ
他にもたくさんの動物たちが
ほぼ台詞なく叫びや喜びのジェスチャーだけで表現されたアニメーション。

実は本当に悪いやつはほとんどいなくて
「こいつ……この野郎……」と思えるのはみんなドッグとロボット側に立っているから。みんな自分の人生を生きているだけ。
ムカつきはするが。笑

本当に嫌な奴はスキー場のアリクイくらい。笑

そういやロボはずっと口笛で『September』吹いているんだなぁ……。
本当に心に残る素晴らしいアニメでした。
忘れらんねぇ。


おわりに

めっちゃ最高でした。

正直もう一度見たい……あの美しい瞬間をまた見たい!!

それと
パンフレット売り切れでしたーーーーー!!!

悔しい!!
パンフがあればもう少し細かく感想書けたのに!笑

通販でもう少したら販売が始まるようなので絶対買いたいところです。

『ロボット・ドリームズ』最高の映画体験でした。


それと宇多丸さんの評論はすごい。


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